「フェイ・イェン」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::Fei Yen]] | ||
| 登場作品 = [[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]([[オリジナル設定|オリジナル]]) | | 登場作品 = [[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]([[オリジナル設定|オリジナル]]) | ||
*{{登場作品 (人物)|電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム}} | *{{登場作品 (人物)|電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム}} | ||
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 種族 = | + | | 種族 = 地球人(?) |
| 性別 = 女 | | 性別 = 女 | ||
| 年齢 = 14歳(想定) | | 年齢 = 14歳(想定) | ||
}} | }} | ||
− | '''フェイ・イェン'''は「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]] | + | '''フェイ・イェン'''は「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」の登場キャラクター。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[チーフ]] | + | [[チーフ]]と同様、スパロボ参戦にあたって独自に設定された半オリジナルキャラクター。 |
ティーンエイジの少女らしい奔放な性格で、束縛を嫌い、大雑把で移り気。他の参戦作品をメタ視点からネタにするような台詞も多く、自軍のムードメーカーにしてシリアスブレイカーである。マイペースな言動が目立つがこれは彼女が物事に動じない冷静さを持っていることの裏返しでもあり、他の仲間が悩んでいたりヤケになっていたりするときでも、的確な判断を下せる賢明さを持つ。 | ティーンエイジの少女らしい奔放な性格で、束縛を嫌い、大雑把で移り気。他の参戦作品をメタ視点からネタにするような台詞も多く、自軍のムードメーカーにしてシリアスブレイカーである。マイペースな言動が目立つがこれは彼女が物事に動じない冷静さを持っていることの裏返しでもあり、他の仲間が悩んでいたりヤケになっていたりするときでも、的確な判断を下せる賢明さを持つ。 | ||
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バーチャロン原作の設定では、プレイヤーサイドが操る「フェイ・イェン」の名がつく機体は「ファイユーヴ」と呼ばれる存在の不完全なレプリカであるとされている。「フェイ・イェン」の名はそもそも「ファイユーヴ」の別名であるため、機動兵器としてのフェイ・イェンと区別して「'''オリジナル・フェイ・イェン'''」とも呼ばれる。 | バーチャロン原作の設定では、プレイヤーサイドが操る「フェイ・イェン」の名がつく機体は「ファイユーヴ」と呼ばれる存在の不完全なレプリカであるとされている。「フェイ・イェン」の名はそもそも「ファイユーヴ」の別名であるため、機動兵器としてのフェイ・イェンと区別して「'''オリジナル・フェイ・イェン'''」とも呼ばれる。 | ||
− | ファイユーヴとは0プラントのプラジナー博士が極秘裏に開発した自我(14歳の少女に相当する人格)を持つバーチャロイドで、電脳虚数空間と物質空間を自由に行き来でき、どちらの世界でも姿形を自由に変えることができるというトンデモな電脳知性体であり、成長、自己進化、果てには人間の姿へ変身することさえ可能。型式番号はVR- | + | ファイユーヴとは0プラントのプラジナー博士が極秘裏に開発した自我(14歳の少女に相当する人格)を持つバーチャロイドで、電脳虚数空間と物質空間を自由に行き来でき、どちらの世界でも姿形を自由に変えることができるというトンデモな電脳知性体であり、成長、自己進化、果てには人間の姿へ変身することさえ可能。型式番号はVR-014。 |
+ | 人間の姿に変身した際は「身長157cm、体重39kg、蛇使い座のAB型、3サイズは上から76、57、79」とのこと。'''外見や接触はおろか外科、内科検診ですらまったく判別できないレベルの完璧な変身が可能とされている。'''また、その際の容姿は「(ドラマCDで彼女の声優を勤めた)樋口智恵子氏に瓜二つ」らしい。 | ||
− | + | 特筆すべきは「エモーショナル・アタック」と呼ばれるハート形状のビームで、物理的破壊力自体は皆無な代わりにパイロットの精神に強烈な多幸感をもたらして行動不能に陥らせ、バーチャロイドの機能すらも停止寸前にまで追いやってしまう。くらったパイロット曰く'''「人間も、VRも…メロメロになっちまう!」。''' | |
+ | 誕生後まもなくプラジナー博士の独断を良しとしないDN社に追われる身となったが、通常武装の類は一切実装されていないにも拘わらずこの特異な能力により度重なる捕獲作戦をことごとく逃れた。<ref>第一次捕獲作戦の一幕を描いたCDドラマ「CyberNet Rhapsody」によると、変身中はバーチャロイド側の機能に制限がかかる仕組みになっているらしく、解除して元に戻るためのパスワードを実体化した際のショックで忘れてしまったため、一方的に追い詰められている。</ref> | ||
+ | その自由奔放に過ぎる性格と行動はアンヘルIVと最高幹部会の怒りを招き、0プラントは危険分子として完全閉鎖、携わったスタッフは勤務にまつわる全ての記憶を完全に抹消されるという大粛清に繋がった。 | ||
− | また、この「エモーショナル・アタック」はかねてより指摘され、しかしVRの実用化を急ぐがために黙殺されていた「[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]] | + | また、この「エモーショナル・アタック」はかねてより指摘され、しかしVRの実用化を急ぐがために黙殺されていた「[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]発生現象」への対策、および無力化を目的としてプラジナー博士が考案し、装備されたのではないか、という推察があり、実際ファイユーヴは普段は電脳虚数空間を彷徨いながら[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]の発生を監視する役割が与えられているため、「対シャドウ用の切り札」として開発されたのではないか、という説もある。 |
− | + | [[スーパーロボット大戦シリーズ]]にユニットとして登場する[[フェイ・イェン・ザ・ナイト]]と[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]は、バーチャロンではプレイヤー機体=レプリカである。しかし、上述のようにファイユーヴは姿形を自由に変えられるということから、スパロボにキャラクターとして登場しているこの「フェイ・イェン」は実は「ファイユーヴ」なのではないかという疑惑が一部のファンの間でまことしやかにささやかれている。根拠としては、スパロボのフェイ・イェンの声優がバーチャロンのドラマCDでファイユーヴを演じた樋口智恵子氏であり、描かれている性格もその時のファイユーヴを彷彿とさせるものであること。さらに採用BGMも一貫して「The wind is blowing」である点(この曲には樋口氏が「ファイユーヴ」として歌ったボーカルアレンジ版が存在する)<ref>初出はドラマCD「電脳戦記バーチャロン Cybernet ehapsodyで、データベース上はフェイ・イェン名義。</ref>等である。また、『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』で[[パレッス粒子]]の影響を受けなかったことから、少なくとも「普通の人間が[[フェイ・イェン・ザ・ナイト]]に乗っていた」わけではないことは確定していると言えるだろう。 | |
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− | + | また、『第3次スーパーロボット大戦α』と『[[スーパーロボット大戦K]]』ではフェイ・イェンのシナリオ上の扱いや言動が微妙に違うことや、『K』のユニットである[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]をファイユーヴ本人は気に入ってないという公式設定があることから、『第3次α』に出てるフェイ・イェンはオリジナルかも知れないが、『K』についてはレプリカモデル(プレイヤー機)と考えた方が自然だと考えるファンもいる。しかし『K』のVHは機体性能が明らかに商用型の粋を超えていたり(採算度外視のカスタムを受けた747J、ザ・ハッターに匹敵する性能の上ハイパー化するとこの2機すらぶっちぎる)、ファイユーヴ自身もなんだかんだ言って実空間に実体化、等身大姿になった際にVHのモチーフ基のアンナミラーズ風の服を着ていたこともあるのでのでやっぱり真相は闇の中である。…と思われていたが、2019年に公開された『電脳戦機バーチャロン masterpiece』公式サイト内の「InsideTheGate」にて、「星紀暦(『K』世界)にファイユーヴが救援に来た」と記されたため、少なくとも『K』の方の中身はファイユーヴだと確定した。<ref>[https://virtual-on.sega.jp/masterpiece/insideTheGate/chronicle.html#32 電脳戦機バーチャロン masterpiece 公式サイト / CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON masterpiece 1995 - 2001 OFFICIAL SITE] 2020年6月20日閲覧。</ref> | |
− | + | なお、『UX』に登場する[[フェイ・イェンHD]]は型式番号がVR-014/HDであり、オリジナルが電脳虚数空間で[[初音ミク]]の魂と融合、変化した姿という設定があるため、オリジナル・フェイ・イェン=ファイユーヴであると見てほぼ間違いないだろう。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
:初登場作品。担当声優の樋口智恵子氏も本作でSRW初参加となる。[[いるだけ参戦]]の典型例で、会話シーン以外に出番は無いが、能力値、小隊長能力、精神コマンドの構成、機体性能……と、全てにおいて非常に優秀。 | :初登場作品。担当声優の樋口智恵子氏も本作でSRW初参加となる。[[いるだけ参戦]]の典型例で、会話シーン以外に出番は無いが、能力値、小隊長能力、精神コマンドの構成、機体性能……と、全てにおいて非常に優秀。 | ||
− | : | + | :「気がついたらザ・ナイトの格好で出現していた」発言、「チーフの口にしたリリンの名前に反応する」という点からして、オリジナル、つまりファイユーブである可能性が高い。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦K]] |
− | :中盤にてハッター達と共に参加する。ハッターと漫才みたいな会話をしてチーフも入れてトリオ漫才のような事もした。しかし今回ハッターのキャラが濃い為、いまいち印象が薄い。なお、軽薄な喋り方をするが、言動共に暑苦しいハッターに比べ、言っている事は意外と的を射ており、それでいて[[チーフ]] | + | :中盤にてハッター達と共に参加する。ハッターと漫才みたいな会話をしてチーフも入れてトリオ漫才のような事もした。しかし今回ハッターのキャラが濃い為、いまいち印象が薄い。なお、軽薄な喋り方をするが、言動共に暑苦しいハッターに比べ、言っている事は意外と的を射ており、それでいて[[チーフ]]のように解り辛い言い回しを使う事も無いので、喋り方をさて置けば、話の内容は割と常識的で分かりやすくはある。その為、[[チーフ]]とハッターで意見が分かれてる際に、ハッターの意見を噛み砕いて[[チーフ]]に妥協させるというある意味重要な役を担う。更に(主にバーチャロンチームに対して)かなり的確なツッコミをする事も。 |
− | : | + | :前述の通り、姿はオリジナルと違うが中身はファイユーブ本人で確定している。 |
== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | [[ | + | [[射撃]]・[[回避]]重視で、典型的な遠距離リアル系といった感じの能力を持つ。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦α | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] |
:'''[[祝福]]、[[集中]]、[[直感]]、[[熱血]]、[[加速]]、[[脱力]]''' | :'''[[祝福]]、[[集中]]、[[直感]]、[[熱血]]、[[加速]]、[[脱力]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦α | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] |
:'''[[強運]]、[[見切り]]、[[切り払い]]L7''' | :'''[[強運]]、[[見切り]]、[[切り払い]]L7''' | ||
;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] | ||
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=== [[小隊長能力]] === | === [[小隊長能力]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] |
− | + | :'''回避率+20%''' | |
<!-- == パイロット[[BGM]] == --> | <!-- == パイロット[[BGM]] == --> | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
− | + | ;[[チーフ]] | |
− | + | : | |
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;[[イッシー・ハッター]] | ;[[イッシー・ハッター]] | ||
− | : | + | :漫才相手? |
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=== ファイユーヴ周辺の人間関係 === | === ファイユーヴ周辺の人間関係 === | ||
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;リリン・プラジナー | ;リリン・プラジナー | ||
− | : | + | :MARZ総帥にしてプラジナー博士の実の娘。ファイユーヴの「姉」にあたる存在(?)。第3次αのフェイは「それって…」と彼女の名前に反応していた。 |
:なお、ファイユーヴは小説「フラグメンタリー・パッサージュ」にて「あなた、ちょっとウザったい」と独白していたり、第三世代型フェイ・イェンの商品化の一件でひと悶着起こしたりと、一応同盟関係は結んでいるものの「姉妹仲」はあまり良くない模様。 | :なお、ファイユーヴは小説「フラグメンタリー・パッサージュ」にて「あなた、ちょっとウザったい」と独白していたり、第三世代型フェイ・イェンの商品化の一件でひと悶着起こしたりと、一応同盟関係は結んでいるものの「姉妹仲」はあまり良くない模様。 | ||
;アイス・ドール | ;アイス・ドール | ||
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:なお、特別製Vディスクをファイユーヴに託して打撃艦隊フォースに移送してもらったという逸話がある。 | :なお、特別製Vディスクをファイユーヴに託して打撃艦隊フォースに移送してもらったという逸話がある。 | ||
;プラジナー博士 | ;プラジナー博士 | ||
− | : | + | :ファイユーヴ、アイス・ドール、およびアプリコット・ジャムら「オリジナルVR」の開発者であり、「父親」。現在消息不明。ファイユーブからは「おとうさん」と呼ばれている。<ref>ドラマCD「COUNTER POINT 009A」より</ref> |
:VR開発黎明期、誰にも成しえなかった「VRの電脳虚数空間への往来能力」を人知れず実現し、「娘たち」に実装した天才科学者である。 | :VR開発黎明期、誰にも成しえなかった「VRの電脳虚数空間への往来能力」を人知れず実現し、「娘たち」に実装した天才科学者である。 | ||
:同時に、かねてより危険視されていながら黙殺されてきた「シャドウ」の発生のカウンターとしてファイユーヴを、「アジム」「ゲラン」の実体化阻止のためアイス・ドールを、そしてアプリコット・ジャムにヤガランデの制御の役割をそれぞれ託した、とされている。 | :同時に、かねてより危険視されていながら黙殺されてきた「シャドウ」の発生のカウンターとしてファイユーヴを、「アジム」「ゲラン」の実体化阻止のためアイス・ドールを、そしてアプリコット・ジャムにヤガランデの制御の役割をそれぞれ託した、とされている。 | ||
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;タク、ノブ | ;タク、ノブ | ||
:ドラマCD「CyberNet Rhapsody」および「COUNTER POINT 009A」にて登場した二人組みの高校生。 | :ドラマCD「CyberNet Rhapsody」および「COUNTER POINT 009A」にて登場した二人組みの高校生。 | ||
− | :「CyberNET | + | :「CyberNET Rhapsody」ではゲームセンターで「バーチャロン」で遊んでいたところ、ファイユーヴの実体化シーケンスに巻き込まれて電脳暦世界に落っこちてしまい、ファイユーブ捕獲作戦の只中に放り出されて散々な目に合う。 |
:紆余曲折の末、なんとか現実世界に帰還できたものの、今度は逆に'''ファイユーヴが巻き添えで現実世界に来てしまい、自分たちの元に居座られる羽目になってしまった。''' | :紆余曲折の末、なんとか現実世界に帰還できたものの、今度は逆に'''ファイユーヴが巻き添えで現実世界に来てしまい、自分たちの元に居座られる羽目になってしまった。''' | ||
:なお、'''ノブはドサクサにまぎれてファイユーヴにセクハラをかまし、スリーサイズをメモしてブン殴られていた。''' | :なお、'''ノブはドサクサにまぎれてファイユーヴにセクハラをかまし、スリーサイズをメモしてブン殴られていた。''' | ||
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;ドクター・ワタリ | ;ドクター・ワタリ | ||
:いわずもがな、シリーズプロデューサーの亙重郎氏。ドラマCD「COUNTER POINT 009A」で登場。ファイユーヴと会話もしており、彼女(およびブラック・オニキス)が現実世界に落下してきた際の余波で「バーチャロン」の開発機材が壊れた際、「やったー!これでもう締め切りに追われなくて済むぞー!!」等と喜んでいた。 | :いわずもがな、シリーズプロデューサーの亙重郎氏。ドラマCD「COUNTER POINT 009A」で登場。ファイユーヴと会話もしており、彼女(およびブラック・オニキス)が現実世界に落下してきた際の余波で「バーチャロン」の開発機材が壊れた際、「やったー!これでもう締め切りに追われなくて済むぞー!!」等と喜んでいた。 | ||
− | :しかしただのサービス的端役かとおもいきや、''' | + | :しかしただのサービス的端役かとおもいきや、'''ファイユーヴの成長や、それに伴うハイパーモード発動の条件を知っていたりもした。'''このあたりはさすがプロデューサー、というべきか。また、「来るべき時に備え、今しばらく電脳虚数空間に留まり学習と自己進化を続けよ」との博士からの伝言をファイユーブに伝えていることから'''プラジナー博士の消息も知っていた可能性がある。''' |
:なお後年、XBOX360版「オラトリオ・タングラム」公式サイト(現在サーバ障害で閲覧不可)のコラムにて'''若干普段と様子が異なる亙氏'''が登場。そしてコラムの〆の部分で'''名義こそ「???」ではあるがピンク色のフォントで「ドクター、お久しぶり~♪」と話しかける女の子の姿が…。''' | :なお後年、XBOX360版「オラトリオ・タングラム」公式サイト(現在サーバ障害で閲覧不可)のコラムにて'''若干普段と様子が異なる亙氏'''が登場。そしてコラムの〆の部分で'''名義こそ「???」ではあるがピンク色のフォントで「ドクター、お久しぶり~♪」と話しかける女の子の姿が…。''' | ||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[兜甲児]]、[[葵豹馬]] | ;[[兜甲児]]、[[葵豹馬]] | ||
− | : | + | :[[第3次α]]ではハッターとの掛け合いを「いい漫才コンビ」と、SRWの元祖漫才コンビである彼らから太鼓判を押される。 |
;[[光竜]]、[[闇竜]] | ;[[光竜]]、[[闇竜]] | ||
− | : | + | :[[勇者ロボ]]軍団の中では特に親しいが、彼女達が[[αナンバーズ]]に編入された際には先輩風を吹かす一幕も。 |
;[[熱気バサラ]] | ;[[熱気バサラ]] | ||
− | : | + | :第3次αにて[[パレッス粒子]]の影響を受けなかった彼に驚愕していた。 |
;[[リュウセイ・ダテ]] | ;[[リュウセイ・ダテ]] | ||
:例によって、可愛いと言われる。 | :例によって、可愛いと言われる。 | ||
− | + | == 名台詞 == | |
− | == | + | 下記はすべてオリジナルフェイイェンことファイユーブのセリフ。 |
− | + | ;「あんた……!どこ触ってんのよー!!」 | |
− | ; | ||
;「人が気にしてること……いちいち言わないでよッ!!」 | ;「人が気にしてること……いちいち言わないでよッ!!」 | ||
− | ; | + | ;「どさくさに紛れて何やってんのよー!!」 |
− | ; | + | ;「だから……どこ触ってんじゃー!!」 |
:ドラマCD「CyberNet Rapsody」より、主人公たちのセクハラに激怒してぶん殴った時のセリフ。 | :ドラマCD「CyberNet Rapsody」より、主人公たちのセクハラに激怒してぶん殴った時のセリフ。 | ||
