「異能生存体」を編集中
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ボトムズシリーズ]]の節々でその存在が語られる、約250億分の1という極めて低い遺伝確率で発生する生存率が極端に高く、異常なまでの回復力を持った生物。端的にいえば、'''「死なない人間」'''の事である。作中では主に[[キリコ・キュービィー]] | + | [[ボトムズシリーズ]]の節々でその存在が語られる、約250億分の1という極めて低い遺伝確率で発生する生存率が極端に高く、異常なまでの回復力を持った生物。端的にいえば、'''「死なない人間」'''の事である。作中では主に[[キリコ・キュービィー]]が該当すると目されている。 |
異能生存体の特徴としては、常識外れの極めて高い回復力を持ち、よほどの奇跡でもない限り死ぬ重傷を負っても、後遺症なくわずか数日で全快する<ref>『赫奕たる異端』作中で全身火傷、脊椎損傷、頭蓋骨陥没、内臓破裂、大腿骨複雑骨折という重傷を幾つも負いながらも生存し、わずか十日で病院から1人で抜け出した。</ref>といったもの。 | 異能生存体の特徴としては、常識外れの極めて高い回復力を持ち、よほどの奇跡でもない限り死ぬ重傷を負っても、後遺症なくわずか数日で全快する<ref>『赫奕たる異端』作中で全身火傷、脊椎損傷、頭蓋骨陥没、内臓破裂、大腿骨複雑骨折という重傷を幾つも負いながらも生存し、わずか十日で病院から1人で抜け出した。</ref>といったもの。 | ||
− | また、単に生命力や回復力が桁外れに高いだけではなく、自身の生命にかかわる危機に陥ると、さまざまな偶然が重なり<ref>作中の代表的な物としては、『赫奕たる異端』作中での[[テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ|テイタニア]]との決着時の「追い詰められ、意識がもうろうとした中、倒れる間際にほぼ気絶しながら撃ったアーマーマグナムの弾丸が床に跳弾し、わずかに歪んだテイタニアのATのコクピットの隙間を通って補助脳を撃ち抜き、補助脳を完全に機能を停止させ、生存した。」といったもの。</ref> | + | また、単に生命力や回復力が桁外れに高いだけではなく、自身の生命にかかわる危機に陥ると、さまざまな偶然が重なり<ref>作中の代表的な物としては、『赫奕たる異端』作中での[[テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ|テイタニア]]との決着時の「追い詰められ、意識がもうろうとした中、倒れる間際にほぼ気絶しながら撃ったアーマーマグナムの弾丸が床に跳弾し、わずかに歪んだテイタニアのATのコクピットの隙間を通って補助脳を撃ち抜き、補助脳を完全に機能を停止させ、生存した。」といったもの。</ref>キリコ本人は生存すると超常現象に近い能力も併せ持つ。いわば'''世界自体がキリコを生存させようとしている'''と考えるといいかもしれない。 |
− | + | 簡単に説明すれば、主人公が死亡しそうになるとご都合主義な展開が発生する、'''主人公補正'''を能力として設定に組み込んだということである。 | |
上記の通り、この能力の持ち主は文字通り神がかり的なまでに「死なない」が、しかしながら「怪我を負わない」わけでも「痛みを感じない」わけではなく、作中普通なら死亡する重傷を幾度も経験している。また、キリコが能力の幸運で生存しても、周りの人間の生存までは保障されるわけでなく、「キリコの仲間は全滅したがキリコだけが偶然的に生き残ることが出来た」といった場面は多く存在する。 | 上記の通り、この能力の持ち主は文字通り神がかり的なまでに「死なない」が、しかしながら「怪我を負わない」わけでも「痛みを感じない」わけではなく、作中普通なら死亡する重傷を幾度も経験している。また、キリコが能力の幸運で生存しても、周りの人間の生存までは保障されるわけでなく、「キリコの仲間は全滅したがキリコだけが偶然的に生き残ることが出来た」といった場面は多く存在する。 | ||
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<!-- なお、[[ワイズマン]]がいうところの異能者と同一の存在であるかは明言されていない。ただし『幻影編』(SRW未参戦)の作中における神の子(異能者)の判別方法は[[アーマード・トルーパー]]で踏み潰しても生存するか否かで判断するというものであり、これは異能者というより異能生存体の判別方法である。--> | <!-- なお、[[ワイズマン]]がいうところの異能者と同一の存在であるかは明言されていない。ただし『幻影編』(SRW未参戦)の作中における神の子(異能者)の判別方法は[[アーマード・トルーパー]]で踏み潰しても生存するか否かで判断するというものであり、これは異能者というより異能生存体の判別方法である。--> | ||
− | == | + | == スパロボにおける扱い == |
− | === [[第2次スーパーロボット大戦Z]]、[[第3次スーパーロボット大戦Z]]、[[スーパーロボット大戦T | + | === [[第2次スーパーロボット大戦Z]]、[[第3次スーパーロボット大戦Z]]、[[スーパーロボット大戦T]] === |
− | + | HPが10%以下になると命中・回避+30、格闘・射撃・防御・技量+20される。『第3次Z』以降では命中・回避も+20に弱体化された……ように見えて命中回避の計算が変わったことにより実質強化されている(『第3次Z』の命中・回避+20は『第2次Z』の命中・回避+40に相当する)。『第3次Z』『T』では[[エースボーナス]]により、HP30%以下でも発動するようになる。 | |
キリコ専用の特殊スキルとして登場するが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]』では一貫して「'''?????'''」と伏せられている。『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]』後半においてようやく「異能生存体」と表記される。 | キリコ専用の特殊スキルとして登場するが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]』では一貫して「'''?????'''」と伏せられている。『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]』後半においてようやく「異能生存体」と表記される。 | ||
− | キリコはこれに加えてデフォルトで[[底力]]L9を持っているため、HPが極限まで下がれば圧倒的な戦闘力を発揮できる。そのため、戦闘開始時に味方の[[てかげん]]をかけた[[マップ兵器]] | + | キリコはこれに加えてデフォルトで[[底力]]L9を持っているため、HPが極限まで下がれば圧倒的な戦闘力を発揮できる。そのため、戦闘開始時に味方の[[てかげん]]をかけた[[マップ兵器]]によってキリコ機のHPをわざと減らすプレイヤーも数多かった。 |
− | + | 『T』では「shoot down!」表記の仕様により、過去作に比べて敵の攻撃で技能を発動する調整が多少容易になった。 | |
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ストーリー上では、[[ズール皇帝]]を始めとする他作品の敵キャラ(しかも大ボス級)らがキリコの能力を特に危険視している等、彼がどれほど特異な存在かが伺える。 | ストーリー上では、[[ズール皇帝]]を始めとする他作品の敵キャラ(しかも大ボス級)らがキリコの能力を特に危険視している等、彼がどれほど特異な存在かが伺える。 | ||
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;[[バーコフ分隊]] | ;[[バーコフ分隊]] | ||
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+ | ;[[幸運強化]] | ||
+ | :『[[天空のエスカフローネ]]』に登場する強化措置。自身に有利な事象を人為的に引き起こすための運命改変が行われる。 | ||
+ | ;[[村雨健二]] | ||
+ | :『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』の登場人物。何度死ぬような目に遭ってもその度に復活する『不死身の村雨健二』。彼もまた「死なない」のではなく「死ねない」。 | ||
== 余談 == | == 余談 == |