「ゼハート・ガレット」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::Zeheart Garette]] | ||
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムAGE}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムAGE}} | ||
| 声優 = {{声優|神谷浩史|SRW=Y}}<br/>{{声優 (登場作品別)|能登麻美子|機動戦士ガンダムAGE}}(幼少期) | | 声優 = {{声優|神谷浩史|SRW=Y}}<br/>{{声優 (登場作品別)|能登麻美子|機動戦士ガンダムAGE}}(幼少期) | ||
− | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン| | + | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|千葉道徳}}<br />{{キャラクターデザイン|長野拓造}}(原案) |
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦BX}} | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦BX}} | ||
| SRWでの分類 = [[パイロット]] | | SRWでの分類 = [[パイロット]] | ||
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 種族 = | + | | 種族 = 地球人 |
− | | 性別 = | + | | 性別 = 男 |
− | | 年齢 = | + | | 年齢 = 17歳 → 18歳(アセム編) |
| 出身 = [[火星]] | | 出身 = [[火星]] | ||
− | | 身長 = | + | | 身長 = 175.5 cm |
| 所属 = {{所属 (人物)|ヴェイガン}} | | 所属 = {{所属 (人物)|ヴェイガン}} | ||
| 役職 = 地球制圧軍総司令官(アセム編)<br/>イゼルカント直属司令官(キオ編)<br/>ヴェイガン新指導者(三世代編) | | 役職 = 地球制圧軍総司令官(アセム編)<br/>イゼルカント直属司令官(キオ編)<br/>ヴェイガン新指導者(三世代編) | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 第二部・アセム編より登場。[[ヴェイガン]]に所属する軍人の一人であり、長い銀髪と褐色肌が特徴の美青年 | + | 第二部・アセム編より登場。[[ヴェイガン]]に所属する軍人の一人であり、長い銀髪と褐色肌が特徴の美青年<ref name="Ikemen">『MOE』では、ゼハートの転校先のクラスの女子生徒達(ロマリーを除く)が、彼の顔を見て頬を赤く染めている描写が存在している。</ref>。スペシャルエディション[[OVA]]『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』(以下、『MOE』と表記)では事実上の[[主人公]]<ref>実際、『MOE』後編のエンディングロール(キャスト欄)では「ゼハート・ガレット [[声優:神谷浩史|神谷浩史]]」がトップに位置している。</ref><ref name="Boss">『MOE』では[[ゼラ・ギンス]]が未登場のままで完結するので、ゼハート・ガレットが当作品の[[ラストボス]]の役割を担う。</ref>となる。 |
=== 来歴 === | === 来歴 === | ||
==== アセム編 ==== | ==== アセム編 ==== | ||
− | ガンダムAGE-1及びAGEシステムの奪取を目的とするため、[[コロニー]] | + | ガンダムAGE-1及びAGEシステムの奪取を目的とするため、[[コロニー]]・トルディアへと潜入。その際に身分を偽り学生として転入し、アスノ家の人間であるアセムへと接触を図るが、部活動「[[モビルスーツ|MS]]クラブ」を通して[[友情]]を感じていき戸惑うようになる。 |
− | + | 卒業式の日に、自身の正体を晒し決別。その後は連邦軍へ入隊したアセムと多く交戦する。当初は自身の操縦技術の高さと[[Xラウンダー]]能力も相まって、アセムを圧倒していたが、次第に追いつかれるようになる。最終決戦では移動要塞ダウネスが[[地球]]へと落下し始めたため、アセムと共闘し食い止めるものの、大気圏へと突入。その際に、ドール・フロストに庇われ一命を取り留める。その後はイゼルカントの元でコールドスリープへと入った。 | |
==== キオ編・三世代編 ==== | ==== キオ編・三世代編 ==== | ||
− | 推定実年齢55歳前後。コールドスリープから目覚めた後、新たな専用機[[ギラーガ]]を駆りオリバーノーツを強襲。その際、[[民間人]] | + | 推定実年齢55歳前後。コールドスリープから目覚めた後、新たな専用機[[ギラーガ]]を駆りオリバーノーツを強襲。その際、[[民間人]]への被害を一切躊躇しないなど非情な面が描かれている。キオと対峙して、それを非難された際に「戦争は[[コンピュータゲーム|ゲーム]]ではない」と切り返した。 |
− | ルナベースでは[[アローン・シモンズ]] | + | ルナベースでは[[アローン・シモンズ]]と共謀して乗っ取りに成功したが、アスノ家を筆頭とした奪還作戦にてジラードが戦死したのと、セリックによる降伏勧告を受けたのを機に全軍撤退を余儀なくされる。その際アセムから聞かされたプロジェクト・エデンの真意を帰還後にイゼルカントに問い詰めたところ、その全てを明かされた上でヴェイガンの全権を委ねられることになる。その真意である「宇宙規模の戦争による人間の選別と、それに伴うエデンの実現」にはさすがに衝撃を受けていた(有体に言えば引いていた)が、マーズレイで既に瀕死のイゼルカントへの同情、さらに知らずとはいえそのために死んでいった仲間達の意志やこれまでの人生を否定することが出来ず、引き受けることになった。 |
− | + | だが、そのプレッシャーはあまりにも大きく、時間が経つにつれて精神的に追い詰められていき、最終的には今まで自分に希望を託した者や、亡兄デシルの幻影を見るまでに追い詰められる。最終的にはイゼルカントと死者たちが目指した理想の完遂のため、部下を大切に思っていた本来の心を殺して、遂には自分を愛してくれたフラムにまで、間接的にだがエデンのために死ねと命じるまでになってしまう。 | |
− | ラ・グラミス攻防戦ではイゼルカントから受領した[[ガンダムレギルス]]でキオの[[ガンダムAGE-FX]] | + | ラ・グラミス攻防戦ではイゼルカントから受領した[[ガンダムレギルス]]でキオの[[ガンダムAGE-FX]]と交戦。フラムと共にあと一歩のところまで追い詰めるが、この土壇場で発生したザナルドの反乱を受けて仕留める事が出来ず、やむなくその場をフラムに任せて撤退する。その後、フラムにガンダムとディーヴァの足止めをするように指示を出し、ラ・グラミスのディグマゼノン砲にてガンダムとディーヴァを一掃しようとする。しかし、この攻撃はフリットに見抜かれており、ディーヴァを沈めるもガンダムを一機も仕留める事が出来ず、しかも母艦の役割をディーヴァクルーが乗り込んだバロノークが引き継いだことで指揮系統の瓦解も達せられなかった。 |
− | + | フラムを犠牲にしたにも関わらず何の結果も得られなかったことに怒りと焦りを抱いたゼハートは再びレギルスで出撃、アセムと激突する。しかし、デシルを始めとする死者達の幻影と嘲笑、さらに背負ったものと現在の状況に対するプレッシャーでレギルスの力を全く引き出すことが出来ず、たったの55秒で無力化。最後の最後で人らしい生き方を掴んだアセムが羨ましかったと語り、爆発から逃すためにダークハウンドを蹴り飛ばす。そして、彼にとっての「エデン」であるアセムやロマリーと過ごした日々を思い返しながら、レギルスの爆発に消えていった。 | |
− | OVA『MOE』では、プロジェクト・エデンを実行する事が即ち「'''同胞の犠牲を無駄にしないために同胞の犠牲を無駄にする''' | + | OVA『MOE』では、プロジェクト・エデンを実行する事が即ち「'''同胞の犠牲を無駄にしないために同胞の犠牲を無駄にする'''」という矛盾であることに気付き、しかしそれをやめる事も引き返すことも出来なくなって追い詰められていく過程が描かれている。さらに最終決戦前の連邦との戦いでは敵のモビルスーツを次々と撃破しながらも次第に精神が壊れ始め、イゼルカント曰くの「真のXラウンダー」='''理性なき野獣'''へと目覚めていく様子が克明に描写されている。 |
− | + | また、アセムとの最終決戦もTV版のような一方的なものではなく、両者とも傷付きながらも感情をぶつけ合う激しいものとなっている。 | |
=== キャラクターの総評 === | === キャラクターの総評 === | ||
ゼハートの生き様は言うなれば、'''道を間違えたアセム、家族や友人に恵まれなかったフリットという彼等の「もしも」の姿'''とも言い換える事が出来る。全てを一人で背負い込み、それを分かち合える家族や友が誰もいなかったゼハートには頼れるものは自分以外になく、さらに「ゼハート・ガレット」という個人と向き合ってくれるのが実質、敵となったアセム以外にいなかったのも大きい。ヴェイガンの絶対的指導者であるイゼルカントから全てを受け継いだ男、有数のXラウンダー、エデンの住民の代表たるゼハートには、陰ながら支えようとする者達は多くいたものの、正面から諌め、あるいは共に歩いてくれる者は誰もおらず、フラムですら表面的には「上官と部下」の関係で留まっていた。結局のところ、ゼハートにとって本当に必要だったのは「ヴェイガンの未来」という重荷を分かち合える仲間であり、一人で背負えるはずのないものを無理に一人で背負ってしまったのが一番の不幸だったと言える。 | ゼハートの生き様は言うなれば、'''道を間違えたアセム、家族や友人に恵まれなかったフリットという彼等の「もしも」の姿'''とも言い換える事が出来る。全てを一人で背負い込み、それを分かち合える家族や友が誰もいなかったゼハートには頼れるものは自分以外になく、さらに「ゼハート・ガレット」という個人と向き合ってくれるのが実質、敵となったアセム以外にいなかったのも大きい。ヴェイガンの絶対的指導者であるイゼルカントから全てを受け継いだ男、有数のXラウンダー、エデンの住民の代表たるゼハートには、陰ながら支えようとする者達は多くいたものの、正面から諌め、あるいは共に歩いてくれる者は誰もおらず、フラムですら表面的には「上官と部下」の関係で留まっていた。結局のところ、ゼハートにとって本当に必要だったのは「ヴェイガンの未来」という重荷を分かち合える仲間であり、一人で背負えるはずのないものを無理に一人で背負ってしまったのが一番の不幸だったと言える。 | ||
− | その表れか、軍人としては確かに有能なものの[[指揮官]]としては疑問符が付き、事実ゼハートが担当した作戦は、作中描かれた限り'''ほとんど失敗している'''<ref> | + | その表れか、軍人としては確かに有能なものの[[指揮官]]としては疑問符が付き、事実ゼハートが担当した作戦は、作中描かれた限り'''ほとんど失敗している'''<ref>根底にある他者への思いやりや部下に慕われるカリスマ性から、ゼハートが人の上に立つ資質が無いという訳ではないし、メタ的に言えば「作戦が成功すると、AGEシステムが失われる等してバッドエンド一直線」という見方もある。</ref>。更には最高クラスのXラウンダーであり、優れたパイロットでもあったゼハートが精神の平衡を保てなかった事が原因で殆ど力を発揮できず、心の強さこそが最も重要なスーパーパイロットとなったアセムに圧倒される、というかなり皮肉な敗北をしてしまった。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
:初登場作品。序盤から[[ギラーガ]]に搭乗し、幾度も自軍部隊と対峙する。終盤に[[ガンダムレギルス]]に乗り換える。撃墜すると声優繋がりでスキルパーツ「[[ミハエル・ブラン|ミシェルの眼鏡]]」を落とす場合がある。 | :初登場作品。序盤から[[ギラーガ]]に搭乗し、幾度も自軍部隊と対峙する。終盤に[[ガンダムレギルス]]に乗り換える。撃墜すると声優繋がりでスキルパーツ「[[ミハエル・ブラン|ミシェルの眼鏡]]」を落とす場合がある。 | ||
:高いXラウンダー能力もあって強敵となっており、最終的に第41話にて[[ヴェイガンギア・シド]]の攻撃からアセムを庇い死亡するが、[[隠し要素/BX#クランシェカスタム&セリック・アビス、ガンダムレギルス&ゼハート・ガレット、フォーンファルシア&フラム・ナラ、ギラーガ改&レイル・ライト|隠し要素]]の条件を満たす事で生存し、フラムやレイルと共に[[ブライティクス]]に参加。ロマリーやフリットとも和解する。味方になった後はアセムとの合体攻撃も用意されているが、機体の得意レンジが反対なので足並みを揃え難いのが問題。 | :高いXラウンダー能力もあって強敵となっており、最終的に第41話にて[[ヴェイガンギア・シド]]の攻撃からアセムを庇い死亡するが、[[隠し要素/BX#クランシェカスタム&セリック・アビス、ガンダムレギルス&ゼハート・ガレット、フォーンファルシア&フラム・ナラ、ギラーガ改&レイル・ライト|隠し要素]]の条件を満たす事で生存し、フラムやレイルと共に[[ブライティクス]]に参加。ロマリーやフリットとも和解する。味方になった後はアセムとの合体攻撃も用意されているが、機体の得意レンジが反対なので足並みを揃え難いのが問題。 | ||
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:[[コロニー]]・トルディアにて潜入した頃からの奇妙な友情で結ばれた親友にして[[ライバル]]と言うべき存在。ゼハート自身の正体がアセムに知れ渡ってからは、彼と戦場で度々交戦した。 | :[[コロニー]]・トルディアにて潜入した頃からの奇妙な友情で結ばれた親友にして[[ライバル]]と言うべき存在。ゼハート自身の正体がアセムに知れ渡ってからは、彼と戦場で度々交戦した。 | ||
:しかしながら、ゼハートはアセムの[[性格]]を「優しすぎる」と評して、戦いから遠ざけようとするなど非情になりきれない面を見せる事が多かった。 | :しかしながら、ゼハートはアセムの[[性格]]を「優しすぎる」と評して、戦いから遠ざけようとするなど非情になりきれない面を見せる事が多かった。 | ||
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で条件を満たして生存した場合は、決戦後、バロノークで学生時代にはできなかった酒の酌み交わしを行った。 | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で条件を満たして生存した場合は、決戦後、バロノークで学生時代にはできなかった酒の酌み交わしを行った。 | ||
;[[ロマリー・ストーン]] | ;[[ロマリー・ストーン]] | ||
− | : | + | :同級生。淡い想いを寄せられていたが、ゼハート本人はアセムとの仲を後押しする事が多く、ゼハートがヴェイガンへと戻ってからも度々気に掛けていた。 |
:一方でゼハートは後ろめたさもあったのか、ロマリーの事はあまり気にかけていない様子ではあった。 | :一方でゼハートは後ろめたさもあったのか、ロマリーの事はあまり気にかけていない様子ではあった。 | ||
:『BX』では、原作ではなかった、妻となり母となった彼女との再会を果たす。 | :『BX』では、原作ではなかった、妻となり母となった彼女との再会を果たす。 | ||
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:潜入時の同級生。彼らと同じMSクラブに所属。今際の際の回想では彼らMSクラブとの楽しかった日々を思い起こしており、その友情は本物だった。 | :潜入時の同級生。彼らと同じMSクラブに所属。今際の際の回想では彼らMSクラブとの楽しかった日々を思い起こしており、その友情は本物だった。 | ||
;[[キオ・アスノ]] | ;[[キオ・アスノ]] | ||
− | : | + | :キオ編にてオリバーノーツを強襲し、因縁が出来る。その後は親友であるアセムとロマリーの息子という事もあって(当時はアセムが死んでいたと認識していたこともあるが)、深く気にかけるようになる。精神的な未熟さを利用することもあったが、戦士としての腕は認めていた模様。 |
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;[[フリット・アスノ]] | ;[[フリット・アスノ]] | ||
:直接の関係は無いが、ビッグリング攻防戦を始めとする多くの戦局にて交戦。また、ゼハートの生き様は奇しくもフリットに通ずるものがあった。 | :直接の関係は無いが、ビッグリング攻防戦を始めとする多くの戦局にて交戦。また、ゼハートの生き様は奇しくもフリットに通ずるものがあった。 | ||
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:アセム編での副司令。元々は総司令官だったが、ゼハートにその座を譲る。ゼハートの下に就いた後も一切含むことなく献身的に彼を支えている。 | :アセム編での副司令。元々は総司令官だったが、ゼハートにその座を譲る。ゼハートの下に就いた後も一切含むことなく献身的に彼を支えている。 | ||
;[[GUNDAM:ダズ・ローデン|ダズ・ローデン]](SRW未登場) | ;[[GUNDAM:ダズ・ローデン|ダズ・ローデン]](SRW未登場) | ||
− | : | + | :アセム編での補佐官。コロニー「トルディア」へゼハートと共に潜入していた。 |
− | : | + | :『MOE』では、潜伏先のトルディアで学園生活を送るゼハートに対して親のように接している。また、ゼハート自身はアセム達にダズの事を「おじさん」と紹介している。 |
;[[GUNDAM:ドール・フロスト|ドール・フロスト]](SRW未登場) | ;[[GUNDAM:ドール・フロスト|ドール・フロスト]](SRW未登場) | ||
:アセム編での部下マジシャンズ8のリーダー。コロニー「ノートラム」攻防戦終盤で、大気圏に落ちたゼハートを庇い、戦死。 | :アセム編での部下マジシャンズ8のリーダー。コロニー「ノートラム」攻防戦終盤で、大気圏に落ちたゼハートを庇い、戦死。 | ||
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:『MOE』では、彼女に対して「私が死んだ兄の命に値しない男だと判断したらいつでも私を撃て」と言う。 | :『MOE』では、彼女に対して「私が死んだ兄の命に値しない男だと判断したらいつでも私を撃て」と言う。 | ||
;[[レイル・ライト]] | ;[[レイル・ライト]] | ||
− | : | + | :キオ編以降での部下。フラムと二人でゼハートを支えている。 |
;[[GUNDAM:ダレスト・グーン|ダレスト・グーン]](SRW未登場) | ;[[GUNDAM:ダレスト・グーン|ダレスト・グーン]](SRW未登場) | ||
:キオ編以降での部下。 | :キオ編以降での部下。 | ||
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:『BX』では[[木連|同盟組織]]の将である彼らと何度も共同戦線をとる。 | :『BX』では[[木連|同盟組織]]の将である彼らと何度も共同戦線をとる。 | ||
;[[草壁春樹]] | ;[[草壁春樹]] | ||
− | : | + | :『BX』では同盟組織の司令官同士の関係。互いに共同歩調をとり地球連邦とBXに対抗するが…。 |
;[[ハリケーン]]、[[フラッシュ (マジンガー)|フラッシュ]]、[[ミスティ]] | ;[[ハリケーン]]、[[フラッシュ (マジンガー)|フラッシュ]]、[[ミスティ]] | ||
:『BX』ではオリバーノーツでの戦いで彼女達を一蹴するが、彼女達の決死の反撃もあって撤退に追い込まれる結果に。 | :『BX』ではオリバーノーツでの戦いで彼女達を一蹴するが、彼女達の決死の反撃もあって撤退に追い込まれる結果に。 | ||
146行目: | 145行目: | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
=== アセム編 === | === アセム編 === | ||
− | ; | + | ;「アセム、お前とは、あのまま友達でいられたかもしれない。だが、俺には戦士として背負うものがある。譲る事の出来ない、戦う理由がある。」 |
− | + | ;「お前にはあるのか? それ程の覚悟が! 俺だと知ってお前は撃てるのか!?」 | |
− | + | ;「お前のような優しい奴は戦うべきじゃない…!」 | |
− | + | :第18話より。卒業式の日に、アセムに正体を明かしての発言。これから戦いになれば友達同士でも戦わなければならず、ゼハートなりにも彼を[[説得]]する。 | |
− | |||
− | ; | ||
− | : | ||
:アセムの優しさを知っているからこその言葉だったが…。 | :アセムの優しさを知っているからこその言葉だったが…。 | ||
− | ; | + | ;「これが、[[Xラウンダー]]の力だ。お前が戦いに向かないのは甘さだけじゃない。」 |
− | + | ;「アセム…''二度と俺の前に現れるな…。''」 | |
− | + | :第20話にてアセムのガンダムAGE-2を圧倒し、こう言い残して去って行った。 | |
− | : | ||
:力の違いを見せつけてでもアセムを戦いから遠ざけようとする友としてのせめてもの情けだったが、皮肉にもこれがアセムの苦悩の始まりになってしまう。 | :力の違いを見せつけてでもアセムを戦いから遠ざけようとする友としてのせめてもの情けだったが、皮肉にもこれがアセムの苦悩の始まりになってしまう。 | ||
− | + | ;「私は、戦いに生きるべき宿命を背負っている。しかし、お前は違う。戦わない道を選択できる。」<br />「お前はお前のままでいられる。優しい、わたしが好きだった友達のアセムのまま。」 | |
− | ;「私は、戦いに生きるべき宿命を背負っている。しかし、お前は違う。戦わない道を選択できる。」<br /> | ||
:第24話。ソロンシティにてアセムと再会、再度軍を抜ける様に説得する。この時はゼハートも笑顔で接している。しかし、今のアセムは精神的に追い詰められており、ゼハートの言葉は届かず逆に嫉妬心をぶつけられてしまう。 | :第24話。ソロンシティにてアセムと再会、再度軍を抜ける様に説得する。この時はゼハートも笑顔で接している。しかし、今のアセムは精神的に追い詰められており、ゼハートの言葉は届かず逆に嫉妬心をぶつけられてしまう。 | ||
− | ; | + | ; 「お前が戦場にいては、私が私でいられなくなる!目的の妨げになる!私はヴェイガンだ…!」 |
:同上、説得の続き。彼もまた友情と使命感に挟まれて葛藤していることがわかる台詞。やはりアセムと戦うのは本意ではない様だが、覚悟の違いを示す為にアセムに銃を突きつける…。ただし、前話では戦闘中に「'''私は迷ってなどいない'''」と言い放ちながらも説得を試みるあたりは、ゼハート自身も相当な迷いを抱えている事は間違いなく、これらの言葉は自分自身に言い聞かせている側面もあるだろう。 | :同上、説得の続き。彼もまた友情と使命感に挟まれて葛藤していることがわかる台詞。やはりアセムと戦うのは本意ではない様だが、覚悟の違いを示す為にアセムに銃を突きつける…。ただし、前話では戦闘中に「'''私は迷ってなどいない'''」と言い放ちながらも説得を試みるあたりは、ゼハート自身も相当な迷いを抱えている事は間違いなく、これらの言葉は自分自身に言い聞かせている側面もあるだろう。 | ||
− | : | + | : アセム編EDテーマ『My World』の歌詞'''「僕が僕であるために失っちゃいけないものは何?」'''を意識した台詞とも取れるが、この歌詞はこの時のアセムにも悪い意味で当てはまっているのが切ない。そして、皮肉にも三世代編のゼハートにも当てはまっているだろう。 |
− | : 余談だが、この後にゼハートは湖の中に隠していたゼイドラに乗って逃走するが、「''' | + | : 余談だが、この後にゼハートは湖の中に隠していたゼイドラに乗って逃走するが、「'''どうやって隠した'''」と一部で話題になった。 |
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;「あなたはフリット・アスノへの特別な感情で動いている!そんなことでは…」<br />「処分は考えておく。」<br />(特別な感情か…) | ;「あなたはフリット・アスノへの特別な感情で動いている!そんなことでは…」<br />「処分は考えておく。」<br />(特別な感情か…) | ||
− | : | + | :自身を最前線から外したことに反発したデシルに対して。しかし、デシルは逆に開き直り独断専行を行う結果になってしまった。 |
:最後の独白は自身もまた何度も見逃してきたアセムに対して甘さが抜けきっていないことに対する自嘲である。 | :最後の独白は自身もまた何度も見逃してきたアセムに対して甘さが抜けきっていないことに対する自嘲である。 | ||
;「例え兄でも、妨げになるなら…。」<br />「私は…どんなことをしてもたどり着くと誓ったのだ…! イゼルカント様が見せてくれた、未来に…!」 | ;「例え兄でも、妨げになるなら…。」<br />「私は…どんなことをしてもたどり着くと誓ったのだ…! イゼルカント様が見せてくれた、未来に…!」 | ||
− | : | + | :ドールからデシルを見殺しにしたことを指摘されるも、ゼハートなりに覚悟を示す。 |
− | : | + | :これにはドールも突き動かされ、ゼハートを庇い彼がエデンの実現を成し遂げてくれると信じて散っていくが、何をしても結局たどり着けず、逆に追い詰められてしまう、という後の展開を考えると皮肉な台詞である。 |
− | |||
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=== キオ編 === | === キオ編 === | ||
188行目: | 175行目: | ||
=== 三世代編 === | === 三世代編 === | ||
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;「私はもう後へなど退けない! 私に残された道は、エデンに続く道のみだ!」 | ;「私はもう後へなど退けない! 私に残された道は、エデンに続く道のみだ!」 | ||
:ダズ・ローデン、ドール・フロスト、そして兄のデシル・ガレットの幻から自身を後押しする言葉を投げかけられて。精神も限界が近づいていたゼハートが次にとった行動は、あまりにも非情なものだった…。 | :ダズ・ローデン、ドール・フロスト、そして兄のデシル・ガレットの幻から自身を後押しする言葉を投げかけられて。精神も限界が近づいていたゼハートが次にとった行動は、あまりにも非情なものだった…。 | ||
195行目: | 180行目: | ||
:味方を犠牲にしてまでもガンダムを落とせず、これまでに死んでいったヴェイガンの者達がゼハートを嘲笑する、という幻覚を見て。既にいない者達に衝き動かされるように、ゼハートは再びレギルスに乗り込む。 | :味方を犠牲にしてまでもガンダムを落とせず、これまでに死んでいったヴェイガンの者達がゼハートを嘲笑する、という幻覚を見て。既にいない者達に衝き動かされるように、ゼハートは再びレギルスに乗り込む。 | ||
:'''『MOE』では「死者の手が無数に生えてきてゼハートを引きずり込もうとする」という幻覚を見ている'''が、どちらの描写も追い詰められていたゼハートに追い討ちをかけるには十分すぎた。 | :'''『MOE』では「死者の手が無数に生えてきてゼハートを引きずり込もうとする」という幻覚を見ている'''が、どちらの描写も追い詰められていたゼハートに追い討ちをかけるには十分すぎた。 | ||
− | : | + | :『BX』においては前者は撃墜時、後者はアレンジした上で対ガンダムの[[特殊戦闘台詞]]に採用されている。 |
;「全てが……こぼれ落ちていく……! どうして掴めないんだ……!!」 | ;「全てが……こぼれ落ちていく……! どうして掴めないんだ……!!」 | ||
:[[フラム・ナラ|フラム]]を囮にしてディグマゼノン砲でガンダムを殲滅する、という作戦が失敗に終わり、愕然と呟く。エデンのために大きすぎる犠牲を払いながら、彼は結局何もつかめなかった。 | :[[フラム・ナラ|フラム]]を囮にしてディグマゼノン砲でガンダムを殲滅する、という作戦が失敗に終わり、愕然と呟く。エデンのために大きすぎる犠牲を払いながら、彼は結局何もつかめなかった。 | ||
202行目: | 187行目: | ||
:アセムと対峙して。イゼルカントが提唱するプロジェクト・エデンは、手段と思想にこそ問題があるものの「'''人が人らしく生きられる世界を取り戻す'''」事が目的であった。アセムの言う通り、ゼハートが人の感情を捨てた時点で大義として成立しなくなっている。 | :アセムと対峙して。イゼルカントが提唱するプロジェクト・エデンは、手段と思想にこそ問題があるものの「'''人が人らしく生きられる世界を取り戻す'''」事が目的であった。アセムの言う通り、ゼハートが人の感情を捨てた時点で大義として成立しなくなっている。 | ||
:しかし、[[プレッシャー]]に潰されつつあるゼハートにはそれすらもわからず、ただエデンのためという妄執にも似た使命感がヴェイガンの白いガンダムを駆る。 | :しかし、[[プレッシャー]]に潰されつつあるゼハートにはそれすらもわからず、ただエデンのためという妄執にも似た使命感がヴェイガンの白いガンダムを駆る。 | ||
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;「おおおおおおっ!! ガァァンダムゥゥゥッ!!」 | ;「おおおおおおっ!! ガァァンダムゥゥゥッ!!」 | ||
:AGE-FXに斬りかかった際の叫び。『BX』でも採用されているが、何故かイベント戦闘で[[シド]]に攻撃した際の台詞になっている。 | :AGE-FXに斬りかかった際の叫び。『BX』でも採用されているが、何故かイベント戦闘で[[シド]]に攻撃した際の台詞になっている。 | ||
209行目: | 193行目: | ||
;「やり遂げたかったんだ……イゼルカント様のなさろうとした事を……私達の夢を……でなければ、私は何のために生きたのか…わからないんだ」<br />「お前たちと過ごしたMSクラブでの毎日……あの時、私は満たされていた…。お前は力を持った私に嫉妬していたのだろう…しかし、本当は俺もお前が羨ましかったんだ…」<br />「俺も愛する人と子を作り…お前のように生きたかった…」 | ;「やり遂げたかったんだ……イゼルカント様のなさろうとした事を……私達の夢を……でなければ、私は何のために生きたのか…わからないんだ」<br />「お前たちと過ごしたMSクラブでの毎日……あの時、私は満たされていた…。お前は力を持った私に嫉妬していたのだろう…しかし、本当は俺もお前が羨ましかったんだ…」<br />「俺も愛する人と子を作り…お前のように生きたかった…」 | ||
:アセムに敗北し、ようやく明かした本音。ゼハートにとってのエデンとは戦いの先にあるものではなく、アセムやロマリーと共に過ごしたあの日々だった。 | :アセムに敗北し、ようやく明かした本音。ゼハートにとってのエデンとは戦いの先にあるものではなく、アセムやロマリーと共に過ごしたあの日々だった。 | ||
− | : | + | :途中からはヴェイガン軍人としての一人称「私」ではなくいち個人としての一人称「俺」を使っている。 |
;「ありがとう、アセム…」 | ;「ありがとう、アセム…」 | ||
:TVアニメ版・[[OVA]]『MOE』共通の最期の台詞。 | :TVアニメ版・[[OVA]]『MOE』共通の最期の台詞。 | ||
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=== MEMORY OF EDEN === | === MEMORY OF EDEN === | ||
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;「''俺は前に進むしか……ないのだぁぁぁ!!''」 | ;「''俺は前に進むしか……ないのだぁぁぁ!!''」 | ||
:アセムの「人が人である為のエデンではなかったのか!?」という言葉に対して[[OVA]]『MOE』ではこう切り返した。 | :アセムの「人が人である為のエデンではなかったのか!?」という言葉に対して[[OVA]]『MOE』ではこう切り返した。 | ||
− | : | + | :TV版と異なり、イゼルカントの真意を知り、間違った理想だったと悟ったゼハートだったが、後述の本音の通り犠牲になった同志達の為にも最早後戻りは出来なかった…。 |
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;「プロジェクト・エデンの真の目的は私だって既に知っている…それが私の望まぬ未来であったことも…」<br />「イゼルカント様の望んだ世界は確かに私の願った世界ではなかった…だが、それを認めてしまったら今までの戦いで死んでいった者たちはどうなる…? 彼らが命をかけてエデンを求めた思いはどうなる…? それを無為にすることはできない…」 | ;「プロジェクト・エデンの真の目的は私だって既に知っている…それが私の望まぬ未来であったことも…」<br />「イゼルカント様の望んだ世界は確かに私の願った世界ではなかった…だが、それを認めてしまったら今までの戦いで死んでいった者たちはどうなる…? 彼らが命をかけてエデンを求めた思いはどうなる…? それを無為にすることはできない…」 | ||
:『MOE』におけるアセムに対しての本音。戦いで死んでいった者たちへ報いるためにとプロジェクト・エデンを敢行していた事を語る。その方針は[[フリット・アスノ|親友の父親]]と通ずるものがあった。 | :『MOE』におけるアセムに対しての本音。戦いで死んでいった者たちへ報いるためにとプロジェクト・エデンを敢行していた事を語る。その方針は[[フリット・アスノ|親友の父親]]と通ずるものがあった。 | ||
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:フラムの死後の独白。かつて敵を倒すために味方を操って死なせた兄の所業を今の自身の行動に重ねて、後悔の言葉をこぼす。 | :フラムの死後の独白。かつて敵を倒すために味方を操って死なせた兄の所業を今の自身の行動に重ねて、後悔の言葉をこぼす。 | ||
:…だが、肝心のガンダム撃破は失敗。直後、これまでに散っていったかつての仲間達から失望の言葉を投げかけられ、更には'''フラムから「私は何のために死んだのですか?」と問いただされ、挙句そのデシルからも「お前には最初からエデンの創造など不可能だったんだ。」「イゼルカント様もさぞかし悲しんでおられるだろうなあ。」と嘲笑されてしまう。''' | :…だが、肝心のガンダム撃破は失敗。直後、これまでに散っていったかつての仲間達から失望の言葉を投げかけられ、更には'''フラムから「私は何のために死んだのですか?」と問いただされ、挙句そのデシルからも「お前には最初からエデンの創造など不可能だったんだ。」「イゼルカント様もさぞかし悲しんでおられるだろうなあ。」と嘲笑されてしまう。''' | ||
− | : | + | :のちに放映されたTV版やOVA版よりストレートに批判されている分、こちらもこちらで悲惨な状況になってしまった。 |
=== 小説版 === | === 小説版 === | ||
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:小説版第4巻より。戦死したと思っていたアセムが生きていて、その上息子であるキオと交戦しているのを見て感情を爆発させ、立場も作戦内容も全て忘れて敵陣へ単独で突撃。 | :小説版第4巻より。戦死したと思っていたアセムが生きていて、その上息子であるキオと交戦しているのを見て感情を爆発させ、立場も作戦内容も全て忘れて敵陣へ単独で突撃。 | ||
:自分が望んでも手に入れる事のできなかった家族を持ちながら、それを捨てたアセムを殴ってやろうとしたのだが、ゼハートのこの行動で敵も味方もすべて混乱し、結果AGE-3の鹵獲につながった。 | :自分が望んでも手に入れる事のできなかった家族を持ちながら、それを捨てたアセムを殴ってやろうとしたのだが、ゼハートのこの行動で敵も味方もすべて混乱し、結果AGE-3の鹵獲につながった。 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
− | ;(私の任務は諜報活動を行う潜入工作員だ。極力目立たないように振る舞わねばならない)<br | + | ;(私の任務は諜報活動を行う潜入工作員だ。極力目立たないように振る舞わねばならない)<br>(…なのだが。なぜ皆、私の方を見ている!) |
− | :OVA『MOE』より。ゼハートはアセムが通う[[スペースコロニー]] | + | :OVA『MOE』より。ゼハートはアセムが通う[[スペースコロニー]]「トルディア」内の高校への転校(潜入)初日、クラスの女子生徒達からの熱い視線を浴びてしまって。 |
:潜入工作員の自覚を持つゼハートは慎重な言動を心掛けていたのだが、彼自身が美形<ref name="Ikemen" />であった事がアダとなり、肝心の任務が果たせなくなってしまっていた。真面目な[[性格]]の人物であるゼハートの数少ないコミカルな場面。 | :潜入工作員の自覚を持つゼハートは慎重な言動を心掛けていたのだが、彼自身が美形<ref name="Ikemen" />であった事がアダとなり、肝心の任務が果たせなくなってしまっていた。真面目な[[性格]]の人物であるゼハートの数少ないコミカルな場面。 | ||
− | :なお、程無くゼハートは[[ | + | :なお、程無くゼハートは[[ロマリー・アスノ|ロマリー]]と[[アセム・アスノ|アセム]]の誘いで[[モビルスーツ|MS]]クラブへ入部し、一学生として学園生活を送る事となる。 |
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
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:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第29話「再会、そして別れ」にて、トルディアを訪れた際、ロマリーと再会した時の訣別のセリフ。 | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第29話「再会、そして別れ」にて、トルディアを訪れた際、ロマリーと再会した時の訣別のセリフ。 | ||
;「…かつて貴様のように、地球種と関わりを持ったヴェイガンがいた…しかし、その二人は共に手を取り合う事は出来なかった。それがヴェイガンと地球種というものだ!」 | ;「…かつて貴様のように、地球種と関わりを持ったヴェイガンがいた…しかし、その二人は共に手を取り合う事は出来なかった。それがヴェイガンと地球種というものだ!」 | ||
− | :『BX』第41話「君の中の英雄」にて、[[ディーン・アノン]] | + | :『BX』第41話「君の中の英雄」にて、[[ディーン・アノン]]との戦闘前会話より。キオと共闘する事を選んだディーンに対し、かつて同じ時を過ごしつつも決別したとある男達の事を語る。その「ヴェイガン」が、かつての友人たる[[アセム・アスノ|「地球種」]]と再び手を取り合えるか……それは、プレイヤー次第である。 |
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;「皆、選んだのだ。ザナルド…」<br />「復讐ではなく、人が人らしく生きる当たり前の行い、人を救うという道を」 | ;「皆、選んだのだ。ザナルド…」<br />「復讐ではなく、人が人らしく生きる当たり前の行い、人を救うという道を」 | ||
− | : | + | :同ステージより、生存フラグが成立した際の台詞。現れたのはザナルドの裏切りにより、死んだはずのアセム、そしてゼハート。だが、彼は参謀ニューの転移魔法で間一髪生きていた。本心を吐露し、「プロジェクト・エデン」とは違う真の楽園(エデン)を目指すことを決めたゼハート。復讐という魔物に取りつかれたザナルドを討つため、[[ガンダムAGE-2 ダークハウンド|黒]]と[[ガンダムレギルス|白]]のガンダムが宇宙を駆ける。 |
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;「私は心のどこかで、ずっとこんな時を望んでいたのかもしれない……誰もが考えもしなかった道……それが今、目の前に築かれようとしている。この道を私は信じるぞ、アセム!」 | ;「私は心のどこかで、ずっとこんな時を望んでいたのかもしれない……誰もが考えもしなかった道……それが今、目の前に築かれようとしている。この道を私は信じるぞ、アセム!」 | ||
− | : | + | :同話より。生存フラグが成立した場合の初戦闘時台詞。かつて考えはしたが、実現できるはずもないとあきらめていた地球とヴェイガンの和解の道。 |
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:エデンにたどり着くという重荷から解放されたゼハートは「プロジェクト・エデン」とは違う真のエデンへの道を進むため、親友・アセムと再び手を取る事を選んだ。 | :エデンにたどり着くという重荷から解放されたゼハートは「プロジェクト・エデン」とは違う真のエデンへの道を進むため、親友・アセムと再び手を取る事を選んだ。 | ||
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;「こうして、お前と俺で酒を飲み交わす事になるとはな」 | ;「こうして、お前と俺で酒を飲み交わす事になるとはな」 | ||
− | : | + | :同じく第41話にてバロノークにやって来て、アセムと二人で酒を酌み交わして。原作ではかなわなかった、和解後の二人の交友の瞬間。 |
;「必ずアセムと共に会いに行く。約束しよう、ロマリー」 | ;「必ずアセムと共に会いに行く。約束しよう、ロマリー」 | ||
− | : | + | :同じく第41話にて、決戦後、アセムと二人で酒を酌み交わしていた時に入ってきたロマリーの通信を受けて。あの卒業式の日に断ち切ったはずの縁。しかし、それでもまだアセムとロマリーは縁を残してくれていたことに感謝しつつ、全てが終わってからの再会を約束した。 |
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;「今の私には、重荷を分かち合える友がいる…!」 | ;「今の私には、重荷を分かち合える友がいる…!」 | ||
− | : | + | :参入後の汎用戦闘台詞。ヴェイガンの未来という重荷も、もう一人だけで背負う必要は無い。親友・アセムのみならず、今共に戦う仲間全てが、ヴェイガンだけでなく地球圏全ての未来を共に背負っている。自分もその一人として、ガンダムレギルスが新たな戦場を飛ぶ。 |
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;「わずかではあったが、私の下に仕え、そして戦った仲間達だ。見送りぐらいはさせてほしいものだな」 | ;「わずかではあったが、私の下に仕え、そして戦った仲間達だ。見送りぐらいはさせてほしいものだな」 | ||
− | :『BX』エンディングにて、ひっそりとスダ・ドアカワールドに帰ろうとしていた[[法術士ニュー]] | + | :『BX』エンディングにて、ひっそりとスダ・ドアカワールドに帰ろうとしていた[[法術士ニュー]]を引き留めて。短い間だったが、共に楽園(エデン)を求め、駆け抜けた日々を忘れる事はない。 |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
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*スペシャルエディション[[OVA]]『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』で描かれた学生時代の『[[童話|ピーター・パン]]』の[[劇中劇|劇]]では、ゼハートがピーター・パン役を演じている。 | *スペシャルエディション[[OVA]]『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』で描かれた学生時代の『[[童話|ピーター・パン]]』の[[劇中劇|劇]]では、ゼハートがピーター・パン役を演じている。 | ||
**これは後年、ゼハートがコールドスリープをして、外見が青少年期のままになっている事を[[伏線|暗示する場面]]であると考えられる。 | **これは後年、ゼハートがコールドスリープをして、外見が青少年期のままになっている事を[[伏線|暗示する場面]]であると考えられる。 | ||
− | *先述のOVA『MOE』およびキオ編以降の[[漫画|コミカライズ]]にあたる『機動戦士ガンダムAGE ~クライマックスヒーロー~』では[[ヴェイガンギア・シド]]が登場しないため、ゼハートが当作品における[[ラストボス|ラスボス]] | + | *先述のOVA『MOE』およびキオ編以降の[[漫画|コミカライズ]]にあたる『機動戦士ガンダムAGE ~クライマックスヒーロー~』では[[ヴェイガンギア・シド]]が登場しないため、ゼハートが当作品における[[ラストボス|ラスボス]]となっており、[[キオ・アスノ|キオ]]との絡みも濃く描かれている。 |
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== 商品情報 == | == 商品情報 == |