「デビルマン (原作漫画版)」を編集中
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{{登場作品概要 | {{登場作品概要 | ||
| タイトル = デビルマン<br />(原作漫画版) | | タイトル = デビルマン<br />(原作漫画版) | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = DEVIL MAN |
| 著者 = 永井豪 | | 著者 = 永井豪 | ||
| 掲載誌 = 週刊少年マガジン | | 掲載誌 = 週刊少年マガジン | ||
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『'''デビルマン'''』は、永井豪作の[[漫画]]作品。 | 『'''デビルマン'''』は、永井豪作の[[漫画]]作品。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 永井豪の『魔王ダンテ』をベースにした変身ヒーローものとして企画され、テレビアニメ版と同時に展開、『週刊少年マガジン』にて連載された作品。 | |
− | + | 原作者が書いた漫画版ということで「原作漫画版」と呼ばれることは多く、SRWでも「原作漫画版」名義になっているが、アニメ・漫画ともにそれぞれがオリジナルストーリーであり、どちらがどちらの原作というわけではない(『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[ゲッターロボ]]』と同じケース)。 | |
− | + | 企画通り変身ヒーローものとしての趣が強かったアニメ版に比べると[[トラウマイベント|バイオレンスな描写、救いのない展開]]…と非常に永井豪テイストの強い作品で、本作に影響を受けたという漫画家・クリエイター・著名人も多く輩出している伝説的な作品である。 | |
− | 永井豪の自伝的フィクション漫画『激マン! | + | 永井豪の自伝的フィクション漫画『激マン!』で執筆当時の状況やセルフリメイクが描かれている。 |
− | + | なおTVアニメ版は[[コンパチヒーローシリーズ]]に出演している。 | |
== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
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=== 主要人物 === | === 主要人物 === | ||
− | ;[[ | + | ;[[デビルマン]] / 不動明 |
− | : | + | :本作の主人公。デーモン族の勇者アモンと合体した青年。臆病な性格だったがデビルマンとなってからは勇猛果敢かつ好戦的な性格へと変貌する。 |
− | ; | + | ;飛鳥了 |
− | : | + | :明の親友であり、実質的なもう一人の主人公。考古学者であった父の研究によりデーモンの存在を知り、明にデーモンの存在を教え、共にデビルマンになろうとするが…。 |
− | ; | + | ;牧村美樹 |
− | : | + | :ヒロイン。明のガールフレンドであり明が戦う最大の動機。デビルマンになった明を受け入れ、混沌としていく世界情勢の中でも気丈に振る舞うが… |
=== 人間たち === | === 人間たち === | ||
− | ; | + | ;牧村夫妻 |
:美樹と健作の両親。明を実子のように接している。 | :美樹と健作の両親。明を実子のように接している。 | ||
;牧村健作 | ;牧村健作 | ||
:美樹の弟。愛称は「タレちゃん」。 | :美樹の弟。愛称は「タレちゃん」。 | ||
− | ; | + | ;ミーコ |
+ | :知らずのうちにデビルマンとなってしまった不良少女。 | ||
+ | ;サッちゃん | ||
:明が引っ越す前に近所に住んでいた少女。 | :明が引っ越す前に近所に住んでいた少女。 | ||
;ススム | ;ススム | ||
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:ノーベル生物学賞を受賞した教授。彼の誤った研究と発表が悪魔特捜隊を設立させてしまう。本作屈指の'''悪魔の心を持った人間'''の代表格。 | :ノーベル生物学賞を受賞した教授。彼の誤った研究と発表が悪魔特捜隊を設立させてしまう。本作屈指の'''悪魔の心を持った人間'''の代表格。 | ||
− | === | + | === デーモン === |
− | + | ;シレーヌ | |
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:頭に巨大な羽根を持つ女性のデーモン。 | :頭に巨大な羽根を持つ女性のデーモン。 | ||
− | ; | + | ;ゲルマー |
− | : | + | :水を操る能力を持つデーモン。 |
;アグウェル | ;アグウェル | ||
− | : | + | :シレーヌの部下のデーモン。 |
− | ; | + | ;カイム |
:シレーヌを愛するデーモン。 | :シレーヌを愛するデーモン。 | ||
;イーダー | ;イーダー | ||
:人間社会に潜伏し、人を襲っていたデーモン。 | :人間社会に潜伏し、人を襲っていたデーモン。 | ||
− | ; | + | ;ジンメン |
− | : | + | :亀のような姿のデーモン。その甲羅には食べた人間の顔が浮かぶ。 |
− | ; | + | ;サイコジェニー |
− | + | :巨大な顔を持つ精神攻撃を得意とするデーモン。 | |
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− | : | ||
;魔将軍ザン | ;魔将軍ザン | ||
:百の魔将軍の一人。 | :百の魔将軍の一人。 | ||
;悪魔王ゼノン | ;悪魔王ゼノン | ||
− | : | + | :デーモン族の指導者。 |
;大魔神サタン | ;大魔神サタン | ||
− | : | + | :デーモン族の頂点に立つ神。 |
== 用語 == | == 用語 == | ||
− | ; | + | ;デーモン |
− | : | + | :太古の昔、地球を支配していた悪魔の一族。他の生物との合体能力を有し、自らを強力な肉体に作り変えて弱肉強食の争いを行っていた。 |
+ | :氷河期の到来によって氷の中に閉じ込められていたが、復活してしまう。 | ||
;デビルマン | ;デビルマン | ||
− | : | + | :デーモンと合体しながら自我を保つ人間の総称。人間がデーモンに唯一対抗する手段だが、合体するためには理性を失くす必要がある。 |
;悪魔特捜隊 | ;悪魔特捜隊 | ||
− | : | + | :デーモンの存在が一般に知られるようになった際、日本政府が結成した特殊警察隊。 |
== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦DD]] | ;[[スーパーロボット大戦DD]] | ||
− | : | + | :初参戦作品。[[宇宙戦艦ヤマト2199|戦]][[ふしぎの海のナディア|艦]]や[[ロックマン (ゲーム)|アンド]][[Cutie Honey Universe|ロイド]]といった「[[宇宙の騎士テッカマンブレード|ロボット]][[ケロロ軍曹 (TV)|アニメ]][[クレヨンしんちゃん|なのか?]]」という作品群の参戦が増えた中現れた、'''もう言い訳のしようがなくロボットが出てこない作品'''。とはいえ、[[劇場版マジンガーシリーズ|アニメ版]]や『CBキャラ 永井豪ワールド』など派生作品に関しては[[マジンガーZ|ロボ]][[グレートマジンガー|ット]][[ゲッターロボ|との]][[鋼鉄ジーグ|共]][[グレンダイザー|演]]が多く描かれてはいる。 |
− | + | :また、[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|悪魔の名前を冠しているガンダムが登場する作品]]と共演する(所属のワールドは異なっているが)。 | |
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=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
;[[コンパチヒーローシリーズ|バトルドッジボールII]] | ;[[コンパチヒーローシリーズ|バトルドッジボールII]] | ||
− | : | + | :アニメ版での参戦だが、デザインは漫画版となっている。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
*コミックスへの収録や文庫版など改訂版が出るたびに作画に加筆修正を繰り返している事でも有名。そのため版によっては連載時の絵柄と改訂版時の絵柄が混在したものが見られている。 | *コミックスへの収録や文庫版など改訂版が出るたびに作画に加筆修正を繰り返している事でも有名。そのため版によっては連載時の絵柄と改訂版時の絵柄が混在したものが見られている。 | ||
**番外編である『新デビルマン』を本編ストーリーに組み込んでいるものも見られている。 | **番外編である『新デビルマン』を本編ストーリーに組み込んでいるものも見られている。 | ||
− | * | + | *本作の後、世界は再構成され、『バイオレンスジャック』や『デビルマンレディー(原作漫画版)』に繋がることになる。 |
− | * | + | *本作発表後、漫画版の世界観とストーリーを映像化した作品も多く出ている。 |
− | + | **1987年には本作の序盤を映像化した[[OVA]]が発売され、1990年には続編『妖鳥シレーヌ編』が発売。完結編となる最終巻の発表も予定されていたが、実際には発売されず[[打ち切り]]となった。ただし、[[ドラマCD]]という形で完結編「アーマゲドン編」が世に送り出されてはいる。 | |
− | + | **2004年に実写映画化された『デビルマン』が公開されたが、ストーリーの改悪と不整合、主演俳優の演技の拙さ、不自然な描写の多さ、特撮やアクションと演出の質の低さ、当人たちですら意味不明なエキストラの起用諸々の問題点から激しい批判を浴びてしまう。 | |
− | **1987年には本作の序盤を映像化した[[OVA]] | + | ***その為か、実写映画版は現在でも『'''ネタにすることすらできない酷い代物'''』『'''悪い意味で有名なダメ映画'''』としても語り草となっており、駄作や迷作、ダメな映画を再評価する基準として「'''デビルマン基準'''」というスラングが生まれたことから、その[[黒歴史|悪評価]]ぶりが伺い知れる。 |
− | ** | + | ***こちらも原作漫画版をベースとした作品であり、実際大まかなあらすじは漫画に沿ってはいるが、エンディングは異なり「明に助けられたミーコとススムの2人が荒廃した世界でも生きていく決意を固める」で幕を閉じた為、原作漫画版に比べれば救いのある結末になっている。 |
− | *** | + | **2018年には、永井豪画業50周年記念として『[[Cutie Honey Universe]]』と共にWebアニメ『DEVILMAN crybaby』が制作、公開された。時代背景やエピソードの時系列などが一部改変されているが、基本的には原作漫画版を再現している。 |
− | **2018年には、永井豪画業50周年記念として『 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |