「マジンエンペラーG」を編集中
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『[[スーパーロボット大戦V]]』で初登場した新たな[[マジンガー]]。マジンガーの系譜だが、[[マジンカイザー]]と同じくマジンガーの名詞ではなく「皇帝」の名を冠しており、ゲーム内でも「(偉大なる)魔神皇帝」との異名で呼ばれる場合がある。ちなみに、[[マジンガーZERO]]同様に黒目がある。 | 『[[スーパーロボット大戦V]]』で初登場した新たな[[マジンガー]]。マジンガーの系譜だが、[[マジンカイザー]]と同じくマジンガーの名詞ではなく「皇帝」の名を冠しており、ゲーム内でも「(偉大なる)魔神皇帝」との異名で呼ばれる場合がある。ちなみに、[[マジンガーZERO]]同様に黒目がある。 | ||
− | 「グレート'''スマッシャーパンチ'''」「グレート'''ブラスター''' | + | === 『[[スーパーロボット大戦V]]』における設定 === |
+ | [[グレートマジンガー]]をベースに、[[早乙女研究所]]から提供された[[ゲッター線]]テクノロジーを始めとする技術の粋を注ぎ込んで開発された。元々『V』におけるグレートは[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]がZEROに変貌するのを食い止める抑止力の役目を与えられており、マジンエンペラーGはそれが果たせなかった場合に備えて作られた機体である<ref>グレートマジンカイザーではない理由は、ZEROの持つ因果律兵器対策のため。『V』のZEROはスパロボ登場キャラの基本である「IFの存在」ではなく'''原作に出てきたZERO本人'''であるため、ZEROにとって既知の存在であるグレートカイザーは、因果律兵器の性質上全く歯が立たないことになる。</ref>。 | ||
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+ | 機体自体はZEROの出現前に完成していたが、起動ができず抑止力としての役目を果たすことは叶わなかった。しかし同時に改修を行っていた[[真ドラゴン]]のゲッター線を照射することで起動に成功、グレートマジンガーを[[自爆]]させたことで乗機を失った鉄也に届けられる。 | ||
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+ | 「グレート'''スマッシャーパンチ'''」「グレート'''ブラスター'''」といった武装名や「ゲッター線も開発素材に使用している」という設定はカイザー(特に「オリジナル版」こと『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』での)を彷彿とさせる。[[装甲]]には[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッターロボ]]にも使われている「ゲッター合金」が使用されているという説があるが、詳細は明言されていない。 | ||
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+ | === 『[[スーパーロボット大戦X]]』における設定 === | ||
+ | ZEROによって[[因果地平|因果の果て]]に追いやられた甲児と鉄也が、[[ゼウス神]]の導きにより可能性の光の彼方から呼び出した'''“最強のマジンガー”の象徴'''。そのため、詳しい出自は不明で、[[ロボット大図鑑]]で示唆される程度に留まっている。全てが終わった後はカイザーと共に元の世界へ返還された。 | ||
=== 誕生経緯 === | === 誕生経緯 === | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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=== VXT三部作 === | === VXT三部作 === | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}} | ||
− | : | + | :初登場作品。第39話「終焉への目覚め」で登場。改造はグレートから引き継がれる。 |
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:[[DLC]]「魔神激突、再び」で[[ケドラ]]に操られている時は、武装がルストタイフーン、グレートスマッシャーパンチ、グレートブラスターの3つだけになっており、搭乗者である鉄也の[[技量]]を活かした剣撃並びにサンダーボルトブレーカーは外れている(鉄也のカットインが入るため)。ただし、接近してグレートブラスターを繰り出す思考パターンなので、他の武器を見る機会はない。 | :[[DLC]]「魔神激突、再び」で[[ケドラ]]に操られている時は、武装がルストタイフーン、グレートスマッシャーパンチ、グレートブラスターの3つだけになっており、搭乗者である鉄也の[[技量]]を活かした剣撃並びにサンダーボルトブレーカーは外れている(鉄也のカットインが入るため)。ただし、接近してグレートブラスターを繰り出す思考パターンなので、他の武器を見る機会はない。 | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}} | ||
− | : | + | :第28話「闇と光」で登場。『V』より参戦が早くなった代わりに全体的な攻撃力が若干低下し、大技の武器特殊効果が外されているが消費ENが大きく下がり、カスタムボーナスの変更もあって継戦能力が大きく上がった。また、カイザーとの合体攻撃「魔神双皇撃」と、終盤限定だが新最強武器である「オレオールブースターG」が追加されている。 |
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}} | ||
− | : | + | :出典名義は「ダイナミック企画オリジナル」である。兜剣造博士により魔神パワーによってマジンガーZが暴走した際に止めるために開発された。なお、開発にはグレートマジンガーをベースにしている。 |
+ | :2018年7月のイベント「光の先に」より実装。SR・SSRシューターで後者は大器型。 | ||
