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=== 出生等における問題点 ===
 
=== 出生等における問題点 ===
作中では通常の人間は[[ナチュラル]]と呼ばれるが、彼等よりも身体能力や頭脳が優れており、[[医療・病障害|病気]]に対する抵抗力も持ち合わせる。しかし、先天性の障害を抱えて出生する等、必ずしも万能というわけでもない<ref>『機動戦士ガンダムSEED』終盤における回想シーンによると、子供の遺伝子を操作したとしても、必ずしも「親の希望した通りの結果にならない」場合が有る模様。ちなみに、[[トラウマイベント|親のエゴが直截的に描かれている場面]]でもある。事実、外伝『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』の登場人物であるカイト・マディガンは「希望通りにならなかった」として、親から捨てられた経緯を持つコーディネイターである。</ref><ref>外伝『DESTINY ASTRAY』に登場するザフト兵のリーカ・シェダーは先天性の盲目を患っており、眼鏡やゴーグル型の電磁デバイスを着用して視力を得ている。</ref>。また、[[ムウ・ラ・フラガ]]等、戦闘面においてコーディネイターに比肩する能力を持つナチュラルや、逆にコーディネイターでも能力的にナチュラルと大差が無い者も稀ながら存在する。その他、当然優れた資質を持っていたとしても、生活環境や当の本人がそれを伸ばす努力を怠る等の後天的理由によって、目の酷使による視力の低下や運動不足による肥満にもなりうる。
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作中では通常の人間は[[ナチュラル]]と呼ばれるが、彼等よりも身体能力や頭脳が優れており、[[医療・病障害|病気]]に対する抵抗力も持ち合わせる。しかし、先天性の障害を抱えて出生する等、必ずしも万能というわけでもない<ref>『機動戦士ガンダムSEED』終盤における回想シーンによると、子供の遺伝子を操作したとしても、必ずしも「親の希望した通りの結果にならない」場合が有る模様。ちなみに、[[トラウマイベント|親のエゴが直截的に描かれている場面]]でもある。事実、外伝『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』の登場人物であるカイト・マディガンは「希望通りにならなかった」として、親から捨てられた経緯を持つコーディネイターである。</ref><ref>外伝『DESTINY ASTRAY』に登場するザフト兵のリーカ・シェダーは先天性の盲目を患っており、眼鏡やゴーグル型の電磁デバイスを着用して視力を得ている。</ref>。また、[[ムウ・ラ・フラガ]]等、戦闘面においてコーディネイターに比肩する能力を持つナチュラルや、逆にコーディネイターでも能力的にナチュラルと大差が無い者も稀ながら存在する<ref>外伝『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』のイライジャ・キールが該当。イライジャ自身は当初ザフト軍所属だったが、ナチュラル水準の能力しか持たないため、コーディネイターである事を疑われたり、ナチュラルのスパイ呼ばわりされるなど悲惨な目にあっている。なお、グゥド・ヴェイアはイライジャの両親が「我が子が病魔に侵されず、健康でいて欲しいと願っただけかもしれない」と語っている。</ref>。その他、当然優れた資質を持っていたとしても、生活環境や当の本人がそれを伸ばす努力を怠る等の後天的理由によって、目の酷使による視力の低下や運動不足による肥満にもなりうる。
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更に作中で言及された問題として'''「第三世代以降のコーディネイターの出生率が、遺伝子を改良した故の弊害によって急速に低下している」'''というものが有る。そのため、コーディネイターによる国家である[[プラント]]においては「相性の良いコーディネイター同士しか結婚できない」という婚姻統制が敷かれている。このコーディネイターの出生率低下問題をめぐって、ナチュラルと交配<ref>これに関連して、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズでは「'''ハーフコーディネイター'''」というナチュラルとコーディネイターの間に産まれた者も少なからず存在する。今の所は[[エリカ・シモンズ]]の息子であるリュウタ・シモンズ、[[外伝]]『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』登場の地球連合軍所属のジスト・エルウェス、『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』登場のヴァレンティーナ・ビノン(全てSRW未登場)等はハーフコーディネイターだと判明している。<!-- MOOKにてリュウタは一応『SEED』本編に出た事が判明しています --></ref>による回帰を唱える[[シーゲル・クライン]]と遺伝子技術の進展による解決を唱える[[パトリック・ザラ]]が対立する事になり、また後に[[ギルバート・デュランダル]]が[[デスティニープラン]]を提唱する事になる。
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更に作中で言及された問題として'''「第三世代以降のコーディネイターの出生率が、遺伝子を改良した故の弊害によって急速に低下している」'''というものが有る。そのため、コーディネイターによる国家である[[プラント]]においては「相性の良いコーディネイター同士しか結婚できない」という婚姻統制が敷かれている。しかし、C.E.71の時点でも出生率は下がり続けているのが現状であり、コーディネイターの人口維持という観点では全く解決策が見いだせない状況にある。このコーディネイターの出生率低下問題をめぐって、ナチュラルと交配<ref>これに関連して、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズでは「'''ハーフコーディネイター'''」というナチュラルとコーディネイターの間に産まれた者も少なからず存在する。今の所は[[エリカ・シモンズ]]の息子であるリュウタ・シモンズ、[[外伝]]『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』登場の地球連合軍所属のジスト・エルウェス、『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』登場のヴァレンティーナ・ビノン(全てSRW未登場)等はハーフコーディネイターだと判明している。<!-- MOOKにてリュウタは一応『SEED』本編に出た事が判明しています --></ref>による回帰を唱える[[シーゲル・クライン]]と遺伝子技術の進展による解決を唱える[[パトリック・ザラ]]が対立する事になり、また後に[[ギルバート・デュランダル]]が[[デスティニープラン]]を提唱する事になる。
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書籍『機動戦士ガンダムSEED RGB』の[[カズイ・バスカーク]]が老人になったと思われる時代には'''コーディネイターの総数が激減'''しており、[[ブルーコスモス]]から守るため、保護政策が行われている模様。この時代はC.E.何年なのかは不明であり、SEED終了時に公開された内容であるため、続編作成以降にも適応される設定なのかは不明。この場合、コーディネイターの出生問題は解決には至らなかったと思われる。コーディネイター国家のプラントがどうなっているのかも不明だが、少なくともこの時代の地球連合や各国政府からコーディネイターは敵意を受けていない状況になっていると思われる。
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書籍『機動戦士ガンダムSEED RGB』の[[カズイ・バスカーク]]が老人になったと思われる時代には'''コーディネイターの総数が激減'''しており、[[ブルーコスモス]]から守るため、保護政策が行われている模様。この時代はC.E.何年なのかは不明であり、SEED終了時に公開された内容であるため、続編作成以降にも適応される設定なのかは不明。この場合、コーディネイターの出生問題は「コーディネイター同士の交配等による人口維持という観点では解決には至らなかったと思われる。コーディネイター国家のプラントがどうなっているのかも不明だが、少なくともこの時代の地球連合や各国政府からコーディネイターは敵意を受けていない状況になっていると思われる。
    
=== 来歴 ===
 
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