「攻略本」を編集中

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'''攻略本'''(こうりゃくぼん)とは、ゲームの攻略情報が記載された本。一般的に『ゲーム』における解決本として知られる。特にゲーム業界では重要な位置付けで、開発・販売元からの協力提供により販売される。
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一般的に『ゲーム』における解決本として知られる。特にゲーム業界では重要な位置付けで、開発・販売元からの協力提供により販売される。
  
 
== 概説 ==
 
== 概説 ==
基本的に本そのものはゲーム発売前とゲーム発売後というケースがあり、前者が事前情報を前提とした基礎情報編的なもので、後者は具体的な攻略をメインとしたものになる。
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基本的に本そのものはゲーム発売前とゲーム発売後というケースがあるが、前者がお手本要素に対し、後者は完全な解決要素である。特にスーパーロボット大戦シリーズにおける攻略本はゲームの性質上の需要の高さから、一時期は10社以上が参加するほどの隆盛を誇った。
  
特にスーパーロボット大戦シリーズにおける攻略本はゲームの性質上の需要の高さから、一時期は10社以上が参加するほどの隆盛を誇った。
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しかし長引く出版不況や、インターネットの一般普及によって簡単に追記・修正が可能且つ無料で利用できる攻略サイトの影響等により、攻略本をリリースする出版社は減少の一途を辿っている。2011年に発売された『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』では2社(メディアワークスとエンターブレイン、なお両者は合併・提携関係にある)までに激減し、2012年1月発売『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』においてはエンターブレイン1社のみとなった。
 
 
しかし長引く出版不況や、インターネットの一般普及によって簡単に追記・修正が可能且つ無料で利用できる攻略サイト<ref>ただし2010年代後半頃より台頭してきた「企業系Wiki」の乱立によりユーザー編集方式による攻略サイトは衰退しており、現在のゲーム攻略は動画投稿サイトやSNSがメインとなっている。</ref>の影響等により、攻略本をリリースする出版社は減少の一途を辿っている。2011年に発売された『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』ではメディアワークスとエンターブレイン(後にGzブレイン→KADOKAWA Game Rinkageへ。なお両者は現在は合併・提携関係にある)の2社までに激減し、2012年1月発売の『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』に至ってはエンターブレイン1社のみとなった。『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』はダウンロード専売だったためか1冊も発売されていない。また『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』『[[スーパーロボット大戦DD]]』といったオンライン系タイトルについても、頻繁にゲームデータを更新するという体裁上攻略本やそれに準じた書籍は現在まで発売されていない。
 
  
 
前述の通り、インターネットを用いた攻略サイトなどの出現により攻略本のリリースは減少こそしたものの、しかしながら攻略サイトの多くは有志による独自研究であることが多く、ゆえに「情報の精度や正確さ」においては開発側の協力を得て製作された攻略本にはどうしても劣るため、一部の難解な「[[隠し要素]]」は現在でも攻略本頼りなのが現状である。そのため、スパロボに限って言えば攻略本がリリースされることが完全に無くなる、ということは当分無さそうである。ただし、電子書籍などの進化にともない、紙媒体から電子媒体へと移行する可能性はある。事実、エンターブレイン刊行の「[[第3次Z天獄篇|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]パーフェクトバイブル」において、特典として付いてくる各種データやステージ情報、隠し要素などをまとめた「ポケットブック」がスマートフォン対応の電子書籍として(ギフトコードが)同封されている。
 
前述の通り、インターネットを用いた攻略サイトなどの出現により攻略本のリリースは減少こそしたものの、しかしながら攻略サイトの多くは有志による独自研究であることが多く、ゆえに「情報の精度や正確さ」においては開発側の協力を得て製作された攻略本にはどうしても劣るため、一部の難解な「[[隠し要素]]」は現在でも攻略本頼りなのが現状である。そのため、スパロボに限って言えば攻略本がリリースされることが完全に無くなる、ということは当分無さそうである。ただし、電子書籍などの進化にともない、紙媒体から電子媒体へと移行する可能性はある。事実、エンターブレイン刊行の「[[第3次Z天獄篇|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]パーフェクトバイブル」において、特典として付いてくる各種データやステージ情報、隠し要素などをまとめた「ポケットブック」がスマートフォン対応の電子書籍として(ギフトコードが)同封されている。
  
また、攻略本の売上にはゲーム自体の難易度や隠し要素の数なども関わっており、『[[スーパーロボット大戦MX]]』では難易度が低く隠し要素が殆どなかったため各社揃って攻略本の売上が低迷した<ref>『電撃ホビーマガジン 2005年6月号』131頁。</ref>という逸話を残している。逆に、『[[スーパーロボット大戦UX]]』は隠し要素の大半が難解かつ煩雑だったために攻略サイトも断定的な情報をなかなか明示することが出来ず、結局攻略本がリリースされるまで正確な解法がよくわからずじまいだった隠し要素もあるため、一部ではここまで難解にしたのはそうした攻略サイトへの牽制では?という声すら上がったほどである。
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また、攻略本の売上にはゲーム自体の難易度や隠し要素の数なども関わっており、『[[スーパーロボット大戦MX]]』では難易度が低く隠し要素が殆どなかったため攻略本の売上が芳しくなかったという逸話を残している。逆に、『[[スーパーロボット大戦UX]]』は隠し要素の大半が難解かつ煩雑だったために攻略サイトも断定的な情報をなかなか明示することが出来ず、結局攻略本がリリースされるまで正確な解法がよくわからずじまいだった隠し要素もあるため、一部ではここまで難解にしたのはそうした攻略サイトへの牽制では?という声すら上がったほどである。
  
2010年代以降の傾向として、ハードの高性能化や技術の向上によって、スパロボに限らず1本のゲームそのもののボリュームが大きくなり、相対的に攻略本の情報量も多くなったことにより、一冊一冊が分厚く、そして高額になっている傾向がある(参考までに、エンターブレイン刊行の『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]パーフェクトバイブル』は1冊あたり500ページ超の大ボリュームで、価格も1800円(税別)である)。
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近年の傾向として、ハードの高性能化や技術の向上によって、スパロボに限らず1本のゲームそのもののボリュームが大きくなり、相対的に攻略本の情報量も多くなったことにより、一冊一冊が分厚く、そして高額になっている傾向がある(参考までに、エンターブレイン刊行の『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]パーフェクトバイブル』は1冊あたり500ページ超の大ボリュームで、価格も1800円(税別)である)。
  
また、現在の攻略本は良くも悪くも「データベース」に徹した構成のものが多いが、かつての攻略本氾濫期にはかなり砕けた作りの攻略本や、多分に毒のある表現を多用する攻略本も少なくなかった。例として、[[ワザン・ルーン]]のパイロットデータの個別記事に「[[葵豹馬]]で始まって、ワザン・ルーンで終わるのもいつの間にか恒例になった」などと「攻略」っぽいことが全く書かれていなかったり、あるいは味方の[[二軍]]落ちパイロットや機体に対し、「[[張五飛|一応仲間になるくらいの認識でいい]]」「説明するのに困るくらい弱い」「'''無理を承知で誉めるのも疲れる'''ので、はっきり使えないと断言」など、あまりにも辛辣で毒の強いコメントが多数見受けられた。
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また、近年の攻略本は良くも悪くも「データベース」に徹した構成のものが多いが、かつての攻略本氾濫期にはかなり砕けた作りの攻略本や、多分に毒のある表現を多用する攻略本も少なくなかった。例として、[[ワザン・ルーン]]のパイロットデータの個別記事に「[[葵豹馬]]で始まって、ワザン・ルーンで終わるのもいつの間にか恒例になった」などと「攻略」っぽいことが全く書かれていなかったり、あるいは味方の[[二軍]]落ちパイロットや機体に対し、「[[張五飛|一応仲間になるくらいの認識でいい]]」「説明するのに困るくらい弱い」「'''無理を承知で誉めるのも疲れる'''ので、はっきり使えないと断言」など、(能力的にはたしかに間違ってはいないのだが)あまりにも辛辣で毒の強いコメントが多数見受けられた。
  
分岐シナリオのルート名が付けられていない作品の攻略本では、便宜上ルート名を付けている書籍もあるが、会社によって名称が異なるので注意されたい。
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またの分岐シナリオのルート名が付けられていない作品の攻略本では、便箋上ルート名を付けている書籍もあるが、会社によって名称が異なるので注意されたい。
  
 
攻略サイトへの情報源はあくまでユーザーによる草の根のみであるのに対して、攻略本はすべての情報源がメーカー公式という強みがあるため、現在では未公開ビジュアル(設定画・ラフ含む)や開発者インタビューといった資料的価値に重みを置くものが増えている。
 
攻略サイトへの情報源はあくまでユーザーによる草の根のみであるのに対して、攻略本はすべての情報源がメーカー公式という強みがあるため、現在では未公開ビジュアル(設定画・ラフ含む)や開発者インタビューといった資料的価値に重みを置くものが増えている。
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== 主な出版社 ==
 
== 主な出版社 ==
;KADOKAWA Game Linkage
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以下の二社は現在双方ともKADOKAWAの社内ブランドとなっている。
:エンターブレインより出版部門を継承したKADOKAWAの子会社。『ファミ通』レーベルより攻略本を刊行。αシリーズより参入。
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;アスキー・メディアワークス
:2019年10月をもって「Gzブレイン」から商号を変更、アスキー・メディアワークスのゲーム出版事業も同社へ移管され、『電撃』とブランドを統合する形となった。
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:『電撃』レーベルから攻略本を刊行。旧メディアワークス時代から刊行を続けている。
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;エンターブレイン
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:『ファミ通』レーベルから攻略本を刊行。αシリーズより参入。
  
 
=== 過去の出版社 ===
 
=== 過去の出版社 ===
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;アートプレスト
 
;アートプレスト
 
:バンプレスト傘下の出版社。2000年代のごく限られた時期に攻略本を刊行。
 
:バンプレスト傘下の出版社。2000年代のごく限られた時期に攻略本を刊行。
;アスキー・メディアワークス(電撃ブランド)
 
:『電撃』レーベルより攻略本を刊行。旧メディアワークス時代から刊行。
 
:2019年10月に前述のKADOKAWA Game Linkageへゲーム出版事業を移管し撤退。
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
  
 
{{DEFAULTSORT:こうりやくほん}}
 
{{DEFAULTSORT:こうりやくほん}}
 
[[Category:資料]]
 
[[Category:資料]]
 
[[カテゴリ:書籍]]
 
[[カテゴリ:書籍]]

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