:2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」の報酬ユニットとしてSSRアタッカーが登場。 | :2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」の報酬ユニットとしてSSRアタッカーが登場。 | ||
:2020年2月のイベント「受け継がれる牙」にてΩスキル搭載大器型SSRアタッカーが追加。XΩスキル対応(パートナーは[[マジンガーZERO]][Ω])であり、XΩユニットも同時に実装されている。 | :2020年2月のイベント「受け継がれる牙」にてΩスキル搭載大器型SSRアタッカーが追加。XΩスキル対応(パートナーは[[マジンガーZERO]][Ω])であり、XΩユニットも同時に実装されている。 | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}} | ||
:2章Part12より参戦。攻撃&防御タイプ。本作では[[マジンカイザー (OVA)|OVA版]]の[[剣鉄也 (OVA)|剣鉄也]]が搭乗する。 | :2章Part12より参戦。攻撃&防御タイプ。本作では[[マジンカイザー (OVA)|OVA版]]の[[剣鉄也 (OVA)|剣鉄也]]が搭乗する。 | ||
− | : | + | :本作では[[兜十蔵|十蔵]]が制作しており、[[マジンカイザー]]の損壊率が危機的状況に陥った際に起動している。また本来の名称は「マジンエンペラー」だが、鉄也が乗り換えた際にグレートの名を継ぐ存在として「G」を追加している。 |
− | + | :また不可解な点として、本体とパイルダーを別の場所で管理していたカイザーと異なり両方を一緒に管理していた事、甲児専用で設定されているカイザーと違いパイロットを限定していない事が挙げられており甲児を乗せたままカイザーが暴走した際の抑止力<ref>『DD』では2章Part12の時点で暴走していない。</ref>として建造されたという見解が立てられている。 | |
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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:背部のブースター、尾翼とウイングで構成された、スクランブルダッシュの強化型……と思いきや、『X』にてグレートブースターに相当する武器でもあったことが判明。 | :背部のブースター、尾翼とウイングで構成された、スクランブルダッシュの強化型……と思いきや、『X』にてグレートブースターに相当する武器でもあったことが判明。 | ||
:通常時のオレオールはマントのようにはためいているが、高速機動時は外側にスライドする形で変形、スクランブルダッシュ型の翼となる。また、サンダーボルトブレーカー使用時には帯電する。 | :通常時のオレオールはマントのようにはためいているが、高速機動時は外側にスライドする形で変形、スクランブルダッシュ型の翼となる。また、サンダーボルトブレーカー使用時には帯電する。 | ||
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:;オレオールブースターG | :;オレオールブースターG | ||
− | :: | + | ::「マジンエンペラーGの奥の手」にして「究極の一撃」。オレオールを翼に変形させ、超高速で飛行、限界まで加速したところで切り離して敵機に突撃させる。戦闘台詞から加速中は鉄也に凄まじいGがかかっていることがわかる。 |
::オレオール射出直後に一瞬だがスクランブルダッシュと同形状の翼を展開しているのが確認できることから、射出後の飛行能力を補う目的で通常のスクランブルダッシュも搭載している模様。 | ::オレオール射出直後に一瞬だがスクランブルダッシュと同形状の翼を展開しているのが確認できることから、射出後の飛行能力を補う目的で通常のスクランブルダッシュも搭載している模様。 | ||
− | :: | + | ::トドメ演出では爆発の背景にオレオールが離脱する様子が映り、直後のエンペラーの背部にオレオールがはためいているので、この間に再合体しているのだろう。 |
− | :: | + | ::『X』で追加された新たな最強武装だが、追加されるのが第48話の闇の帝王戦の途中からと遅く、終盤の数話しか使えないのがネックか。グレートブースターと違い、元々付けているものを射出するためかEN消費式の武装となっている。 |
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;ルストタイフーン | ;ルストタイフーン | ||
:口から突風を起こす。グレートタイフーンと違い酸を含んでいるため、トドメ演出で敵が風化により崩壊する。 | :口から突風を起こす。グレートタイフーンと違い酸を含んでいるため、トドメ演出で敵が風化により崩壊する。 | ||
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;グレートスマッシャーパンチ | ;グレートスマッシャーパンチ | ||
− | :ドリルプレッシャーパンチに相当する[[ロケットパンチ]] | + | :ドリルプレッシャーパンチに相当する[[ロケットパンチ]]系武装。腕部から鋭利な刃を出した上で高速回転させて放つ。刃の形状は[[グレンダイザー|スクリュークラッシャーパンチ]]に近い。 |
− | + | :『X』では演出自体はそのままにアニメーションが変更されている。 | |
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;エンペラーブレード | ;エンペラーブレード | ||
:マジンガーブレードに相当する二振りの両刃の剣。使用時に「[[ゲッタードラゴン|ダブルエンペラーブレード]]」と発する時もある。 | :マジンガーブレードに相当する二振りの両刃の剣。使用時に「[[ゲッタードラゴン|ダブルエンペラーブレード]]」と発する時もある。 | ||
− | : | + | :グレート同様に大腿部から射出。格納時は刀身部が蛇腹状に収納されており、取り出した後で展開する。接続し、ツインブレードとして扱うことも可能で、回転させながら敵を切り刻む。 |
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:『X-Ω』では通常攻撃に使用。 | :『X-Ω』では通常攻撃に使用。 | ||
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;グレートブラスター | ;グレートブラスター | ||
:ブレストバーンに相当する溶解熱線。胸の放熱板は二重構造になっており、まず前部放熱板が下がった後、後部放熱板が肩まで伸びる。 | :ブレストバーンに相当する溶解熱線。胸の放熱板は二重構造になっており、まず前部放熱板が下がった後、後部放熱板が肩まで伸びる。 | ||
:グレートマジンカイザーにも同名の武装が存在する。 | :グレートマジンカイザーにも同名の武装が存在する。 | ||
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;サンダーボルトブレーカー | ;サンダーボルトブレーカー | ||
− | : | + | :サンダーブレークに相当する電撃光線。単純にダメージを与えるのみならず、電撃で相手を拘束し、トドメに拳を握る動作に合わせて遠隔爆破する。さらに、電撃そのものも鞭の要領である程度制御することが可能。 |
:『V』では消費ENが70でサンダーブレークと同値だったが、『X』ではサイズ差補正無視が外された代わりに45と低くなっている。 | :『V』では消費ENが70でサンダーブレークと同値だったが、『X』ではサイズ差補正無視が外された代わりに45と低くなっている。 | ||
:『X-Ω』では必殺スキルに使用。 | :『X-Ω』では必殺スキルに使用。 | ||
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;エンペラーソード | ;エンペラーソード | ||
− | : | + | :マジンエンペラーG最強の必殺大剣。柄の部分はマジンエンペラーGの頭部がモチーフになっている。マジンエンペラーGが胸の前で拳を重ね合わせて電撃を発すると頭上から飛んできて地面に突き刺さるが、本体に内蔵されているのかどこからか召喚しているのかは不明。恐らく別空間から呼び出していると思われる。 |
− | + | :手に持った直後、エンペラーオレオールを翼に変え、'''[[真ゲッター1]]の如き変則機動で相手に肉薄'''。直後圧倒的質量による斬撃を繰り出し、切り刻んだ後空中に切り上げ、マジンエンペラーGのスピードを活かし相手をさらに切り刻む。台詞で「'''魔刃一閃'''」と言ってる割には乱舞技じゃないか、というツッコミは野暮だ。 | |
− | :手に持った直後、エンペラーオレオールを翼に変え、'''[[真ゲッター1]]の如き変則機動で相手に肉薄''' | + | :最初の一太刀で敵断面からエンペラーのアップが覗くカットはOVA版[[マジンカイザー|ファイナルカイザーブレード]]の演出が元。 |
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:『V』では消費ENが90と高かったが、『X』ではサイズ差補正無視、バリア貫通が外された代わりに60に下げられているため使いやすくなった。 | :『V』では消費ENが90と高かったが、『X』ではサイズ差補正無視、バリア貫通が外された代わりに60に下げられているため使いやすくなった。 | ||
− | :『X- | + | :『X-Ω』では「エンペラーソード(乱舞)」名義で、アタッカー版の必殺スキルに採用。 |
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=== [[合体攻撃]] === | === [[合体攻撃]] === | ||
;魔神双皇撃 | ;魔神双皇撃 | ||
− | : | + | :『X』で追加されたカイザーとの合体攻撃。光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃。命名はダイナミック企画<ref name="v" />。 |
:演出は[[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』の最終決戦でZEROに向けて無数の光子力から生み出されたスーパーロボット達と共にマジンガーZとグレートが放った光子力ビームとサンダーブレークの同時攻撃の再現と思われる。通常は終盤での追加だが、シークレットシナリオを通過した場合、早期に追加される。 | :演出は[[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』の最終決戦でZEROに向けて無数の光子力から生み出されたスーパーロボット達と共にマジンガーZとグレートが放った光子力ビームとサンダーブレークの同時攻撃の再現と思われる。通常は終盤での追加だが、シークレットシナリオを通過した場合、早期に追加される。 | ||
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;ダイナミックコンビネーション | ;ダイナミックコンビネーション | ||
− | :『X- | + | :『X-Ω』で追加されたZEROとのXΩスキル。 |
:光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃から始まり、ルストハリケーンとエンペラーブレードで切り込み、トドメにブレストファイヤーとグレートブラスターを放つ。 | :光子力ビームとサンダーボルトブレーカーの同時攻撃から始まり、ルストハリケーンとエンペラーブレードで切り込み、トドメにブレストファイヤーとグレートブラスターを放つ。 | ||
155行目: | 133行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
*頭部のコクピットは[[ブレーンコンドル]]の発展型のようなデザインになっており、スーパーロボット超合金では分離ギミックも有しているが詳細は不明。 | *頭部のコクピットは[[ブレーンコンドル]]の発展型のようなデザインになっており、スーパーロボット超合金では分離ギミックも有しているが詳細は不明。 | ||
− | ** | + | **名称についても同様に不明だったが、『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』にて「エンペラーコンドル」という名称が新たに付けられている。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |