「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を編集中
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[[ガンダムシリーズ]]の一作であり、過去に「厄祭戦」と呼ばれる大規模な戦乱が起きた世界を舞台に、テラフォーミング化された[[火星]]で暮らす少年兵や孤児達の物語を描く。「少年キャラクター達によるドラマ性の高いストーリー」と「戦いを通じて段階的に進化していくガンダム」が作品テーマとして掲げられている。分割2期構成で、2015年から2016年にかけて第1期が、2016年から2017年にかけて第2期が放映された。視聴者からの通称は『'''鉄血'''』『'''オルフェンズ'''』『'''鉄オル'''』等。なお、タイトルの「オルフェンズ」とは[[英語]]で「孤児(達)」<ref>『[[ブレンパワード (TV)|ブレンパワード]]』に登場する遺跡「[[オルファン]]」(Orphan)もまた、同じ意味である。</ref>を意味する。 | [[ガンダムシリーズ]]の一作であり、過去に「厄祭戦」と呼ばれる大規模な戦乱が起きた世界を舞台に、テラフォーミング化された[[火星]]で暮らす少年兵や孤児達の物語を描く。「少年キャラクター達によるドラマ性の高いストーリー」と「戦いを通じて段階的に進化していくガンダム」が作品テーマとして掲げられている。分割2期構成で、2015年から2016年にかけて第1期が、2016年から2017年にかけて第2期が放映された。視聴者からの通称は『'''鉄血'''』『'''オルフェンズ'''』『'''鉄オル'''』等。なお、タイトルの「オルフェンズ」とは[[英語]]で「孤児(達)」<ref>『[[ブレンパワード (TV)|ブレンパワード]]』に登場する遺跡「[[オルファン]]」(Orphan)もまた、同じ意味である。</ref>を意味する。 | ||
− | 本作に登場する人型機動兵器([[モビルスーツ]])はこれまでのガンダム作品と比較してかなり強固に描かれており、武装もビーム兵器が主体ではなく、ほぼ全てに実体弾や実体剣、鈍器等が用いられている<ref>これは長井龍雪監督の意向も多分に含まれている。</ref>。また、いわゆるヤクザやマフィアのような「任侠物」の要素も取り入れられており、[[暗殺]]や謀殺も多く描写されている。こういった作風の為、戦闘ではコックピットを潰されて圧死するパイロットの描写が度々あり<ref> | + | 本作に登場する人型機動兵器([[モビルスーツ]])はこれまでのガンダム作品と比較してかなり強固に描かれており、武装もビーム兵器が主体ではなく、ほぼ全てに実体弾や実体剣、鈍器等が用いられている<ref>これは長井龍雪監督の意向も多分に含まれている。</ref>。また、いわゆるヤクザやマフィアのような「任侠物」の要素も取り入れられており、[[暗殺]]や謀殺も多く描写されている。こういった作風の為、戦闘ではコックピットを潰されて圧死するパイロットの描写が度々あり<ref>一方で「撃墜された機体が爆発を起こす」というロボットアニメにおける定番の演出はあまり行われない</ref>、ある人物の回想で義父から性的虐待を受けていた事後や性行為の暗喩、自殺等の場面がある等、性や暴力の描写に関し、全日帯の地上波アニメとしては少々過激とも思える表現が見られる<ref>もっとも、2000年代以降のMBS制作アニメは全体的にそういった傾向が強く、特に本作の放送枠であった「日5」の前身である「土6」においては『[[機動戦士ガンダムSEED]]』などでBPOに多くの苦情が寄せられる事も珍しくない程であった。</ref>。作品の構想自体は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』より以前に企画されていた事が長井監督により語られており、同時に本作のモチーフとなったものが幕末に活躍した[[江戸時代#新選組|新選組]]である事も明かされている。そのため、シナリオ・登場人物・組織等に新選組の要素が取り入れられている。 |
− | 公式[[外伝]]作品として、[[月]]周辺のコロニーを舞台とした漫画作品『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼(げっこう)』が2015年 - | + | 公式[[外伝]]作品として、[[月]]周辺のコロニーを舞台とした漫画作品『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼(げっこう)』が2015年 - 2018年にかけて展開された。またテレビシリーズ終了後にファーストシーズン・セカンドシーズン間の空白期間における[[金星|金星圏]]での出来事を描く[[コンピュータゲーム|アプリゲーム]]『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』が発表されている(配信時期未定)。 |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
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スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]] | *[[メカ&キャラクターリスト/DD]] | ||
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=== 主要人物 === | === 主要人物 === | ||
;[[三日月・オーガス]] | ;[[三日月・オーガス]] | ||
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;[[チャド・チャダーン]] | ;[[チャド・チャダーン]] | ||
:ヒューマンデブリの一人。 | :ヒューマンデブリの一人。 | ||
− | ; | + | ;ダンテ・モグロ |
:ヒューマンデブリの一人。 | :ヒューマンデブリの一人。 | ||
− | ; | + | ;ハッシュ・ミディ |
:第2期からの新団員の一人。 | :第2期からの新団員の一人。 | ||
− | ; | + | ;ザック・ロウ |
:第2期からの新団員の一人。 | :第2期からの新団員の一人。 | ||
− | ; | + | ;デイン・ウハイ |
:第2期からの新団員の一人。 | :第2期からの新団員の一人。 | ||
;デクスター・キュラスター | ;デクスター・キュラスター | ||
132行目: | 130行目: | ||
;[[ガエリオ・ボードウィン]] | ;[[ガエリオ・ボードウィン]] | ||
:マクギリスの友人の特務三佐。 | :マクギリスの友人の特務三佐。 | ||
− | ; | + | ;カルタ・イシュー |
:セブンスターズのイシュー家当主。 | :セブンスターズのイシュー家当主。 | ||
− | + | ;ラスタル・エリオン | |
− | ; | ||
:セブンスターズのエリオン家当主。 | :セブンスターズのエリオン家当主。 | ||
− | ; | + | ;イオク・クジャン |
:セブンスターズのクジャン家当主。 | :セブンスターズのクジャン家当主。 | ||
− | ; | + | ;イズナリオ・ファリド |
:セブンスターズのファリド家当主。 | :セブンスターズのファリド家当主。 | ||
;ガルス・ボードウィン | ;ガルス・ボードウィン | ||
149行目: | 146行目: | ||
;ヴィダール | ;ヴィダール | ||
:[[仮面キャラ|仮面]]を付けたアリアンロッド艦隊の兵士。 | :[[仮面キャラ|仮面]]を付けたアリアンロッド艦隊の兵士。 | ||
− | ; | + | ;ジュリエッタ・ジュリス |
:アリアンロッド艦隊のMSパイロット。 | :アリアンロッド艦隊のMSパイロット。 | ||
;ヤマジン・トーカ | ;ヤマジン・トーカ | ||
169行目: | 166行目: | ||
;ライザ・エンザ | ;ライザ・エンザ | ||
:青年将校のリーダー。 | :青年将校のリーダー。 | ||
− | ; | + | ;アルミリア・ボードウィン |
:ガエリオの妹。 | :ガエリオの妹。 | ||
;アグニカ・カイエル | ;アグニカ・カイエル | ||
:過去の厄災戦時に活躍した英雄。 | :過去の厄災戦時に活躍した英雄。 | ||
− | |||
− | |||
;[[ギャラルホルン兵]] | ;[[ギャラルホルン兵]] | ||
:ギャラルホルンの一般兵。 | :ギャラルホルンの一般兵。 | ||
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=== アーブラウ === | === アーブラウ === | ||
− | ; | + | ;蒔苗東護ノ介(まかない とうごのすけ) |
:アーブラウの代表。 | :アーブラウの代表。 | ||
− | ; | + | ;アンリ・フリュウ |
:次期代表を狙う女性議員。 | :次期代表を狙う女性議員。 | ||
− | ; | + | ;ラスカー・アレジ |
:蒔苗派の議員。 | :蒔苗派の議員。 | ||
235行目: | 230行目: | ||
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/DD]] | *[[メカ&キャラクターリスト/DD]] | ||
− | |||
− | |||
=== 鉄華団の兵器 === | === 鉄華団の兵器 === | ||
− | ;[[ガンダム・バルバトス]] | + | ;[[ガンダム・バルバトス]] |
− | + | :本作の主役機。[[天使・悪魔|悪魔]]の名前を冠しているように、禍々しい生物的なデザインが特徴。 | |
− | :; | + | :;ガンダム・バルバトスルプス |
::バルバトスの改修機。 | ::バルバトスの改修機。 | ||
− | ::; | + | ::;ガンダム・バルバトスルプスレクス |
:::ルプスの更なる改修機。 | :::ルプスの更なる改修機。 | ||
− | ; | + | ;ガンダム・グシオンリベイク |
:鹵獲したガンダム・グシオンを大幅改修した機体。 | :鹵獲したガンダム・グシオンを大幅改修した機体。 | ||
− | :; | + | :;ガンダム・グシオンリベイクフルシティ |
::グシオンリベイクの更なる改修機。 | ::グシオンリベイクの更なる改修機。 | ||
− | ; | + | ;ガンダム・フラウロス |
:第2期にて新たに発掘されたガンダム・フレーム機。ダインスレイヴの運用に特化した砲撃機で、現存のガンダム・フレームとは異なる設計思想を持っている。 | :第2期にて新たに発掘されたガンダム・フレーム機。ダインスレイヴの運用に特化した砲撃機で、現存のガンダム・フレームとは異なる設計思想を持っている。 | ||
− | ; | + | ;グレイズ改 |
:鹵獲したグレイズを改修した機体。 | :鹵獲したグレイズを改修した機体。 | ||
− | :; | + | :;グレイズ改弐(流星号) |
::グレイズ改の更なる改修機。シノの趣味に合わせた派手な外観となっている。 | ::グレイズ改の更なる改修機。シノの趣味に合わせた派手な外観となっている。 | ||
− | ; | + | ;獅電 |
:団員達が乗るテイワズ系列の量産機。 | :団員達が乗るテイワズ系列の量産機。 | ||
− | :; | + | :;獅電改(流星号) |
::獅電をシノ用に改修した機体。 | ::獅電をシノ用に改修した機体。 | ||
− | ::; | + | ::;雷電号 |
:::獅電改をライド用に改修した機体。 | :::獅電改をライド用に改修した機体。 | ||
− | :; | + | :;獅電オルガ機 |
::オルガ専用機。団員からの呼称は「王様の椅子」。 | ::オルガ専用機。団員からの呼称は「王様の椅子」。 | ||
− | ; | + | ;ランドマン・ロディ |
:マン・ロディの地上用改修機。 | :マン・ロディの地上用改修機。 | ||
;[[イサリビ]] | ;[[イサリビ]] | ||
:鉄華団が押収した元CGSの強襲装甲艦。 | :鉄華団が押収した元CGSの強襲装甲艦。 | ||
− | ; | + | ;ホタルビ |
:貨物船を改装した武装輸送船。 | :貨物船を改装した武装輸送船。 | ||
− | ; | + | ;クタン参型 |
:テイワズ製の輸送機。 | :テイワズ製の輸送機。 | ||
=== ギャラルホルンの兵器 === | === ギャラルホルンの兵器 === | ||
− | ; | + | ;ガンダム・キマリス |
:セブンスターズのボードウィン家所有のガンダム・フレーム機。 | :セブンスターズのボードウィン家所有のガンダム・フレーム機。 | ||
− | :; | + | :;ガンダム・キマリストルーパー |
::地上戦用に換装されたキマリス。 | ::地上戦用に換装されたキマリス。 | ||
;[[グレイズ]] | ;[[グレイズ]] | ||
:ギャラルホルンの主力量産機。 | :ギャラルホルンの主力量産機。 | ||
− | :; | + | :;グレイズ(地上戦仕様) |
::グレイズの地球配備機。 | ::グレイズの地球配備機。 | ||
− | :; | + | :;グレイズリッター |
::地球外縁軌道統制統合艦隊配備機。 | ::地球外縁軌道統制統合艦隊配備機。 | ||
− | :; | + | :;グレイズシルト |
::アリアンロッド艦隊配備機。 | ::アリアンロッド艦隊配備機。 | ||
;[[シュヴァルベ・グレイズ]] | ;[[シュヴァルベ・グレイズ]] | ||
:グレイズのエース仕様カスタム機。 | :グレイズのエース仕様カスタム機。 | ||
− | ; | + | ;グレイズ・アイン |
:阿頼耶識システムを搭載したグレイズ。 | :阿頼耶識システムを搭載したグレイズ。 | ||
− | ; | + | ;レギンレイズ |
:グレイズの次世代機にあたる新型機。 | :グレイズの次世代機にあたる新型機。 | ||
− | :; | + | :;レギンレイズ・ジュリア |
::レギンレイズのカスタム機。 | ::レギンレイズのカスタム機。 | ||
− | ; | + | ;ゲイレール |
:グレイズの前世代機。 | :グレイズの前世代機。 | ||
− | :; | + | :;ゲイレール・シャルフリヒター |
::ゲイレールの姉妹機。 | ::ゲイレールの姉妹機。 | ||
− | ; | + | ;フレック・グレイズ |
:グレイズの輸出用簡易モデル。 | :グレイズの輸出用簡易モデル。 | ||
− | ; | + | ;ガンダム・バエル |
− | |||
− | |||
:アグニカ・カイエルのガンダム・フレーム機。 | :アグニカ・カイエルのガンダム・フレーム機。 | ||
− | ; | + | ;ハーフビーク級戦艦 |
:ギャラルホルン宇宙艦隊の主力戦艦。 | :ギャラルホルン宇宙艦隊の主力戦艦。 | ||
:;スレイプニル | :;スレイプニル | ||
312行目: | 303行目: | ||
=== テイワズの兵器 === | === テイワズの兵器 === | ||
− | ; | + | ;百里 |
:テイワズが開発した高機動型MS。 | :テイワズが開発した高機動型MS。 | ||
− | ; | + | ;百錬 |
:テイワズの主力量産機。 | :テイワズの主力量産機。 | ||
− | :; | + | :;漏影 |
::素性を隠すために擬装された百錬の改修機。 | ::素性を隠すために擬装された百錬の改修機。 | ||
− | ; | + | ;辟邪 |
:新たに開発された新型機。 | :新たに開発された新型機。 | ||
− | ; | + | ;ハンマーヘッド |
:タービンズの母艦。 | :タービンズの母艦。 | ||
;黄金のジャスレイ号 | ;黄金のジャスレイ号 | ||
330行目: | 321行目: | ||
;[[マン・ロディ]] | ;[[マン・ロディ]] | ||
:ブルワーズの量産機。 | :ブルワーズの量産機。 | ||
− | ; | + | ;ユーゴー |
:夜明けの地平線団や傭兵が運用する機体。 | :夜明けの地平線団や傭兵が運用する機体。 | ||
− | ; | + | ;ガルム・ロディ |
:夜明けの地平線団の量産機。 | :夜明けの地平線団の量産機。 | ||
=== その他の兵器 === | === その他の兵器 === | ||
− | ; | + | ;スピナ・ロディ |
:武装も搭載可能な汎用作業機。 | :武装も搭載可能な汎用作業機。 | ||
− | ; | + | ;ジルダ |
:SAUやオセアニア連邦の量産機。 | :SAUやオセアニア連邦の量産機。 | ||
− | ; | + | ;グリムゲルデ |
:モンターク専用機。 | :モンターク専用機。 | ||
− | :; | + | :;ヘルムヴィーゲ・リンカー |
::グリムゲルデの改装機。 | ::グリムゲルデの改装機。 | ||
− | ; | + | ;ハシュマル |
:大型のモビルアーマー。 | :大型のモビルアーマー。 | ||
− | ; | + | ;プルーマ |
:ハシュマルの護衛を行う無人機。 | :ハシュマルの護衛を行う無人機。 | ||
;モビルワーカー | ;モビルワーカー | ||
356行目: | 347行目: | ||
;厄祭戦 | ;厄祭戦 | ||
:約300年前に起きた大規模な大戦。ギャラルホルンの創設者である英雄アグニカ・カイエルらの活躍によって終結したとされている。 | :約300年前に起きた大規模な大戦。ギャラルホルンの創設者である英雄アグニカ・カイエルらの活躍によって終結したとされている。 | ||
