「ゼロシステム」を編集中
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ウイングガンダムゼロを鹵獲したOZの技術士官トラント・クラークはこのシステムを独自に研究し、「ゼロシステムが人間の意識を改変する」という独自の理論を打ち立てている。実際[[ヒイロ・ユイ]]と[[ゼクス・マーキス]]はシステムを経験・克服することで、鋭敏な感覚を掴んでいる。 | ウイングガンダムゼロを鹵獲したOZの技術士官トラント・クラークはこのシステムを独自に研究し、「ゼロシステムが人間の意識を改変する」という独自の理論を打ち立てている。実際[[ヒイロ・ユイ]]と[[ゼクス・マーキス]]はシステムを経験・克服することで、鋭敏な感覚を掴んでいる。 | ||
− | 原作では5人のガンダムパイロットとゼクス、前述のトラントがシステム搭載機に搭乗し、最初は全員がシステムに翻弄されている (トラントは発狂して死亡)。[[ドロシー・カタロニア]]も[[リーブラ]] | + | 原作では5人のガンダムパイロットとゼクス、前述のトラントがシステム搭載機に搭乗し、最初は全員がシステムに翻弄されている (トラントは発狂して死亡)。[[ドロシー・カタロニア]]も[[リーブラ]]内でシステムを体験しているが、彼女は一発で使いこなしている。 |
[[ガンダムエピオン]]には同様のシステムである「システムエピオン」が搭載されている。基本理論は同じだが、プロセスが微妙に違う。ヒイロがゼクスと機体を交換したのはこれが理由の一つ。 | [[ガンダムエピオン]]には同様のシステムである「システムエピオン」が搭載されている。基本理論は同じだが、プロセスが微妙に違う。ヒイロがゼクスと機体を交換したのはこれが理由の一つ。 | ||
− | + | また、システム搭載機同士が戦闘に陥った場合、相手を上回ろうと勝利への試行を際限なく繰り返し、最終的にはパイロットごとオーバーフローを起こしてしまう。最終戦でこれが起きなかったのは、ゼロにヒイロが、エピオンにゼクスが搭乗していたからこそである(ただし、ときた洸一による漫画版ではオーバーフローこそ起きなかったが、「この戦いは無意味」と判断してゼロシステムが停止してしまった)。 | |
− | + | === ゼロシステム(特殊能力) === | |
− | + | 『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以降のSRWでは[[特殊能力]]として、ゼロシステムの能力を上手く再現しており、パイロットの各[[能力]]([[格闘]]・[[射撃]]・[[技量]]・[[防御]]・[[命中]]・[[回避]]。一部作品では[[防御]]の代わりに[[反応]])を上昇させる[[特殊能力]]になっている。 | |
− | == ゼロシステム(特殊能力) == | ||
− | 『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以降のSRWでは[[特殊能力]]として、ゼロシステムの能力を上手く再現しており、パイロットの各[[能力]]([[ | ||
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ただし、原作の再現としてイベントで暴走する時のカトル以外は、SRWではそもそも暴走が起こらないため、[[乗り換え]]可能な作品ならヒイロとゼクス以外でもゼロシステムを使いこなすことができ、暴走するなどと言ったデメリットも特にない。中でも『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではシステムを使いこなしたヒイロにデュオが「ヒイロが使いこなせたのだから俺たちにも出来るはず」といった旨の発言をしており、他のパイロット達も乗り換え出来るように訓練を積んでいることが示唆されている。 | ただし、原作の再現としてイベントで暴走する時のカトル以外は、SRWではそもそも暴走が起こらないため、[[乗り換え]]可能な作品ならヒイロとゼクス以外でもゼロシステムを使いこなすことができ、暴走するなどと言ったデメリットも特にない。中でも『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではシステムを使いこなしたヒイロにデュオが「ヒイロが使いこなせたのだから俺たちにも出来るはず」といった旨の発言をしており、他のパイロット達も乗り換え出来るように訓練を積んでいることが示唆されている。 | ||
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! [[スーパーロボット大戦A|A]]・[[スーパーロボット大戦R|R]]・[[スーパーロボット大戦D|D]] | ! [[スーパーロボット大戦A|A]]・[[スーパーロボット大戦R|R]]・[[スーパーロボット大戦D|D]] | ||
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! [[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]・[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | ! [[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]・[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | ||
| rowspan="2" | 命中・回避+20 他能力+10 || 140以上 | | rowspan="2" | 命中・回避+20 他能力+10 || 140以上 | ||
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| 130以上 | | 130以上 | ||
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;[[ガンダムエピオン]] | ;[[ガンダムエピオン]] | ||
:[[トレーズ・クシュリナーダ]]が自ら開発した機体で、「システムエピオン」を搭載している。最終的に[[ゼクス・マーキス]]([[ミリアルド・ピースクラフト]])が搭乗する。 | :[[トレーズ・クシュリナーダ]]が自ら開発した機体で、「システムエピオン」を搭載している。最終的に[[ゼクス・マーキス]]([[ミリアルド・ピースクラフト]])が搭乗する。 | ||
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== ゼロシステムに関連する機体 == | == ゼロシステムに関連する機体 == | ||
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;[[ソレスタルビーイング]] | ;[[ソレスタルビーイング]] | ||
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』においては'''「ゼロシステムがイオリア計画の一環として[[ソレスタルビーイング]]によって製造され、[[ツインドライヴシステム|ツインドライヴ]]と共に同じ機体に積み込まれる予定だった」'''という驚愕のクロスオーバーがある。 | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』においては'''「ゼロシステムがイオリア計画の一環として[[ソレスタルビーイング]]によって製造され、[[ツインドライヴシステム|ツインドライヴ]]と共に同じ機体に積み込まれる予定だった」'''という驚愕のクロスオーバーがある。 | ||
− | :元々はゼロシステムと[[ヴェーダ]]をリンクさせ、その予測能力を極限まで引き出すことで搭乗する[[イノベイター]] | + | :元々はゼロシステムと[[ヴェーダ]]をリンクさせ、その予測能力を極限まで引き出すことで搭乗する[[イノベイター]]候補者への試練とすることを目的としていたが、候補者がゼロシステムに飲まれてしまった場合ゼロシステムの見せる悪夢が[[GN粒子]]によって周囲に無差別に伝播し、錯乱状態になってしまうこととなり、またゼロシステムそのものが悪用された場合の危険度も高かったため、完成後に[[ソレスタルビーイング]]から離脱した[[ドクターJ|コロ]][[プロフェッサーG|ニー]][[ドクトルS|の]][[H教授|五]][[老師O|博士]]によって計画から引き離されたという設定である。 |
:結果としてこの世界の[[ウイングガンダムゼロ]]と[[ダブルオーライザー]]は兄弟機のような関係となり、作中では[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の二人がそれぞれのガンダムのパイロットとなり、戦いの中で[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]が待ち望んだ革新者として成長していった。 | :結果としてこの世界の[[ウイングガンダムゼロ]]と[[ダブルオーライザー]]は兄弟機のような関係となり、作中では[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の二人がそれぞれのガンダムのパイロットとなり、戦いの中で[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]が待ち望んだ革新者として成長していった。 | ||
:そして[[Zシリーズ]]完結編である『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では、これまでの総仕上げと言わんばかりに[[ELS]]との対話において、原作におけるティエリアの代役に近く、ヴェーダと共にELSからの膨大な情報の処理をサポートさせ、ヒイロは刹那と共に対話を成功に導いている。 | :そして[[Zシリーズ]]完結編である『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では、これまでの総仕上げと言わんばかりに[[ELS]]との対話において、原作におけるティエリアの代役に近く、ヴェーダと共にELSからの膨大な情報の処理をサポートさせ、ヒイロは刹那と共に対話を成功に導いている。 | ||
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;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] | ;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] | ||
:『[[第2次Z再世篇]]』において、ゼロシステムで彼の予測された[[ゼロレクイエム|未来]]を見て、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]は彼の殺害を決意し、彼の拠点とも言える[[アッシュフォード学園]]および協力者たちを襲撃した後、実際に彼と戦う。 | :『[[第2次Z再世篇]]』において、ゼロシステムで彼の予測された[[ゼロレクイエム|未来]]を見て、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]は彼の殺害を決意し、彼の拠点とも言える[[アッシュフォード学園]]および協力者たちを襲撃した後、実際に彼と戦う。 | ||
− | |||
;[[カップリングシステム]] | ;[[カップリングシステム]] | ||
:『[[X]]』において、カップリングシステムと組み合わせて[[渡瀬青葉|青葉]]を捜索、発見に至った。 | :『[[X]]』において、カップリングシステムと組み合わせて[[渡瀬青葉|青葉]]を捜索、発見に至った。 | ||
;[[ビゾン・ジェラフィル]] | ;[[ビゾン・ジェラフィル]] | ||
− | : | + | :『X』において、どういうわけかゼロシステムは、ゾギリアの一兵士に過ぎない彼のことを警戒していた。 |
;[[マサキ・アンドー]] | ;[[マサキ・アンドー]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で'''道に迷ったマサキをゼロシステムで捜し出す'''というおそらく空前にして絶後になるであろうしょうもない使われ方をされた。むしろ、ゼロシステムを使わないと探せないと言われてしまうマサキって…(ちなみに[[サイバスター]]には未来予知が可能なラプラスデモンコンピューターがあるのだが、マサキの方向音痴はそれがあっても尚道に迷うほどなので、そんなマサキを探し出せたゼロシステム>マサキが使ったラプラスデモンコンピューターとなるはずである。方向音痴でない普通の人間がラプラスコンピュータを使った場合は不明)。 | :『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で'''道に迷ったマサキをゼロシステムで捜し出す'''というおそらく空前にして絶後になるであろうしょうもない使われ方をされた。むしろ、ゼロシステムを使わないと探せないと言われてしまうマサキって…(ちなみに[[サイバスター]]には未来予知が可能なラプラスデモンコンピューターがあるのだが、マサキの方向音痴はそれがあっても尚道に迷うほどなので、そんなマサキを探し出せたゼロシステム>マサキが使ったラプラスデモンコンピューターとなるはずである。方向音痴でない普通の人間がラプラスコンピュータを使った場合は不明)。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
*SRWにおいて、勝利出来る見込みがない相手が現れた際のゼロシステムの対応は、「ゼロシステムが沈黙してしまった」『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』、「敗北する未来しか見せず、パイロットが個人で抗うしかなかった」『[[スーパーロボット大戦64|64]]』、「勝利出来ないとしながらも、不確定要素を予測した」『[[スーパーロボット大戦W|W]]』と作品によって異なっている。 | *SRWにおいて、勝利出来る見込みがない相手が現れた際のゼロシステムの対応は、「ゼロシステムが沈黙してしまった」『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』、「敗北する未来しか見せず、パイロットが個人で抗うしかなかった」『[[スーパーロボット大戦64|64]]』、「勝利出来ないとしながらも、不確定要素を予測した」『[[スーパーロボット大戦W|W]]』と作品によって異なっている。 | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |