「フェザール・イゼルカント」を編集中
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− | + | == フェザール・イゼルカント(Fezarl Ezelcant) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | |
− | * | + | **[[機動戦士ガンダムAGE]] |
− | + | *[[声優]]:大友龍三郎、浪川大輔(若年期) | |
− | + | *種族:地球人([[火星]]圏出身) | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *[[年齢]]:200歳以上 | |
− | + | *所属:[[ヴェイガン]] | |
+ | *役職:ヴェイガン最高指導者 | ||
− | + | [[ヴェイガン]]の最高指導者。 | |
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− | 妻の[[ドレーネ・イゼルカント]]との間に、[[キオ・アスノ]]に似ているロミという息子がいた。 | + | 妻の[[ドレーネ・イゼルカント|ドレーネ]]との間に、[[キオ・アスノ|キオ]]に似ているロミという息子がいた。 |
火星圏に蔓延する病「マーズレイ」に体を侵されており、第3部の時点では延命措置も限界を迎え、余命半年となっている。 | 火星圏に蔓延する病「マーズレイ」に体を侵されており、第3部の時点では延命措置も限界を迎え、余命半年となっている。 | ||
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あえて成功する見込みのない作戦を敢行したり、敵にチャンスを与えたりといった不可解な戦略は、最終的な目的がヴェイガンの勝利ではないためである。 | あえて成功する見込みのない作戦を敢行したり、敵にチャンスを与えたりといった不可解な戦略は、最終的な目的がヴェイガンの勝利ではないためである。 | ||
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− | このように、内実を知った上で傍から見れば狂気の沙汰としか言いようのない計画を実行したのは、二つの理由がある。その一つは、息子のロミの死である。彼は幼い頃に[[火星]] | + | このように、内実を知った上で傍から見れば狂気の沙汰としか言いようのない計画を実行したのは、二つの理由がある。その一つは、息子のロミの死である。彼は幼い頃に[[火星]]圏に蔓延る死病「マーズレイ」で亡くなっている。その為、ロミの生き写しであるキオを気に掛け、「セカンドムーン」に連行さた彼を客人として扱い、祖国の現状と自身の真意を伝えた(しかし半ば狂気に踏み入っていたのか、キオをロミと混同している節も見受けられた)。 |
もう一つの理由は、銀の杯条約以前の歴史を知ったことである。マーズレイに苦しむヴェイガンを救う手がかりを求めたイゼルカントは、EXA-DBのサブユニットをハッキング・解析した(これが後に[[シド]]の暴走の原因となる)。その結果、条約以前の地球圏は現在よりはるかに高い技術を持ちながら戦争の繰り返しであった→ヴェイガンの夢想する「エデン」とはかけ離れた地獄の時であったことを知り、人類全体に絶望したイゼルカントは、エデンがないのならば作り出すしかない、という考えに至り、優良種による種族の存続計画「プロジェクト・エデン」を開始したのである。 | もう一つの理由は、銀の杯条約以前の歴史を知ったことである。マーズレイに苦しむヴェイガンを救う手がかりを求めたイゼルカントは、EXA-DBのサブユニットをハッキング・解析した(これが後に[[シド]]の暴走の原因となる)。その結果、条約以前の地球圏は現在よりはるかに高い技術を持ちながら戦争の繰り返しであった→ヴェイガンの夢想する「エデン」とはかけ離れた地獄の時であったことを知り、人類全体に絶望したイゼルカントは、エデンがないのならば作り出すしかない、という考えに至り、優良種による種族の存続計画「プロジェクト・エデン」を開始したのである。 | ||
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フリット編では名前が語られるのみ。 | フリット編では名前が語られるのみ。 | ||
− | + | アセム編では、トルディアの潜入任務に失敗し帰還したゼハートを一切咎めず、即座にノートラム攻略作戦に当たらせる、という軍の司令官にあるまじき行動を取っていた。これも戦局に決定打を与えず、作戦を失敗させることで泥沼化させるのが目的である。 | |
そのノートラム攻略戦が失敗するや、今度は本命の第二作戦を発令、地球へ突入する要塞の破片に紛れてヴェイガンの部隊を地球に潜伏させる。作戦終盤、アセムを庇って大気圏に落ちたゼハートを回収し、コールドスリープにつかせた。 | そのノートラム攻略戦が失敗するや、今度は本命の第二作戦を発令、地球へ突入する要塞の破片に紛れてヴェイガンの部隊を地球に潜伏させる。作戦終盤、アセムを庇って大気圏に落ちたゼハートを回収し、コールドスリープにつかせた。 | ||
− | キオ編ではA.G. | + | キオ編ではA.G.164年勇気の日、地球侵攻の本格化を宣言、世界を混乱に陥れる。AGE-3ごと鹵獲されたキオが「セカンドムーン」から脱走した際には、新型機[[ガンダムレギルス]]に自ら搭乗して立ち塞がる。高齢ながらパイロットとしての技量は恐ろしく高く、レギルスの性能の高さもあるとはいえ、キオの[[ガンダムAGE-3]]と[[ガンダムAGE-2ダークハウンド]]の2機のガンダムを圧倒する程であった。 |
戦闘後、作戦記録を見て戦略に疑問を覚え、プロジェクト・エデンの真意を詰問してきたゼハートを逆に言いくるめ、限界の近い自身に代わり指揮を執らせるべく、ヴェイガンの全権とガンダムレギルスを与えた。また、同時に強力なXラウンダーである自身の遺伝子を使ったクローン人間[[ゼラ・ギンス]]を生み出し、計画完遂に向けて仕上げの準備に入っていた。 | 戦闘後、作戦記録を見て戦略に疑問を覚え、プロジェクト・エデンの真意を詰問してきたゼハートを逆に言いくるめ、限界の近い自身に代わり指揮を執らせるべく、ヴェイガンの全権とガンダムレギルスを与えた。また、同時に強力なXラウンダーである自身の遺伝子を使ったクローン人間[[ゼラ・ギンス]]を生み出し、計画完遂に向けて仕上げの準備に入っていた。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
:初登場作品。第31話(キオ救出ルート)では[[ガンダムレギルス]]に搭乗して自軍部隊と交戦する。本編でイゼルカントと戦えるのはこの話のみ。 | :初登場作品。第31話(キオ救出ルート)では[[ガンダムレギルス]]に搭乗して自軍部隊と交戦する。本編でイゼルカントと戦えるのはこの話のみ。 | ||
:[[ダウンロードコンテンツ|キャンペーンマップ]]「Brand new X」ではゼラのヴェイガンギア・シドより先に攻めてくるが、イゼルカントのレギルスを先に落とすとゼラは撤退するため若干楽になる。 | :[[ダウンロードコンテンツ|キャンペーンマップ]]「Brand new X」ではゼラのヴェイガンギア・シドより先に攻めてくるが、イゼルカントのレギルスを先に落とすとゼラは撤退するため若干楽になる。 | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | + | ヴェイガンの元締めだけあって全ての能力が高水準。特に格闘・技量に長けるが、伸び率の問題でレベルが上がると射撃特化になる。補給上げでもしていない限りそんなことにはならないが。 | |
+ | <!-- === [[精神コマンド]] === --> | ||
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ;[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ||
− | : | + | :[[Xラウンダー]]L9、[[プレッシャー]]L4、[[底力]]L9、[[援護攻撃]]L3、[[見切り]]、[[全体攻撃]]L3、[[指揮官]]L4 |
:気力限界突破とカウンターがない以外はゼラと同じ構成。レギルスの耐久力はさすがに控えめで回復もないが、命中率・回避率は決して侮れない。さらに、九十九、元一朗、ゼハートの三人が一緒に現れる上、移動されると移動力の都合で九十九が隣接する=援護防御で割り込まれるため戦いづらくなる。 | :気力限界突破とカウンターがない以外はゼラと同じ構成。レギルスの耐久力はさすがに控えめで回復もないが、命中率・回避率は決して侮れない。さらに、九十九、元一朗、ゼハートの三人が一緒に現れる上、移動されると移動力の都合で九十九が隣接する=援護防御で割り込まれるため戦いづらくなる。 | ||
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;[[キオ・アスノ]] | ;[[キオ・アスノ]] | ||
:息子の生き写しである彼を気に掛け、彼を客人として迎えるとともに、祖国の現状と自身の真意を伝える。 | :息子の生き写しである彼を気に掛け、彼を客人として迎えるとともに、祖国の現状と自身の真意を伝える。 | ||
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;[[フリット・アスノ]] | ;[[フリット・アスノ]] | ||
:半世紀越しの敵対者。彼からは魔王とも呼ばれている。 | :半世紀越しの敵対者。彼からは魔王とも呼ばれている。 | ||
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;ロミ・イゼルカント | ;ロミ・イゼルカント | ||
:息子。死病「マーズレイ」で亡くなっている。髪の色以外はキオに瓜二つの容姿を持っている。 | :息子。死病「マーズレイ」で亡くなっている。髪の色以外はキオに瓜二つの容姿を持っている。 | ||
− | ; | + | ;ギーラ・ゾイ |
− | : | + | :第1部・フリット編に登場した、宇宙要塞アンバットの司令官。第1部では、彼の口から初めてイゼルカントの名が明かされた。SRW未登場。 |
− | ; | + | ;メデル・ザント |
− | : | + | :第2部・アセム編におけるヴェイガン幹部。移動要塞を中心とした地球制圧軍を任せる。SRW未登場。 |
;[[ゼハート・ガレット]] | ;[[ゼハート・ガレット]] | ||
:彼の能力を幼少期から高く評価しており、総司令の職を授けるなど様々な面で彼を厚遇する。 | :彼の能力を幼少期から高く評価しており、総司令の職を授けるなど様々な面で彼を厚遇する。 | ||
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では彼に自身の事を原作より懐疑的に見られており、弱者を見捨てる形となる「プロジェクト・エデン」の執行に内心反対していた。ゼハートの密命で[[法術士ニュー]]に[[暗殺]]されそうになるが、ニューが暗殺を自分の意思で行わなかったため未遂に終わる。 | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では彼に自身の事を原作より懐疑的に見られており、弱者を見捨てる形となる「プロジェクト・エデン」の執行に内心反対していた。ゼハートの密命で[[法術士ニュー]]に[[暗殺]]されそうになるが、ニューが暗殺を自分の意思で行わなかったため未遂に終わる。 | ||
;[[ザナルド・ベイハート]] | ;[[ザナルド・ベイハート]] | ||
− | : | + | :側近。しかし、イゼルカントやゼハートが時折見せる相手を追い詰めながら見逃すような行為を理解できず、キオを見逃したイゼルカントに対しては不満をぶつける等、内心では苛立ちを見せている。 |
;[[ディーン・アノン]]、[[ルウ・アノン]] | ;[[ディーン・アノン]]、[[ルウ・アノン]] | ||
− | : | + | :ヴェイガンのコロニー「セカンドムーン」に住む兄妹。キオから彼女らへの薬を頼まれる。 |
;[[ゼラ・ギンス]] | ;[[ゼラ・ギンス]] | ||
:自身の[[クローン]]。本来は彼を後継者にする予定であった。 | :自身の[[クローン]]。本来は彼を後継者にする予定であった。 | ||
112行目: | 101行目: | ||
:『BX』ではスダ・ドアカワールドより転移してきた彼をヴェイガンに迎え入れ、ゼハートの部下に配属させる。一方でマーズ・レイに苦しむ民間人の緩和ケアや治療を行っていた。 | :『BX』ではスダ・ドアカワールドより転移してきた彼をヴェイガンに迎え入れ、ゼハートの部下に配属させる。一方でマーズ・レイに苦しむ民間人の緩和ケアや治療を行っていた。 | ||
:後に、「プロジェクト・エデン」執行に内心反対するゼハートの密命により、イゼルカント暗殺に赴くが取りやめ、決戦を見守るようイゼルカントに進言する。 | :後に、「プロジェクト・エデン」執行に内心反対するゼハートの密命により、イゼルカント暗殺に赴くが取りやめ、決戦を見守るようイゼルカントに進言する。 | ||
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
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;「よいのだ……それがお前の出した答えであるならば……目指したものこそが真のエデンなのであろう……」 | ;「よいのだ……それがお前の出した答えであるならば……目指したものこそが真のエデンなのであろう……」 | ||
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第41話「君の中の英雄」にて、ヴェイガンフラグが成立している場合。Xラウンダーの感応を通じ、イゼルカントの意志に事実上背いたゼハートを許し、彼の求めるものこそがエデンであったのだと語る。 |
== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
;[[ガンダムレギルス]] | ;[[ガンダムレギルス]] | ||
:高齢ながらパイロットとして乗り込み、その高い技量で[[ガンダムAGE-3]]と[[ガンダムAGE-2ダークハウンド]]を圧倒した。 | :高齢ながらパイロットとして乗り込み、その高い技量で[[ガンダムAGE-3]]と[[ガンダムAGE-2ダークハウンド]]を圧倒した。 | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |