「蒼穹のファフナー」を編集中
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 『[[機動戦士ガンダムSEED]] | + | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』が大ヒットしてから半年、平井久司氏が再びキャラクターデザインを手掛けたことで話題となったジーベック制作のロボットアニメ。 |
− | + | 2005年には本編の前日談である『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』(SRW未参戦)が放映された。また、2010年には[[続編]]である劇場映画『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』が上映され、映画公開に併せ同年12月16日から21日まで『蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION』として舞台化された。 | |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
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:[[主人公]]。[[ファフナー]]は、'''一騎当千'''の活躍をする[[マークエルフ]]及び[[マークザイン]]。 | :[[主人公]]。[[ファフナー]]は、'''一騎当千'''の活躍をする[[マークエルフ]]及び[[マークザイン]]。 | ||
;[[皆城総士]] | ;[[皆城総士]] | ||
− | :一騎の親友。皆の城と呼べる[[ジークフリードシステム | + | :一騎の親友。皆の城と呼べる[[ジークフリードシステム]]により、ファフナー各機を指揮し、'''皆を総べる'''。 |
;[[遠見真矢]] | ;[[遠見真矢]] | ||
:[[ヒロイン]]。'''百発百中の狙撃手'''。ファフナーは、遠距離からの狙撃を得意とする[[マークジーベン]]。 | :[[ヒロイン]]。'''百発百中の狙撃手'''。ファフナーは、遠距離からの狙撃を得意とする[[マークジーベン]]。 | ||
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;[[ゴウバインヘルメット]] | ;[[ゴウバインヘルメット]] | ||
:ゴウバインを模したヘルメット。衛が戦闘時に着用する。 | :ゴウバインを模したヘルメット。衛が戦闘時に着用する。 | ||
− | ;[[ジークフリードシステム | + | ;[[ジークフリードシステム]] |
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;[[アルヴィス]] | ;[[アルヴィス]] | ||
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;[[ミール]] | ;[[ミール]] | ||
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::元から評価の高い曲だったが、[[ギャンブル|パチンコ]]のCMが放送されたことで一般層にも認知度が広がった。男女二人組の音楽ユニット「angela」を代表する曲の一つ。また、以降のシリーズでも一貫してangelaが主題歌を手掛けており、本作とangelaは非常に縁深い存在となっている。 | ::元から評価の高い曲だったが、[[ギャンブル|パチンコ]]のCMが放送されたことで一般層にも認知度が広がった。男女二人組の音楽ユニット「angela」を代表する曲の一つ。また、以降のシリーズでも一貫してangelaが主題歌を手掛けており、本作とangelaは非常に縁深い存在となっている。 | ||
::余談だが、オープニングアニメ冒頭で盛大なネタバレがある(作中で「いなくなる」面々は[[竜宮島]]から遠ざかり、生き残る面々は近づいてくる)ことは有名。ただし、これは偶然であるらしい。 | ::余談だが、オープニングアニメ冒頭で盛大なネタバレがある(作中で「いなくなる」面々は[[竜宮島]]から遠ざかり、生き残る面々は近づいてくる)ことは有名。ただし、これは偶然であるらしい。 | ||
+ | ::2017年にアニメ『アホガール』の主題歌『全力☆Summer!』のサビを『Shangri-La』のサビに差し替えるMAD動画が流行(逆パターンのMAD動画もある)し、その動画にKATSU氏[https://mobile.twitter.com/angela_KATSU/status/885940053653901312] などが反応し、同年9月のライブイベント『angela 全力☆Live!2017』では、『全力☆Summer!』の歌の途中で『Shangri-La』に変わるサプライズを披露するなど、angela側がネタにしている。<ref>さらなる余談であるが、アイドルマスターシリーズで『Shangri-La』は如月千早によってカバーされており、[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]で『全力☆Summer!』が棟方愛海によるカバーで実装された直後、ファンによって両曲を組み合わせた再現MADが作られた。</ref> | ||
::『[[スーパーロボット大戦K|K]]』『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』で戦闘BGMとして採用。ただし、後者ではデフォルトでは流れないので、設定する必要がある。 | ::『[[スーパーロボット大戦K|K]]』『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』で戦闘BGMとして採用。ただし、後者ではデフォルトでは流れないので、設定する必要がある。 | ||
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!話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ | !話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ | ||
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− | |1||楽園~はじまり|| | + | |1||楽園~はじまり|| || || |
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|2||告知~いのち|| || || | |2||告知~いのち|| || || | ||
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|5||約束~ちかい|| || || | |5||約束~ちかい|| || || | ||
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− | |6||翔空~ぎせい|| | + | |6||翔空~ぎせい|| || || |
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− | |7||家賊~おやこ|| | + | |7||家賊~おやこ|| || || |
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− | |8||確執~こうよう|| | + | |8||確執~こうよう|| || || |
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|9||同化~わかれ|| || || | |9||同化~わかれ|| || || | ||
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|10||分解~すれちがい|| || || | |10||分解~すれちがい|| || || | ||
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− | |11||旧新~じんるいぐん|| | + | |11||旧新~じんるいぐん|| || || |
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− | |12||不在~あせり|| | + | |12||不在~あせり|| || || |
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|13||侵蝕~フェストゥム|| || || | |13||侵蝕~フェストゥム|| || || | ||
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− | |14||覚醒~せんりょう|| | + | |14||覚醒~せんりょう|| || || |
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|15||記憶~さけび|| || || | |15||記憶~さけび|| || || | ||
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− | |16||朋友~おかえり|| | + | |16||朋友~おかえり|| || || |
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|17||生存~しかけ|| || || | |17||生存~しかけ|| || || | ||
301行目: | 300行目: | ||
|18||父親~おもいで|| || || | |18||父親~おもいで|| || || | ||
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− | |19||真矢~まなざし|| | + | |19||真矢~まなざし|| || || |
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|20||燈火~ともしび|| || || | |20||燈火~ともしび|| || || | ||
309行目: | 308行目: | ||
|22||守護~ちから|| || || | |22||守護~ちから|| || || | ||
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− | |23||劫掠~おとり|| | + | |23||劫掠~おとり|| || || |
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|24||対話~ミール|| || || | |24||対話~ミール|| || || | ||
319行目: | 318行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *前日談の『RIGHT OF LEFT』や、劇場版の『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』のようにファフナー関連作にはサブタイトルがつけられているが、実は最初に放映されたTV版の時点で「'''Dead Aggressor'''」というサブタイトルがあり、タイトルロゴの下側に小さく描かれている。 |
**しかし、これがメディアで表記・呼称されることは極めて少ない。ファンが他のファフナー関連作と区別するときでさえ「無印」「TV版」と呼ぶことがほとんどである。 | **しかし、これがメディアで表記・呼称されることは極めて少ない。ファンが他のファフナー関連作と区別するときでさえ「無印」「TV版」と呼ぶことがほとんどである。 | ||
**なお、この副題はそのまま読めば「死の攻撃隊」となり、ドラマの流れを仄めかすものだが、同時に「死を教導する者」という最後の展開にもかかるダブルミーニングとも取れる。 | **なお、この副題はそのまま読めば「死の攻撃隊」となり、ドラマの流れを仄めかすものだが、同時に「死を教導する者」という最後の展開にもかかるダブルミーニングとも取れる。 | ||
− | **厳密に言うと、関連作全てのロゴに「Dead Aggressor」の文字はあるので、シリーズ全体の正式なタイトルが「蒼穹のファフナー Dead | + | **厳密に言うと、関連作全てのロゴに「Dead Aggressor」の文字はあるので、シリーズ全体の正式なタイトルが「蒼穹のファフナー Dead Aggressor」がであるという見方もできる。と言っても前述の通り、公式にも基本的に言及されない部分である。 |
*「理由も知らされず突然戦いに巻き込まれた少年少女」というコンセプトの強調のためか、序盤は視聴者にもロクに状況説明がされないまま話が右往左往気味に展開する。この点はファンからの評価も芳しくなかったが、文芸統括を務めている冲方丁氏の奥方がプロデューサーに面と向かって'''「なんで、あんなにつまらないんですか?」'''と問い詰めた翌日、シリーズ構成が山野辺氏から冲方氏に交代したという伝説がある。 | *「理由も知らされず突然戦いに巻き込まれた少年少女」というコンセプトの強調のためか、序盤は視聴者にもロクに状況説明がされないまま話が右往左往気味に展開する。この点はファンからの評価も芳しくなかったが、文芸統括を務めている冲方丁氏の奥方がプロデューサーに面と向かって'''「なんで、あんなにつまらないんですか?」'''と問い詰めた翌日、シリーズ構成が山野辺氏から冲方氏に交代したという伝説がある。 | ||
**元々スタッフからの評価も芳しくなかったのも影響していたこともあり、この発言がトドメになったらしい。が、よりによって冲方氏にとばっちりが来る羽目になり、単独執筆する回の脚本を約十二時間以内に書き終えなければならない地獄を見る羽目になったという(本来は数日かけなければならないものを、'''帰りの電車でプロットを構成、自宅にて書き終えた''')。 | **元々スタッフからの評価も芳しくなかったのも影響していたこともあり、この発言がトドメになったらしい。が、よりによって冲方氏にとばっちりが来る羽目になり、単独執筆する回の脚本を約十二時間以内に書き終えなければならない地獄を見る羽目になったという(本来は数日かけなければならないものを、'''帰りの電車でプロットを構成、自宅にて書き終えた''')。 | ||
***ちなみに、その回が人気名高い第16話「朋友~おかえり」である。以降は後半(第16話以降)の展開が高く評価され、以降、OVA、劇場版そして[[続編]]と展開していくことになり、冲方丁氏も同シリーズ全体に関わっていくことになる。ただし、後半の展開も前半の積み重ねを踏まえてこそ感動が高まるような内容であり、前半が無意味になっているわけでは決してないので(前半のフォローと言ってしまえばそれまでだが)、後半のみの視聴は推奨されない。 | ***ちなみに、その回が人気名高い第16話「朋友~おかえり」である。以降は後半(第16話以降)の展開が高く評価され、以降、OVA、劇場版そして[[続編]]と展開していくことになり、冲方丁氏も同シリーズ全体に関わっていくことになる。ただし、後半の展開も前半の積み重ねを踏まえてこそ感動が高まるような内容であり、前半が無意味になっているわけでは決してないので(前半のフォローと言ってしまえばそれまでだが)、後半のみの視聴は推奨されない。 | ||
*ファフナーの原作、脚本を務め上げた冲方丁氏だが、氏は『[[機動戦士ガンダム]]』でおなじみの富野由悠季監督と何度か対談したことがある。二度目の参戦を飾った『[[スーパーロボット大戦UX]]』ではバイストン・ウェル戦記が縁深く、対談の縁あってか『[[聖戦士ダンバイン]]』では[[チャム・ファウ]]が、『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』では[[バイストン・ウェル|世界]]そのものと深いクロスオーバーが展開されている。 | *ファフナーの原作、脚本を務め上げた冲方丁氏だが、氏は『[[機動戦士ガンダム]]』でおなじみの富野由悠季監督と何度か対談したことがある。二度目の参戦を飾った『[[スーパーロボット大戦UX]]』ではバイストン・ウェル戦記が縁深く、対談の縁あってか『[[聖戦士ダンバイン]]』では[[チャム・ファウ]]が、『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』では[[バイストン・ウェル|世界]]そのものと深いクロスオーバーが展開されている。 | ||
− | * | + | *ニコニコ動画に『DESTINY』の第2クールED「LIFE GOES ON」と本作の映像を合わせたMADが投稿されていた。非常に出来が良く、評価も高かった<ref>原作者の冲方丁氏も視聴したという逸話がある。</ref>…が、後にUXで'''全く同じクロスオーバーをする'''とは当時誰も想像していなかっただろう。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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=== 小説版 === | === 小説版 === | ||
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