− | : | + | :「厄災戦」と誤表記される事が多いが、本作内での正規表記は「厄'''祭'''戦」である。注意したい。 |
− | |||
;CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ) | ;CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ) | ||
− | : | + | :火星のアーブラウ領クリュセ独立自治区を根城とする民間警備会社。一軍や参番組を部隊に持つ。 |
− | : | + | :ギャラルホルン襲撃時にオルガ達によって乗っ取られ、[[社長]]のマルバ・アーケイ達は追い出された。 |
− | |||
;[[鉄華団]](てっかだん) | ;[[鉄華団]](てっかだん) | ||
− | : | + | :オルガ達がCGSに対するクーデターを起こして設立した組織。元CGSの社員やテイワズから派遣された人員も所属している。 |
;クリュセ独立自治区 | ;クリュセ独立自治区 | ||
− | : | + | :火星に存在する都市で、地球の4大勢力のアーブラウの支配下にある。現在ではクリュセ首相の娘であるクーデリアを筆頭とした独立運動が盛んとなっている。 |
;4大勢力 | ;4大勢力 | ||
:ギャラルホルンの監視の下、現在の地球を分割統治している4つの国家組織。「アーブラウ」、「SAU(STRATEGIC ALLIANCE UNION)」、「アフリカンユニオン」、「オセアニア連邦」から成る。 | :ギャラルホルンの監視の下、現在の地球を分割統治している4つの国家組織。「アーブラウ」、「SAU(STRATEGIC ALLIANCE UNION)」、「アフリカンユニオン」、「オセアニア連邦」から成る。 | ||
;[[ギャラルホルン]] | ;[[ギャラルホルン]] | ||
− | : | + | :アグニカ・カイエルと彼の同志たる7つの名家「セブンスターズ」によって設立された治安維持組織。しかし、現在では腐敗しており、当初の理念は失われている。 |
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− | |||
;テイワズ | ;テイワズ | ||
:[[木星|木星圏]]に本拠を構え、[[アステロイド・ベルト|小惑星帯]]をも支配している[[企業|巨大企業体]]。…なのだが、その実態はヤクザやマフィアに近い。 | :[[木星|木星圏]]に本拠を構え、[[アステロイド・ベルト|小惑星帯]]をも支配している[[企業|巨大企業体]]。…なのだが、その実態はヤクザやマフィアに近い。 | ||
378行目: | 365行目: | ||
:惑星間等の航路に出没する宇宙海賊。作中では「ブルワーズ」や「夜明けの地平線団」等が登場する。 | :惑星間等の航路に出没する宇宙海賊。作中では「ブルワーズ」や「夜明けの地平線団」等が登場する。 | ||
:しかし、単なる「海賊」と言っても、多数のMSや艦船を所有し、時にはガンダム・フレーム機ですら持つ為、その戦力を侮る事はできない。 | :しかし、単なる「海賊」と言っても、多数のMSや艦船を所有し、時にはガンダム・フレーム機ですら持つ為、その戦力を侮る事はできない。 | ||
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;MS用フレーム | ;MS用フレーム | ||
:作中に登場するMSは全て「フレーム」を元にしており、その上に外装を纏っている。 | :作中に登場するMSは全て「フレーム」を元にしており、その上に外装を纏っている。 | ||
− | :フレーム種自体が機体種の識別点の一つとなっており、[[ガンダムタイプ]] | + | :フレーム種自体が機体種の識別点の一つとなっており、[[ガンダムタイプ]]である「ガンダム・フレーム」や、ギャラルホルン一般量産機用の「グレイズ・フレーム」、テイワズ運用機用の戦後製フレーム規格である「テイワズ・フレーム」、戦前から一般的に使われている「ロディ・フレーム」や「ヘキサ・フレーム」等がある。 |
;[[モビルアーマー]] | ;[[モビルアーマー]] | ||
:「厄祭戦の元凶」と言われる無人機動兵器。「人間を殺すこと」に特化した兵器であり、行動パターンも人口密集地やモビルスーツの攻撃を優先している。 | :「厄祭戦の元凶」と言われる無人機動兵器。「人間を殺すこと」に特化した兵器であり、行動パターンも人口密集地やモビルスーツの攻撃を優先している。 | ||
;エイハブ・リアクター | ;エイハブ・リアクター | ||
− | : | + | :本作の世界を支えるエネルギー機関。相転移炉の一種。MSの動力源でもあり、一機で街全体を賄う程の出力を持つ。ギャラルホルンによって技術は独占されている。 |
− | |||
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;ナノラミネートアーマー | ;ナノラミネートアーマー | ||
− | : | + | :エイハブ・リアクターによって発生するエイハブ・ウェーブによって衝撃吸収作用などを齎す特殊装甲。MSや艦艇の表面などに使われており、実弾や[[ビーム兵器]]に対して高い防御力を発揮する。本作のMSにビーム兵器が搭載されていないのはこれがあるためである。対処法は巨大な質量による打撃、高熱兵器、γナノラミネート反応を施した兵器、禁止兵器であるダインスレイヴのみ。 |
;[[阿頼耶識]](アラヤシキ)システム | ;[[阿頼耶識]](アラヤシキ)システム | ||
:厄祭戦時代に運用されていた機動兵器の操縦に用いる有機デバイスシステム。特殊な手術が必要であり、非人道的としてギャラルホルンによって使用が禁止されている。 | :厄祭戦時代に運用されていた機動兵器の操縦に用いる有機デバイスシステム。特殊な手術が必要であり、非人道的としてギャラルホルンによって使用が禁止されている。 | ||
;ダインスレイヴ | ;ダインスレイヴ | ||
− | : | + | :高硬度レアアロイ製の砲弾を、高初速で発射する兵器。火薬式の大砲やレールガンなど、発射する手段は複数存在する。ナノラミネートアーマーを一撃で貫徹できる為に厄祭戦のみならず、その後の人類同士の戦いでも多用された。[[核ミサイル|核兵器]]のように残留放射能などの汚染物質は出さないが、ギャラルホルンによって禁止兵器となっている。 |
;ヒューマンデブリ | ;ヒューマンデブリ | ||
:「デブリ(ゴミ)」同然の安価で人身売買される少年少女達。元々は浮浪児や孤児であり、組織に買われた場合、「所有物」として扱われる。 | :「デブリ(ゴミ)」同然の安価で人身売買される少年少女達。元々は浮浪児や孤児であり、組織に買われた場合、「所有物」として扱われる。 | ||
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== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
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::歌:MAN WITH A MISSION | ::歌:MAN WITH A MISSION | ||
::第1クールOP。 | ::第1クールOP。 | ||
− | :: | + | ::『DD』ではイベント「筋道と道筋」にてクエストBGMに採用。 |
:;「Survivor」(第14話 - 第25話) | :;「Survivor」(第14話 - 第25話) | ||
::歌:BLUE ENCOUNT | ::歌:BLUE ENCOUNT | ||
::第2クールOP。 | ::第2クールOP。 | ||
− | |||
:;「RAGE OF DUST」(第26話 - 第38話) | :;「RAGE OF DUST」(第26話 - 第38話) | ||
::歌:SPYAIR | ::歌:SPYAIR | ||
::第3クールOP。 | ::第3クールOP。 | ||
− | |||
:;「Fighter」(第39話 - 第50話) | :;「Fighter」(第39話 - 第50話) | ||
::歌:KANA-BOON | ::歌:KANA-BOON | ||
439行目: | 416行目: | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦DD]] | ;[[スーパーロボット大戦DD]] | ||
− | :初登場作品。ワールド4の主軸作品であり『[[蒼き流星SPTレイズナー]] | + | :初登場作品。ワールド4の主軸作品であり『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』『[[革命機ヴァルヴレイヴ]]』との絡みが多い。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 各話リスト == | == 各話リスト == | ||
473行目: | 444行目: | ||
| 第9話 || 盃 || || || | | 第9話 || 盃 || || || | ||
|- | |- | ||
− | | 第10話 || 明日からの手紙 || | + | | 第10話 || 明日からの手紙 || ガンダム・バルバトス(第4形態)<br />クタン参型<br />マン・ロディ || || |
|- | |- | ||
| 第11話 || ヒューマン・デブリ || [[ガンダム・グシオン]] || || 『DD』 | | 第11話 || ヒューマン・デブリ || [[ガンダム・グシオン]] || || 『DD』 | ||
485行目: | 456行目: | ||
| 第15話 || 足跡のゆくえ || || || | | 第15話 || 足跡のゆくえ || || || | ||
|- | |- | ||
− | | 第16話 || フミタン・アドモス || | + | | 第16話 || フミタン・アドモス || ガンダム・グシオンリベイク<br />グレイズ改二(流星号) || || |
|- | |- | ||
− | | 第17話 || クーデリアの決意 || | + | | 第17話 || クーデリアの決意 || ガンダム・キマリス || || 『DD』 |
|- | |- | ||
| 第18話 || 声 || || || | | 第18話 || 声 || || || | ||
|- | |- | ||
− | | 第19話 || 願いの重力 || ガンダム・バルバトス(第5形態)<br />漏影<br /> | + | | 第19話 || 願いの重力 || ガンダム・バルバトス(第5形態)<br />漏影<br />グレイズリッター || || |
|- | |- | ||
| 第20話 || 相棒 || || || | | 第20話 || 相棒 || || || | ||
|- | |- | ||
− | | 第21話 || 還るべき場所へ || ガンダム・バルバトス(第5形態地上戦仕様)<br />グレイズ(地上戦仕様) || || | + | | 第21話 || 還るべき場所へ || ガンダム・バルバトス(第5形態地上戦仕様)<br />グレイズ(地上戦仕様) || || |
|- | |- | ||
| 第22話 || まだ還れない || || || | | 第22話 || まだ還れない || || || | ||
|- | |- | ||
− | | 第23話 || 最後の嘘 || | + | | 第23話 || 最後の嘘 || ガンダム・バルバトス(第6形態) || || |
|- | |- | ||
− | | 第24話 || 未来の報酬 || | + | | 第24話 || 未来の報酬 || || || |
|- | |- | ||
− | | 第25話 || 鉄華団 || || || | + | | 第25話 || 鉄華団 || || || |
|} | |} | ||
511行目: | 482行目: | ||
! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ | ! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ | ||
|- | |- | ||
− | | 第26話 || 新しい血 || | + | | 第26話 || 新しい血 || ガンダム・バルバトスルプス<br />獅電<br />獅電改(流星号)<br />ガルム・ロディ || || |
|- | |- | ||
| 第27話 || 嫉心の渦中で || || || | | 第27話 || 嫉心の渦中で || || || | ||
|- | |- | ||
− | | 第28話 || 夜明け前の戦い || | + | | 第28話 || 夜明け前の戦い || ガンダム・グシオンリベイクフルシティ<br />ホタルビ<br />レギンレイズ<br />ユーゴー || || |
|- | |- | ||
− | | 第29話 || 出世の引き金 || | + | | 第29話 || 出世の引き金 || ガンダム・フラウロス || || |
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| 第30話 || アーブラウ防衛軍発足式典 || || || | | 第30話 || アーブラウ防衛軍発足式典 || || || | ||
529行目: | 500行目: | ||
| 第34話 || ヴィダール立つ || || || | | 第34話 || ヴィダール立つ || || || | ||
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− | | 第35話 || 目覚めし厄災 || グレイズシルト<br /> | + | | 第35話 || 目覚めし厄災 || グレイズシルト<br />ハシュマル || || |
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− | | 第36話 || 穢れた翼 || ヘルムヴィーゲ・リンカー<br /> | + | | 第36話 || 穢れた翼 || ヘルムヴィーゲ・リンカー<br />プルーマ || || |
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| 第37話 || クリュセ防衛戦 || || || | | 第37話 || クリュセ防衛戦 || || || | ||
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| 第41話 || 人として当たり前の || || || | | 第41話 || 人として当たり前の || || || | ||
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− | | 第42話 || 落とし前 || | + | | 第42話 || 落とし前 || ガンダム・バルバトスルプスレクス || || |
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− | | 第43話 || たどりついた真意 || | + | | 第43話 || たどりついた真意 || || || |
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| 第44話 || 魂を手にした男 || || || | | 第44話 || 魂を手にした男 || || || | ||
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**一番わかりやすい例は[[ガンダムタイプ|ガンダム]]の名に[[天使・悪魔|天使]]の名前を冠し[[GNドライヴ|オーバーテクノロジー]]を導入している『00』とは異なり、『鉄血』のガンダムは悪魔の名前を冠しロストテクノロジーで作られている。 | **一番わかりやすい例は[[ガンダムタイプ|ガンダム]]の名に[[天使・悪魔|天使]]の名前を冠し[[GNドライヴ|オーバーテクノロジー]]を導入している『00』とは異なり、『鉄血』のガンダムは悪魔の名前を冠しロストテクノロジーで作られている。 | ||
*本作の主人公である[[三日月・オーガス]]をはじめ鉄華団メンバーの多くが身元不明の孤児達である故か、キャラクターの大半に明確な[[年齢]]が設定されていない。 | *本作の主人公である[[三日月・オーガス]]をはじめ鉄華団メンバーの多くが身元不明の孤児達である故か、キャラクターの大半に明確な[[年齢]]が設定されていない。 | ||
− | * | + | *制作者曰く、映画『仁義なき戦い』シリーズの元になった事件「広島抗争」がモチーフになっているとの事。 |
− | ** | + | **もう一つの重要なモチーフとして挙げられたのが、『新撰組』である。 |
− | * | + | *ガンダムシリーズ作品のタイトル名は概ね横書き表記になっているが、その中で『鉄血のオルフェンズ』のタイトル名は縦書き表記になっている。 |
− | *制作局であるMBSテレビの番組改編に伴い2017年3月期をもって「日5枠」が廃止<ref> | + | *制作局であるMBSテレビの番組改編に伴い2017年3月期をもって「日5枠」が廃止<ref>その後のMBS制作の全国ネットアニメ枠は土曜早朝へ移行、TBS制作の全国ネットアニメ枠と統合し「アニメサタデー630」となったが、そちらも2019年6月を以って廃枠となり、MBS全国枠は金曜深夜の「スーパーアニメイズム」へと移行された。</ref>されたため、本作第2期が同アニメ枠の最終作となった。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == |