「フォンセ・カガチ」を編集中
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− | + | *外国語表記:[[外国語表記::Fonse Kagatie]] | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | |
− | + | **[[機動戦士Vガンダム]] | |
− | * | + | *[[声優]]:大矢兼臣 |
− | + | *種族:地球人 | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *[[年齢]]:65歳 | |
− | + | *所属:[[ザンスカール帝国]] | |
− | + | *役職:不明<ref>[[小説|小説版]]では「宰相」と軍内で呼ばれている。</ref> | |
− | + | *キャラクターデザイン:逢坂浩司 | |
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ザンスカール帝国]] | + | [[ザンスカール帝国]]の実権を握っている組織「ガチ党」の党首。禿頭白髭、左目に片眼鏡を着け、杖を携えて悠然と構える。 |
− | 元々はヘリウム船団のベテラン職員という経歴の「[[木星]]帰りの男」。果てしなく争い続ける[[地球]]人類に絶望し、[[マリア・ピァ・アーモニア]] | + | 元々はヘリウム船団のベテラン職員という経歴の「[[木星]]帰りの男」。果てしなく争い続ける[[地球]]人類に絶望し、[[マリア・ピァ・アーモニア]]の特異能力と豊富な資材を利用し、アジ演説により旧体制を批判してガチ党を設立。そして、恐怖政治で「ギロチン」による処刑を見世物としてザンスカール帝国を支配した。 |
− | + | 彼の個人的野心・目的についてアニメでは判然としないが、その究極目標は[[エンジェル・ハイロゥ]]による「争うことのない人類の創出」であるとされる。とするならマリアとの関係も単なる黒幕と傀儡ではなく、両者には汎人類に対して真に共鳴する部分があったのかもしれない。 | |
しかし、圧政を伴う彼の思想と行動は[[リガ・ミリティア]]などの民間勢力や一部高級軍人に非難されるなど、必然的に敵対者を呼び起こすものだった。結果的に彼率いるザンスカール帝国は敗れて、自身もまたエンジェル・ハイロゥ戦における最終局面で死亡している。 | しかし、圧政を伴う彼の思想と行動は[[リガ・ミリティア]]などの民間勢力や一部高級軍人に非難されるなど、必然的に敵対者を呼び起こすものだった。結果的に彼率いるザンスカール帝国は敗れて、自身もまたエンジェル・ハイロゥ戦における最終局面で死亡している。 | ||
− | + | [[宇宙世紀]]シリーズにおける[[主人公]]が対峙し続けた戦乱の黒幕とはいえ、[[ギレン・ザビ]]のようなカリスマを示せず、かといって[[ギルバート・デュランダル]]のように劇中で分かり易い策士でもなかったがゆえ、特に外見の活力に欠けて押しの弱い印象は否めない。だからこそ、若いマリアを[[女王]]に仕立て上げたのだろうが、このバランスを保てなかったことが自らの破滅を呼び込んだのかもしれない。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
:[[ジュピトリアン]]に所属。地球に落下した[[エンジェル・ハイロゥ]]から[[アドラステア]]で脱出して逃げ延びようとしたが、味方だと思っていた[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]に艦を撃墜されて死亡。 | :[[ジュピトリアン]]に所属。地球に落下した[[エンジェル・ハイロゥ]]から[[アドラステア]]で脱出して逃げ延びようとしたが、味方だと思っていた[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]に艦を撃墜されて死亡。 | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦D]] |
:ほぼ原作通り。最後はその理念をウッソだけでなく、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]や[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]らにも否定される。 | :ほぼ原作通り。最後はその理念をウッソだけでなく、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]や[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]らにも否定される。 | ||
− | :[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]がとどめを刺そうとしたが、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]] | + | :[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]がとどめを刺そうとしたが、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]に'''「お前が手をかける必要もない」'''と止められた。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[新スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :初登場時、すでにクーデターで実権を[[シャア・アズナブル|シャア]]一派に奪われており、なんと偵察に来た[[アムロ・レイ|アムロ]]及び[[シュラク隊]]に保護された。そして、自部隊にザンスカールの現状を教えてくれるのだが……'''その後、音沙汰ない'''。 |
− | : | + | :気付いたら落ちぶれていたので、原作を知らない人は彼が悪役には見えなかったかもしれない。 |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ;[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ||
− | :異能とカリスマに目を付け接触、[[ザンスカール帝国]]の[[女王]] | + | :異能とカリスマに目を付け接触、[[ザンスカール帝国]]の[[女王]]に据える。彼の理想を具現化するための最重要人物。 |
− | ; | + | ;ムッターマ・ズガン |
− | :[[木星]] | + | :[[木星]]時代からの盟友にして腹心。SRW未登場。 |
;[[タシロ・ヴァゴ]] | ;[[タシロ・ヴァゴ]] | ||
:野心家であり、自らがザンスカール帝国を支配しようとしていたが、その器ではなく、最期は自身が追い詰められて破滅した。 | :野心家であり、自らがザンスカール帝国を支配しようとしていたが、その器ではなく、最期は自身が追い詰められて破滅した。 | ||
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;[[シャクティ・カリン]] | ;[[シャクティ・カリン]] | ||
:マリアの娘として、マリア死後のエンジェル・ハイロゥ起動に利用する。 | :マリアの娘として、マリア死後のエンジェル・ハイロゥ起動に利用する。 | ||
− | : | + | :しかし、その発動はカガチの想像を逸脱しており……。 |
− | ; | + | ;キゾ |
− | + | :[[漫画]]『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』に登場。形式上はカガチの部下だが独自の思惑で動いており、自重するよう求めた彼の指示にも従わなかった。SRW未登場。 | |
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− | :[[漫画]] | ||
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== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
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;[[シャア・アズナブル]] | ;[[シャア・アズナブル]] | ||
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では彼にザンスカール帝国の実権を奪われる。 | :『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では彼にザンスカール帝国の実権を奪われる。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[クラックス・ドゥガチ]] |
− | : | + | :恩人。ドゥガチから彼と内縁の妻の間に生まれた子供を預かっていた。 |
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | ; | + | ;「平和を願う究極の姿は赤子であろう」 |
− | : | + | :第46話にて、[[エンジェル・ハイロゥ]]内部タシロに反逆され、女王の前に銃口を突き付けられながら引き出され、タシロと女王のエンジェル・ハイロゥの真の効果を問答している最中の発言。 |
− | :なお、これに対してタシロは'''「白状したな、カガチ」''' | + | :なお、これに対してタシロは'''「白状したな、カガチ」'''と返している。事実上エンジェル・ハイロゥの効果を自白したものだが、女王がタシロに連れ去られる際に「本当なのか?」との問いには'''「タシロ大佐の妄想です」'''と返している。 |
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;「増え過ぎた人類こそ真理を踏み越えたのだ。そういう人類は消えた方が良い」 | ;「増え過ぎた人類こそ真理を踏み越えたのだ。そういう人類は消えた方が良い」 | ||
− | : | + | :第49話より。[[エンジェル・ハイロゥ]]内部で[[ウッソ・エヴィン]]に言った台詞。なお、[[ギレン・ザビ]]もまた、カガチと似たような内容の発言をしていた。 |
− | + | ;「うおおっ な、何だ、この振動は?マリア、教えろ。この作戦はあの少年が言った通り、元々敗れるものだったのか」<br />「顔を上げんかマリア、お前を占い師からここまで育てた恩を忘れて、こう仕向けたのか」<br />「笑ったな、マリア」 | |
− | + | :第51話より。マリアの幻影を前にした問答。 | |
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;「超能力者たちの力は<ruby><rb>姫</rb><rt>シャクティ</rt></ruby>さまの力と共鳴してエンジェル・ハイロウから地球にむけて放射される これをうけた人間はあらそいをわすれ 戦争をわすれ 神の子となるのだ!」 | ;「超能力者たちの力は<ruby><rb>姫</rb><rt>シャクティ</rt></ruby>さまの力と共鳴してエンジェル・ハイロウから地球にむけて放射される これをうけた人間はあらそいをわすれ 戦争をわすれ 神の子となるのだ!」 | ||
− | : | + | :『コミックボンボン』版第10章「最終兵器光臨す!!」に於ける彼の理想。この直後、ウッソから'''「少しヘンなんじゃないのか」'''と言われ、ずっこけている。 |
− | : | + | :「エンジェル・ハイロウによる戦争の根絶」という理念についても「自分たちが支配しやすいようにしただけじゃないか!」と真っ向から否定された。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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[[category:登場人物は行]] | [[category:登場人物は行]] | ||
[[category:ガンダムシリーズの登場人物]] | [[category:ガンダムシリーズの登場人物]] | ||
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