「フルメタル・パニック! シリーズ」を編集中
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− | + | 賀東招二による「月刊ドラゴンマガジン」連載のライトノベルと、それを原作としたアニメシリーズ。幼少期から戦場に身を置き、生き抜いてきた兵士・[[相良宗介]]を[[主人公]]にしたSFミリタリーアクション作品。学園コメディの短編シリーズも発売された。 | |
− | + | 巨大ロボットモノであるが、携行する銃や航空機・艦船などロボット以外の兵器の大半が現実に存在するマシンで占められており、ロボット自体もヘリ等による輸送が可能な大きさに設定されている。 | |
− | + | ただし原作小説では物語が進むにつれ作品の根源をなすSF要素が顔を出していき、今まで主人公や対をなす敵が幾度となく使用してきた[[ラムダ・ドライバ]]の本質も明かされ、「歴史改変SF」としての物語が表面化していった。 | |
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この世界では、ソ連でペレストロイカを推進したミハイル・ゴルバチョフ書記長が暗殺されている。そのためソ連が崩壊しておらず、アフガン紛争がロボット兵器AS([[アーム・スレイブ]])の投入により早期に終結したことになっており、未だにソ連を初めとした東側諸国が勢力を持っているだけではなく、冷戦構造はむしろ拡大され、ドイツ、朝鮮半島、ベトナムに継いで中国までもが南北に分断されている(ただし、ドイツは史実通り統合している)。 | この世界では、ソ連でペレストロイカを推進したミハイル・ゴルバチョフ書記長が暗殺されている。そのためソ連が崩壊しておらず、アフガン紛争がロボット兵器AS([[アーム・スレイブ]])の投入により早期に終結したことになっており、未だにソ連を初めとした東側諸国が勢力を持っているだけではなく、冷戦構造はむしろ拡大され、ドイツ、朝鮮半島、ベトナムに継いで中国までもが南北に分断されている(ただし、ドイツは史実通り統合している)。 | ||
主人公・[[相良宗介]]が所属する傭兵部隊[[ミスリル]]は、そんな不安定な国際情勢の中、秩序安定を図る目的で結成された部隊であり、世界各地に姿を現す。 | 主人公・[[相良宗介]]が所属する傭兵部隊[[ミスリル]]は、そんな不安定な国際情勢の中、秩序安定を図る目的で結成された部隊であり、世界各地に姿を現す。 | ||
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+ | == スパロボシリーズにおいて == | ||
+ | シリアスな長編シリーズとコミカルな短編シリーズが並行して展開した小説作品であるが、この二つは完全にすみわけされており、原作の長編小説では短編のドタバタなノリを入れることは基本的に避けられていた。アニメでも短編と長編は別の作品として扱われている。しかしスパロボシリーズで参戦するときは長編と短編のどちらの要素も混ぜ合わせて取り入れられるのが特徴。場面によってキャラクタ-のノリがガラリと変わることに違和感を感じる人もいる。 | ||
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+ | シリーズ本筋の謎や[[伏線]]が解き明かされるのは原作小説の終盤のエピソードであり、2000年代に制作されたアニメ3作品では多くの謎が解き明かされないまま終わっている。スパロボのJとWは小説版で種明かしがされる前に開発されているため、両作ではクロスオーバーを駆使して原作とは全く異なる独自の解釈で伏線解消に努めている。 | ||
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+ | [[スーパーロボット大戦シリーズ]]初参戦の『[[スーパーロボット大戦J]]』、2回目の『[[スーパーロボット大戦W]]』ともアニメ版クレジットでの参戦。アニメ版3作目の『TSR』はWに参戦こそしているのだが、戦闘アニメーションは基本的にJの使い回しだったため、『TSR』でメカデザインが変更されたのにも関わらず第一作目のメカデザインで『TSR』のストーリーをなぞる形となっている。 | ||
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+ | 『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』にて、初参戦のJから約9年の時を経てアニメ3作がついに初の声付きで参戦。据え置き機への参戦も初であり、参戦自体も『[[スパロボ学園]]』以来の5年ぶりとなる。時獄編では主にアニメのエピソードを再現し、さらに続編『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]』ではファン待望の原作小説版の参戦が実現した。 | ||
== シリーズ一覧 == | == シリーズ一覧 == | ||
長編、短編、外伝は[[フルメタル・パニック! (原作小説版)]]を参照。 | 長編、短編、外伝は[[フルメタル・パニック! (原作小説版)]]を参照。 | ||
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=== スピンアウト作品 === | === スピンアウト作品 === | ||
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=== テーブルトークRPG === | === テーブルトークRPG === | ||
− | 制作は『[[マクロスF]]』のノベライズを手がけた小太刀右京氏とファーイースト・アミューズメント・リサーチ社。リプレイシリーズでもある『フルメタル・パニック!アンダカヴァ』も展開される。 | + | 制作は『[[マクロスF]]』のノベライズを手がけた小太刀右京氏とファーイースト・アミューズメント・リサーチ社。リプレイシリーズでもある『フルメタル・パニック!アンダカヴァ』も展開される。<br />なお、『アンダカヴァ』ではプレイヤーに原作イラストレーターである四季童子氏と[[テレサ・テスタロッサ]]役の声優であるゆかな氏が参加している。 |
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− | なお、『アンダカヴァ』ではプレイヤーに原作イラストレーターである四季童子氏と[[テレサ・テスタロッサ]]役の声優であるゆかな氏が参加している。 | ||
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| フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA わりとヒマな戦隊長の一日 || 2006年5月26日 || OVA | | フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA わりとヒマな戦隊長の一日 || 2006年5月26日 || OVA | ||
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− | + | | フルメタル・パニック! Invisible Victory || 2017年秋予定 || TV | |
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これらは後に地上波UHF枠とBS11にて2008年から1年をかけて3部作共に放送されている(ただし『TSR』は一部表現に修正が施されている他、最終話のラストシーンがカットされている)。 | これらは後に地上波UHF枠とBS11にて2008年から1年をかけて3部作共に放送されている(ただし『TSR』は一部表現に修正が施されている他、最終話のラストシーンがカットされている)。 | ||
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=== オーディオドラマ作品 === | === オーディオドラマ作品 === | ||
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| フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス || 2016年12月23日 || [https://www.youtube.com/watch?v=jMT7RVet9T0 ネット配信] | | フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス || 2016年12月23日 || [https://www.youtube.com/watch?v=jMT7RVet9T0 ネット配信] | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
*作者の賀東招二氏は大のスパロボファンである。ちなみに賀東氏のプレイスタイルは[[量産機]]でクリアするタイプだそうである。 | *作者の賀東招二氏は大のスパロボファンである。ちなみに賀東氏のプレイスタイルは[[量産機]]でクリアするタイプだそうである。 | ||
− | * | + | *フルメタのアニメ化が縁となったのか後に賀東氏は1期の制作会社であるGONZOと『ふもっふ』『TSR』の制作会社である京都アニメーションがそれぞれ制作したアニメ作品にて脚本家として参加するようにもなった(尤も、そのためにフルメタの執筆が遅れたのではないかと指摘された事もあったが)。 |
− | * | + | *タイトルの元ネタはアメリカの映画「フルメタル・ジャケット」。 |
**アメリカ海兵隊の下劣な罵倒が有名な作品であり、フルメタル・パニック「やりすぎのウォークライ」でもネタにされている。 | **アメリカ海兵隊の下劣な罵倒が有名な作品であり、フルメタル・パニック「やりすぎのウォークライ」でもネタにされている。 | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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*[http://www.fujimishobo.co.jp/sp/panic/ 富士見書房・特集ページ] | *[http://www.fujimishobo.co.jp/sp/panic/ 富士見書房・特集ページ] | ||
*[http://www.tdd-1.com/ アニメ公式] | *[http://www.tdd-1.com/ アニメ公式] | ||
− | + | [[category:小辞典]] | |
+ | [[category:登場作品]] | ||
+ | [[category:フルメタル・パニックシリーズ|*]] | ||
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