「テコ入れ」を編集中
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ロボットアニメに限らず、作品の低迷(視聴率・セールス不振)に対し打開策を講じる事。 | ロボットアニメに限らず、作品の低迷(視聴率・セールス不振)に対し打開策を講じる事。 | ||
− | + | それまでの内容に作風に良くも悪くも大きな変化を起こすことになるため、テコ入れの成否は最終的な作品の評価を左右する一因にもなる。そしてテコ入れすら視聴者や読者に受け入れられなかった場合、[[打ち切り]]という結果が待つ。 | |
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ロボットアニメにおけるテコ入れの主なパターンは以下のものがある。 | ロボットアニメにおけるテコ入れの主なパターンは以下のものがある。 | ||
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;4.スタッフ交代 | ;4.スタッフ交代 | ||
:それまでのスタッフを更迭、新たなスタッフを投入するパターン。制作の都合上やむなくというケースもあり、上記3つのパターンに対し受動的なテコ入れとも言える。 | :それまでのスタッフを更迭、新たなスタッフを投入するパターン。制作の都合上やむなくというケースもあり、上記3つのパターンに対し受動的なテコ入れとも言える。 | ||
− | : | + | :一方、スタッフの交代そのものが上記の3パターンに繋がる場合も往々にしてある。特に作品の制作の中心に立つ立場である監督が交代すると、制作姿勢や作品そのものに対する理解の程度などが影響して作風や物語の方向性、キャラクターの扱いなどの面で多大な変化が生じ易い傾向にあり、交代の前後で評価の差が生じるケースが多い。(1期目は名作と評価されていたのに2期目で監督が変わったら評価が落ちた等。) |
== 主なテコ入れ作品 == | == 主なテコ入れ作品 == | ||
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:玩具強化案として[[ガンダム]]の支援メカ・[[Gファイター]]を投入するも、結局[[打ち切り]]へ。Gファイターのおかげで玩具の売れ行きが回復傾向をみせたので打ち切りを取りやめる意見も出たものの、既にストーリーの修正が利かない段階であったため延長されることはなかった。 | :玩具強化案として[[ガンダム]]の支援メカ・[[Gファイター]]を投入するも、結局[[打ち切り]]へ。Gファイターのおかげで玩具の売れ行きが回復傾向をみせたので打ち切りを取りやめる意見も出たものの、既にストーリーの修正が利かない段階であったため延長されることはなかった。 | ||
:なお、後年の劇場版では「玩具的過ぎる」という理由で、Gファイターは不採用(代わりに[[コアブースター]]が登場)となった。 | :なお、後年の劇場版では「玩具的過ぎる」という理由で、Gファイターは不採用(代わりに[[コアブースター]]が登場)となった。 | ||
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;[[聖戦士ダンバイン]] | ;[[聖戦士ダンバイン]] | ||
− | : | + | :番組スポンサー「クローバー」が業績不振を打破すべく、二代目主役機の[[ビルバイン]]をより玩具然としたデザインへの変更を指示。[[バイストン・ウェル]]の世界観に全くマッチしないデザインだったので、やむなく物語の舞台がバイストン・ウェルから地上へと変更されることになった。 |
− | : | + | :しかし、挽回は叶わずクローバーは番組途中で倒産する。スポンサーの強権発動がマイナスに働いた例。 |
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;[[蒼き流星SPTレイズナー]] | ;[[蒼き流星SPTレイズナー]] | ||
:第2クール終了と同時に作中時間で3年が経過、所謂第2部に突入する。 | :第2クール終了と同時に作中時間で3年が経過、所謂第2部に突入する。 | ||
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:序盤は『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』の作風から一転してコミカルなムードで繰り広げられるも人気は低迷し続ける。そのため、本来のファンを引き戻すため徐々に殺伐としたストーリーへと移行していった。中盤における[[エルピー・プル]]の死は、こうした路線変更の象徴と言えなくもない。 | :序盤は『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』の作風から一転してコミカルなムードで繰り広げられるも人気は低迷し続ける。そのため、本来のファンを引き戻すため徐々に殺伐としたストーリーへと移行していった。中盤における[[エルピー・プル]]の死は、こうした路線変更の象徴と言えなくもない。 | ||
;[[機甲戦記ドラグナー]] | ;[[機甲戦記ドラグナー]] | ||
− | : | + | :中盤、[[グン・ジェム隊]]の登場を期に活劇要素が強まる。後半は突然[[SD]]化するメカや[[次回予告]]の掛け合いなど完全にギャグアニメ調に。 |
;[[宇宙の騎士テッカマンブレードII]] | ;[[宇宙の騎士テッカマンブレードII]] | ||
:[[宇宙の騎士テッカマンブレード|前作]]のノリとは大幅に違い、美少女キャラを前面に押し出した所謂「萌え」路線だったが、セールスが好調だったためか、全3巻の予定が全6巻となり、後半の3巻分は前作同様シリアスな作風となった。 | :[[宇宙の騎士テッカマンブレード|前作]]のノリとは大幅に違い、美少女キャラを前面に押し出した所謂「萌え」路線だったが、セールスが好調だったためか、全3巻の予定が全6巻となり、後半の3巻分は前作同様シリアスな作風となった。 | ||
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:このためか、一部では従来と同様の作風を保ちつつ王道路線で熱いオリジナル展開を描いたアニメ版の方を高く評価する声もある。 | :このためか、一部では従来と同様の作風を保ちつつ王道路線で熱いオリジナル展開を描いたアニメ版の方を高く評価する声もある。 | ||
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== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
;[[打ち切り]] | ;[[打ち切り]] | ||
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[[category:小辞典]] | [[category:小辞典]] | ||
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