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その生産数は約100機で、82機がネオ・ジオンの主力として実戦配備された。この内の10機が指揮官機で、旧[[ジオン軍]]の伝統に則り、指揮官機は頭部にブレードアンテナが装備される。また、一部パイロットに対しては塗装変更も許可されており、レズンの乗機はブレードアンテナ付きの隊長機で青色に塗られているが、性能は通常のギラ・ドーガと変わらない。
 
その生産数は約100機で、82機がネオ・ジオンの主力として実戦配備された。この内の10機が指揮官機で、旧[[ジオン軍]]の伝統に則り、指揮官機は頭部にブレードアンテナが装備される。また、一部パイロットに対しては塗装変更も許可されており、レズンの乗機はブレードアンテナ付きの隊長機で青色に塗られているが、性能は通常のギラ・ドーガと変わらない。
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ザクIIのコンセプトを踏襲した機体だけあって拡張性もかなり高い物となっており、ニュータイプ専用機として開発された[[ヤクト・ドーガ]]の原型機になっただけでなく、指揮官用機として開発された'''ギラ・ドーガ改'''や火力面を強化した'''ギラ・ドーガ重装型'''等といった[[オールドタイプ]]用の派生機も開発されている。そして、第2次ネオ・ジオン抗争終結後には、本機のコンセプトを更に発展させた機体として[[ギラ・ズール]]が開発されるに至っている。
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ザクIIのコンセプトを踏襲した機体だけあって拡張性もかなり高い物となっており、ニュータイプ専用機として開発された[[ヤクト・ドーガ]]の原型機になっただけでなく、指揮官用機として開発された'''ギラ・ドーガ改'''や火力面を強化した'''ギラ・ドーガ重装型'''等といった[[オールドタイプ]]用の派生機も開発されている。そして、第2次ネオ・ジオン抗争終結後には、本機のコンセプトを更に発展させた機体として[[ギラ・ズール]]が開発されるに至っている。更にはネオ・ジオンシンパが本機のコピー機を用いることもあった。そのため連邦軍は仮想敵として本機の研究が必要になり、資源再利用業者が回収した機体にジェガンのパーツを使用して改修し、更にアナハイムにも協力させることで体裁を整えたゴーグルタイプの連邦仕様が開発されている。
    
=== 劇中での様相 ===
 
=== 劇中での様相 ===
『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では、ネオ・ジオン軍の主力モビルスーツとして1全編に登場。描写からも、ロンド・ベル隊に所属するジェガンとの戦闘では、搭乗者達の士気の高さもあってなのか有利な様子を見せているが、[[アムロ・レイ]]の駆る[[リ・ガズィ]]や[[νガンダム]]を相手には、[[ギュネイ・ガス]]が[[ケーラ・スゥ]]を人質に取った状況以外では全く歯が立たない一方となっていた。また、[[クェス・パラヤ]]を呼び戻そうと[[ハサウェイ・ノア]]が持ち出してしまったジェガンには、当たり所が悪かったのか'''頭部のバルカン砲で落とされてしまう'''と言う憂き目に遭っていたりもする。
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『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では、ネオ・ジオン軍の主力モビルスーツとして全編に登場。描写からも、ロンド・ベル隊に所属するジェガンとの戦闘では、搭乗者達の士気の高さもあってなのか有利な様子を見せているが、[[アムロ・レイ]]の駆る[[リ・ガズィ]]や[[νガンダム]]を相手には、[[ギュネイ・ガス]]が[[ケーラ・スゥ]]を人質に取った状況以外では全く歯が立たない一方となっていた。また、[[クェス・パラヤ]]を呼び戻そうと[[ハサウェイ・ノア]]が持ち出してしまったジェガンには、当たり所が悪かったのか'''頭部のバルカン砲で落とされてしまう'''と言う憂き目に遭っていたりもする。
    
レズンの搭乗機は、性能こそ大幅な変化は無いものの、彼女の技量の高さもあってかジェガンを多数撃墜し、ケーラの搭乗する機体も圧倒していた。しかし、[[ラー・カイラム]]との戦闘で[[サイコフレーム]]の力を借りた[[チェーン・アギ]]によって対空機銃の攻撃に被弾して撃墜。同時に自らが落とされた事に驚愕を隠せなかったレズンも戦死している。またムサカ所属のレズン機以外に、レウルーラの格納庫に一機、青色塗装のギラ・ドーガが存在する。
 
レズンの搭乗機は、性能こそ大幅な変化は無いものの、彼女の技量の高さもあってかジェガンを多数撃墜し、ケーラの搭乗する機体も圧倒していた。しかし、[[ラー・カイラム]]との戦闘で[[サイコフレーム]]の力を借りた[[チェーン・アギ]]によって対空機銃の攻撃に被弾して撃墜。同時に自らが落とされた事に驚愕を隠せなかったレズンも戦死している。またムサカ所属のレズン機以外に、レウルーラの格納庫に一機、青色塗装のギラ・ドーガが存在する。
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『[[機動戦士ガンダムUC]]』では、ネオ・ジオン残党軍となる「[[袖付き]]」にて後継機のギラ・ズールと共に未だ第一線で運用されているが、これは当時の袖付きが慢性的に戦力不足となっている事に起因しており、実際に第2次ネオ・ジオン抗争以前より運用されていたモビルスーツが未だ現役で活躍し続け、中には本機の重装型仕様の機体も確認されている。腕部には袖付きの証となるエングレービングの装飾が追加されている他、原作小説版ではバナージとタクヤが資源再利用業者が回収してきたコックピットをビームで貫かれた残骸を見ている(OVAではアナハイム工専に保存されているザクIIに変更されている)。
 
『[[機動戦士ガンダムUC]]』では、ネオ・ジオン残党軍となる「[[袖付き]]」にて後継機のギラ・ズールと共に未だ第一線で運用されているが、これは当時の袖付きが慢性的に戦力不足となっている事に起因しており、実際に第2次ネオ・ジオン抗争以前より運用されていたモビルスーツが未だ現役で活躍し続け、中には本機の重装型仕様の機体も確認されている。腕部には袖付きの証となるエングレービングの装飾が追加されている他、原作小説版ではバナージとタクヤが資源再利用業者が回収してきたコックピットをビームで貫かれた残骸を見ている(OVAではアナハイム工専に保存されているザクIIに変更されている)。
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30年後の『[[機動戦士ガンダムF90]]』と『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』ではそれぞれ一機だけ登場。前者はジェガンのパーツを使用して改修された連邦仕様<ref>この為、[[バイアラン・カスタム|頭部モノアイカメラがゴーグルタイプに代わっており]]、メインカメラも増設されているなど、元のジオン系MSの印象は薄れている。当初は「'''シド専用ギラ・ドーガ改'''」と呼ばれていたが、[[MSV]]で既に同名のギラ・ドーガ改が存在する事もあってか『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』にて教導団仕様の機体である設定と「'''リア・ドーガ'''」という名称が与えられた。</ref>で、[[ガンダムF90]]2号機を奪われたシド・アンバーの代替機に充てられた。後者はネオ・ジオン残党の少女レイラ・ラギオールがトキオ・ランドール達をガレムソンの再来と勘違いして残党村の本機を持ち出して襲いかかるが、ハーディガンにあっさり無力化され、投降した上で誤解は解けている。
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30年後の『[[機動戦士ガンダムF90]]』と『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』ではそれぞれ一機だけ登場。前者はジェガンのパーツを使用して改修された先述の連邦仕様<ref>この為、[[バイアラン・カスタム|頭部モノアイカメラがゴーグルタイプに代わっており]]、メインカメラも増設されているなど、元のジオン系MSの印象は薄れている。当初は「'''シド専用ギラ・ドーガ改'''」と呼ばれていたが、[[MSV]]で既に同名のギラ・ドーガ改が存在する事もあってか『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』にて教導団仕様の機体である設定と「'''リア・ドーガ'''」という名称が与えられた。</ref>で、[[ガンダムF90]]2号機を奪われたシド・アンバーの代替機に充てられた。後者はネオ・ジオン残党の少女レイラ・ラギオールがトキオ・ランドール達をガレムソンの再来と勘違いして残党村の本機を持ち出して襲いかかるが、ハーディガンにあっさり無力化され、投降した上で誤解は解けている。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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