「熱血最強ゴウザウラー」を編集中
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[[エルドランシリーズ]]の第3作にして、TVシリーズ最終作。そのタイトル通り元気な小学4年生が活躍するコミカルな作風だった前作『[[元気爆発ガンバルガー]]』に比べ、多感な小学6年生を[[主人公]]とし、よりシリアスでハードな物語が展開された。また、三人組だった前作の[[ガンバーチーム]]から、第1作『[[絶対無敵ライジンオー]]』の[[地球防衛組]]と同じ1クラス18人にメンバーが増員。再び個性豊かなクラスメイトたちによる群像劇が繰り広げられることとなった。 | [[エルドランシリーズ]]の第3作にして、TVシリーズ最終作。そのタイトル通り元気な小学4年生が活躍するコミカルな作風だった前作『[[元気爆発ガンバルガー]]』に比べ、多感な小学6年生を[[主人公]]とし、よりシリアスでハードな物語が展開された。また、三人組だった前作の[[ガンバーチーム]]から、第1作『[[絶対無敵ライジンオー]]』の[[地球防衛組]]と同じ1クラス18人にメンバーが増員。再び個性豊かなクラスメイトたちによる群像劇が繰り広げられることとなった。 | ||
− | 物語の根幹には「'''人が持つ心の力'''」というテーマがあり、熱い血の通わぬ[[機械化帝国]]の冷酷な策略に対し、[[ザウラーズ]]は[[友情]]や[[勇気]]、[[根性]]といった心の力で立ち向かっていく。その傾向は後半、第三の敵幹部である[[エンジン王]]の登場後さらに顕著になる。心の力を科学的に解析し、自らの力にしようとするエンジン王が「心」の本当の意味を知り、最終的には創造主たる[[ | + | 物語の根幹には「'''人が持つ心の力'''」というテーマがあり、熱い血の通わぬ[[機械化帝国]]の冷酷な策略に対し、[[ザウラーズ]]は[[友情]]や[[勇気]]、[[根性]]といった心の力で立ち向かっていく。その傾向は後半、第三の敵幹部である[[エンジン王]]の登場後さらに顕著になる。心の力を科学的に解析し、自らの力にしようとするエンジン王が「心」の本当の意味を知り、最終的には創造主たる[[機械神]]に立ち向かい散っていくドラマチックな展開は今だに評価が高く、本作の『[[スーパーロボット大戦NEO]]』への参戦が告知された際には[[隠し要素]]としてエンジン王の[[スパロボ補正|生存および自軍参加を望む声]]も多く見られた。 |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
− | 「全宇宙に鋼鉄の秩序を」を合言葉に[[太陽系]]の惑星を次々と機械化していく機械化帝国が、ついに[[地球]]にその魔手を伸ばした。光の勇者[[エルドラン]] | + | 「全宇宙に鋼鉄の秩序を」を合言葉に[[太陽系]]の惑星を次々と機械化していく機械化帝国が、ついに[[地球]]にその魔手を伸ばした。光の勇者[[エルドラン]]がこれに対抗するも、機械化帝国は6400万年前の地球にも同時侵攻を開始。エルドランは現代と恐竜時代、二つの地球の同時防衛を余儀なくされてしまう。 |
エルドランによって選ばれた春風小学校6年2組の面々は、恐竜ロボット「[[ゴウザウラー]]」を擁する第三の防衛チーム「ザウラーズ」として、様々な困難に見舞われながらも機械化帝国と熾烈な戦いを繰り広げるのだった。 | エルドランによって選ばれた春風小学校6年2組の面々は、恐竜ロボット「[[ゴウザウラー]]」を擁する第三の防衛チーム「ザウラーズ」として、様々な困難に見舞われながらも機械化帝国と熾烈な戦いを繰り広げるのだった。 | ||
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== 用語 == | == 用語 == | ||
;[[ザウラーズ]] | ;[[ザウラーズ]] | ||
− | : | + | :ゴウザウラーを託された6年2組の子供たちが、自分たちに付けたチーム名。 |
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;春風小学校 | ;春風小学校 | ||
− | : | + | :ザウラーズの子供たちが通っている小学校。ゴウザウラーのコアロボと融合してしまい、発進時には校舎としての内装を残したまま各コアロボとなるため、発進時には校舎の該当部分がそっくりそのままなくなってしまう。 |
:さらにエルドランの<del>嫌がらせ</del>配慮なのかマグナザウラーも密かに校舎と一体化しており、グランザウラーもいつの間にか敷地内に格納庫が作られていた。 | :さらにエルドランの<del>嫌がらせ</del>配慮なのかマグナザウラーも密かに校舎と一体化しており、グランザウラーもいつの間にか敷地内に格納庫が作られていた。 | ||
;[[機械化帝国]] | ;[[機械化帝国]] | ||
− | : | + | :全宇宙の機械化を目論む、本作の敵勢力。 |
;[[機械化獣]] | ;[[機械化獣]] | ||
:[[機械化帝国]]の尖兵。 | :[[機械化帝国]]の尖兵。 | ||
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ||
:2018年11月に期間限定参戦。プラモデル 「HG 1/300 ゴウザウラー」の発売に合わせての参戦となる<ref>[https://twitter.com/yamadaxtakahiro/status/1060728078400274432 Twitter - やまだたかひろ]より</ref>。 | :2018年11月に期間限定参戦。プラモデル 「HG 1/300 ゴウザウラー」の発売に合わせての参戦となる<ref>[https://twitter.com/yamadaxtakahiro/status/1060728078400274432 Twitter - やまだたかひろ]より</ref>。 | ||
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== 各話リスト == | == 各話リスト == | ||
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==余談== | ==余談== | ||
− | *本作の舞台となる「春風町」のデザインは、後に同じサンライズ作品『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]] | + | |
+ | *本作の舞台となる「春風町」のデザインは、後に同じサンライズ作品『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』の舞台「星見町」として流用・アレンジされている。 | ||
**特に、『電童』の星見小学校のデザインは、本作の春風小学校そのものである。 | **特に、『電童』の星見小学校のデザインは、本作の春風小学校そのものである。 | ||
− | * | + | *『ライジンオー』『ガンバルガー』とは映像ソフトや音楽の制作担当会社が異なっている。そのためか、エルドランシリーズ各作品のDVD-BOXが発売された際に前二作は連動特典の[[ドラマCD]]が企画されて競演を果たしているが、本作は競演することができなかった。 |
− | ** | + | **また、前二作はDVD-BOXの生産期間終了後に単品のDVDが販売されレンタルも行われているが、本作は単品DVDの販売・レンタルが行われていない(ただし動画配信サイトでの公式有料配信は三作全てで行われている)。 |
− | **後に発売されたBlu-ray | + | **後に発売されたBlu-ray BOXは販売会社が同じになり、三作連動の購入特典が企画されている。 |
− | * | + | *番組制作当時は、「恐竜は約6550万年前の巨大隕石衝突を原因として絶滅した」というのが通説であったのに対し、本作では「'''6400万年前'''が恐竜の時代」として扱われている。 |
*『スーパーロボット大戦NEO』参戦以前に[[未参戦作品]]の話題で本作の名が挙がった際には'''「恐竜が正義の味方である『ゴウザウラー』と、『[[ゲッターロボ]]』の[[恐竜帝国]]の存在をどう辻褄併せるか」'''という議論になるケースが多かった。 | *『スーパーロボット大戦NEO』参戦以前に[[未参戦作品]]の話題で本作の名が挙がった際には'''「恐竜が正義の味方である『ゴウザウラー』と、『[[ゲッターロボ]]』の[[恐竜帝国]]の存在をどう辻褄併せるか」'''という議論になるケースが多かった。 | ||
**実際に『ゴウザウラー』が参戦した作品における[[ゲッターロボシリーズ]]は、『NEO』では『[[新ゲッターロボ]]』、『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』と、いずれも恐竜帝国が存在していない世界観の作品が選出されている。 | **実際に『ゴウザウラー』が参戦した作品における[[ゲッターロボシリーズ]]は、『NEO』では『[[新ゲッターロボ]]』、『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』と、いずれも恐竜帝国が存在していない世界観の作品が選出されている。 | ||
− | * | + | *本作が放映開始した1993年は大ヒット映画『ジュラシック・パーク』が公開された年でもあり、日本でも恐竜ブームに便乗した作品が続出した。 |
==脚注== | ==脚注== |