− | : | + | :特に2つ目はノブがファイユーブの胸のサイズを面と向かって小さい呼ばわりしてしまった時のもので、キレた彼女から遠くへ吹っ飛ばされるほどの勢いでぶん殴られている。お胸のサイズが<s>貧乳</s>ピアニッシモな彼女にとって、胸の話題は禁句なのだ……。 |
:それにしても彼女ほどのリバースコンバート能力の高さがあれば胸囲くらい簡単に変えられそうなものだが……いたく気にする様子を見せているあたり、胸囲だけはいじれないのだろうか。 | :それにしても彼女ほどのリバースコンバート能力の高さがあれば胸囲くらい簡単に変えられそうなものだが……いたく気にする様子を見せているあたり、胸囲だけはいじれないのだろうか。 | ||
:ちなみに一番最初に彼女にセクハラをかましたのはノブだが、セクハラ最多回数を記録したのはタクである。 | :ちなみに一番最初に彼女にセクハラをかましたのはノブだが、セクハラ最多回数を記録したのはタクである。 | ||
145行目: | 140行目: | ||
:「CyberNet Rapsody」及び「COUBTER POINT 009A」より。 | :「CyberNet Rapsody」及び「COUBTER POINT 009A」より。 | ||
:変身時のかけ声。あの有名な美少女戦士アニメの変身呪文のパロなのは明らかだろう。 | :変身時のかけ声。あの有名な美少女戦士アニメの変身呪文のパロなのは明らかだろう。 | ||
− | |||
;「アーユーレディ?!」 | ;「アーユーレディ?!」 | ||
;「ヘェーイ! レッツカモン、ミュージィ―ックッ!!」 | ;「ヘェーイ! レッツカモン、ミュージィ―ックッ!!」 | ||
:ドラマCD「CyberNet Rapsody」及び「COUBTER POINT 009A」より。 | :ドラマCD「CyberNet Rapsody」及び「COUBTER POINT 009A」より。 | ||
− | : | + | :ファイユーブのリバースコンバート能力は極めて強力であり、上述のCISと物質空間の往来能力や変身の他、「何もない空間に音楽を鳴らす」という芸当も可能。 |
:この力を利用して所かまわず音楽を鳴らしては歌い踊る癖があり、ドラマCDではこのセリフと共に歌パートに突入するのがお約束。 | :この力を利用して所かまわず音楽を鳴らしては歌い踊る癖があり、ドラマCDではこのセリフと共に歌パートに突入するのがお約束。 | ||
;「あなたの胸にエモーショナルハート!」 | ;「あなたの胸にエモーショナルハート!」 | ||
;「バーチャロイド・フェイ=イェン、お目覚め完了!」 | ;「バーチャロイド・フェイ=イェン、お目覚め完了!」 | ||
:「CyberNet Rapsody」より、変身完了時の決め台詞。 | :「CyberNet Rapsody」より、変身完了時の決め台詞。 | ||
− | : | + | :敵から逃れるべく3次元空間に実体化した際のショックでバーチャロイド形態に戻るためのパスワードを忘れてしまったたため一方的に追い詰められてしまうが、タクとノブが敵からの投降命令そっちのけで繰り広げたオタク談義をきっかけに思い出し、満を持して変身。エモーショナル・アタックで敵を一掃して事なきを得た。そしてノブとタクをもその余波に巻き込み、無事(?)、2人を元の世界に送り届けたのだった。 |
:ちなみにこのフレーズはCDの帯の煽り文句にもなっている。 | :ちなみにこのフレーズはCDの帯の煽り文句にもなっている。 | ||
;「私もほんとうはこんな身体じゃなかった……」 | ;「私もほんとうはこんな身体じゃなかった……」 | ||
:公式コミカライズ短編「SCRAMBLING CONCERTO EPISODE #8」より。 | :公式コミカライズ短編「SCRAMBLING CONCERTO EPISODE #8」より。 | ||
− | : | + | :ファイユーブ捕獲作戦従事中のテムジン乗りの少年兵ダンを0プラントの跡地に導いたファイユーブだが、わけもわからず戸惑うあまりにキツイ口調で「こっちこそ何が何なのか教えてくれ!」とダンに凄まれ、涙目で0プラントの役割と自身の生い立ちを語る中での意味深な一言。 |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
167行目: | 161行目: | ||
::ちなみに最初の1行は伝説と名高いドラマCD「CyberNetRapsody」での初登場シーンにおける第一声と同じである。 | ::ちなみに最初の1行は伝説と名高いドラマCD「CyberNetRapsody」での初登場シーンにおける第一声と同じである。 | ||
:;ハッター「貴様、何者だ!? 俺達の任務にフェイ・イェン系の機体が加わっているという話は聞いていない!」<br />フェイ「ん~、私もよくわかんない。気づいたらここにいたしぃ、こんなカッコだしぃ…」 | :;ハッター「貴様、何者だ!? 俺達の任務にフェイ・イェン系の機体が加わっているという話は聞いていない!」<br />フェイ「ん~、私もよくわかんない。気づいたらここにいたしぃ、こんなカッコだしぃ…」 | ||
− | :: | + | ::同上。チーフ&ハッターとは別の場所から飛ばされてきたようだが、『彼女』がもしオリジナルであるとすれば「こんなカッコ」というセリフの意味するところは… |
:;「リリン・プラジナー? あ、それって…」 | :;「リリン・プラジナー? あ、それって…」 | ||
− | :: | + | ::チーフの「リリン・プラジナー総帥のため」というセリフに反応。 |
:;「え~!? 私、さっきの戦闘で疲れたしー、あっちの人達に興味もあるしー…」<br />「それに、どうしてこんな所へ来ちゃったかそのワケも知りたいしー」 | :;「え~!? 私、さっきの戦闘で疲れたしー、あっちの人達に興味もあるしー…」<br />「それに、どうしてこんな所へ来ちゃったかそのワケも知りたいしー」 | ||
− | ::[[αナンバーズ]]と共に[[宇宙怪獣]] | + | ::[[αナンバーズ]]と共に[[宇宙怪獣]]を退けるがMARZの管轄外として不用意な接触は避けて立ち去ろうとするチーフを引き留める。口調は極めて軽いが的を射た発言でチーフを納得させるという役割は、後に[[K]]のフェイ・イェンも担うところとなる。 |
:;「私はちょっと違うけどねー」 | :;「私はちょっと違うけどねー」 | ||
::ゲートを通ってこの世界へやってきたのかと問う[[ボルフォッグ]]に対し、「YES!!」と答えるハッターとは異なる返答。 | ::ゲートを通ってこの世界へやってきたのかと問う[[ボルフォッグ]]に対し、「YES!!」と答えるハッターとは異なる返答。 | ||
:;「ん~、そこら辺を説明しだすと長くなっちゃうから省略ってことで。ね?」 | :;「ん~、そこら辺を説明しだすと長くなっちゃうから省略ってことで。ね?」 | ||
− | ::「ロボットなのか?中に人が乗っているのか?」と問う甲児に対し<b>「秘密だっ!」</b> | + | ::「ロボットなのか?中に人が乗っているのか?」と問う甲児に対し<b>「秘密だっ!」</b>と答えるハッターに続けて。<br />まあ、実際彼らは電脳知性体疑惑や[[サイボーグ]]疑惑があるわけだが…。 |
:;「私、フェイ・イェン! 申し訳ないぐらい可愛いんだけど、ひとまずよろしくね!」 | :;「私、フェイ・イェン! 申し訳ないぐらい可愛いんだけど、ひとまずよろしくね!」 | ||
::αナンバーズへ加わる際の自己紹介。 | ::αナンバーズへ加わる際の自己紹介。 | ||
:;「そんじゃなに? 私達、あなたに用事がある時って、いちいち『MARZのテムジンさん』みたいに話しかけろっての?」<br />「それって、なんか変ーーっ!」 | :;「そんじゃなに? 私達、あなたに用事がある時って、いちいち『MARZのテムジンさん』みたいに話しかけろっての?」<br />「それって、なんか変ーーっ!」 | ||
− | :: | + | ::一方、名前を名乗ろうとしない『MARZのテムジンさん』に抗議。この時ばかりはハッターと意見が一致。 |
:;「はい、そこ!そーゆーこと言わない!そーゆーリキみ方、好きじゃない!ホントに死んだら、仲間を悲しませちゃうんだよ!」 | :;「はい、そこ!そーゆーこと言わない!そーゆーリキみ方、好きじゃない!ホントに死んだら、仲間を悲しませちゃうんだよ!」 | ||
::第27話「勇気ある者達の誓い」にて。[[Zマスター]]を阻止する決死の闘いに「ここが戦士の死に場所か」と呟く[[ソルダートJ|J]]にクギを刺す。 | ::第27話「勇気ある者達の誓い」にて。[[Zマスター]]を阻止する決死の闘いに「ここが戦士の死に場所か」と呟く[[ソルダートJ|J]]にクギを刺す。 | ||
199行目: | 193行目: | ||
: | : | ||
:;「指導、終了…なーんちゃって!」 | :;「指導、終了…なーんちゃって!」 | ||
− | :: | + | ::ビビッドハートのトドメ演出時の台詞。言うまでもなく[[チーフ]]の真似である。 |
− | |||
− | |||
:;「安易なヒロイズムはバッドエンドに直結です!」 | :;「安易なヒロイズムはバッドエンドに直結です!」 | ||
::最終話にて。[[ル=コボル]]を倒すために自らの命と引き換えに[[クリスタル・ハート]]の出力を限界まで上げようとする[[ミスト・レックス|ミスト]]とヒロインに対して。結果的にミストは命を落とすことは無かったが、その代わりに[[皆城総士|総士]]が犠牲になり、さらにフラグ次第ではエンディングで[[蒼穹のファフナー|ファフナー]]勢が「バッドエンド」と言える結末を迎えることになると思うと、皮肉めいたものを感じる。 | ::最終話にて。[[ル=コボル]]を倒すために自らの命と引き換えに[[クリスタル・ハート]]の出力を限界まで上げようとする[[ミスト・レックス|ミスト]]とヒロインに対して。結果的にミストは命を落とすことは無かったが、その代わりに[[皆城総士|総士]]が犠牲になり、さらにフラグ次第ではエンディングで[[蒼穹のファフナー|ファフナー]]勢が「バッドエンド」と言える結末を迎えることになると思うと、皮肉めいたものを感じる。 | ||
210行目: | 202行目: | ||
;SRV-14-A フェイ・イェン | ;SRV-14-A フェイ・イェン | ||
:第一世代型フェイ・イェン。「SRV」は「特殊偵察型VR」意で、一般に配備されているのはオリジナルの'''不完全な'''レプリカ。SRW未登場。 | :第一世代型フェイ・イェン。「SRV」は「特殊偵察型VR」意で、一般に配備されているのはオリジナルの'''不完全な'''レプリカ。SRW未登場。 | ||
− | : | + | :立体化に関しては2世代目以降の華のあるデザインの方が人気の面で強いのか、非組み立て式の簡易フィギュアが過去にリリースされたことがあるのみで、プラモデル化は今に至るまで1度も行われていなかったりと不遇。 |
;Unofficial(アンオフィシャル) | ;Unofficial(アンオフィシャル) | ||
:PS2 SEGA AGES版「OMG」で特定の条件を満たすと登場、および使用可能になる「初代フェイ・イェンにそっくりな'''何か'''」。左手のボウガンがなくなり、エモーショナル・アタックが追加される、撃墜されると爆発炎上ではなく縮んで小さくなるなどファイユーヴにかなり近しいが、名前のとおり「非公式」な存在。SRW未登場。 | :PS2 SEGA AGES版「OMG」で特定の条件を満たすと登場、および使用可能になる「初代フェイ・イェンにそっくりな'''何か'''」。左手のボウガンがなくなり、エモーショナル・アタックが追加される、撃墜されると爆発炎上ではなく縮んで小さくなるなどファイユーヴにかなり近しいが、名前のとおり「非公式」な存在。SRW未登場。 | ||
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:第三世代フェイ・イェンのバリエーション機(レア機体)。トレイ状の武器「ペイシェント・トレー」を持つタイプ。他3機種と異なり、指揮官機は存在しない。SRW未登場。 | :第三世代フェイ・イェンのバリエーション機(レア機体)。トレイ状の武器「ペイシェント・トレー」を持つタイプ。他3機種と異なり、指揮官機は存在しない。SRW未登場。 | ||
;VR-014/HD [[フェイ・イェンHD]] | ;VR-014/HD [[フェイ・イェンHD]] | ||
− | :オリジナルが変化したイレギュラー。電脳虚数空間において、ボーカロイド・[[初音ミク]] | + | :オリジナルが変化したイレギュラー。電脳虚数空間において、ボーカロイド・[[初音ミク]]の魂との接触によって機体色やデザインが彼女をイメージさせるものに変化している他、人化時の外見も強く影響を受けている。正式名称「フェイ・イェンwith Heart of DIVA」。オリジナル設定を加える形でUXに登場。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
*ファイユーヴが登場するドラマCD2枚はその素っ頓狂な内容から[[黒歴史]]扱いするプレイヤーもいるが、近年発売、刊行されたテキスト類にも参照先として挙げられる'''立派な公式媒体'''である(熱心なファン曰く「もともとこういう世界観だからw」)。古いものだが、機会があれば探してみるのも一興だろう。 | *ファイユーヴが登場するドラマCD2枚はその素っ頓狂な内容から[[黒歴史]]扱いするプレイヤーもいるが、近年発売、刊行されたテキスト類にも参照先として挙げられる'''立派な公式媒体'''である(熱心なファン曰く「もともとこういう世界観だからw」)。古いものだが、機会があれば探してみるのも一興だろう。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |