「ザク」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Zaku | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Zaku]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}} | *{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}} | ||
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| 本体重量 = 58.1 t | | 本体重量 = 58.1 t | ||
| 全備重量 = 73.3 t | | 全備重量 = 73.3 t | ||
− | | 動力 = | + | | 動力 = 核融合炉 |
| ジェネレーター出力 = 951 kW | | ジェネレーター出力 = 951 kW | ||
| スラスター推力 = 20,500 kg×2<br />1,000 kg×2 | | スラスター推力 = 20,500 kg×2<br />1,000 kg×2 | ||
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*J型<br />[[アコース]]<br />[[コズン・グラハム]]<br />[[タチ]]<br />ジオン兵 | *J型<br />[[アコース]]<br />[[コズン・グラハム]]<br />[[タチ]]<br />ジオン兵 | ||
}} | }} | ||
− | '''ザク''' | + | '''ザク'''は『[[ガンダムシリーズ]]』の[[登場メカ]]。同シリーズの「ザク」の名を持つMSの祖であり、同シリーズを代表するMSの一つ。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
ジオニック社が開発した[[ジオン公国軍]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。正式名称は「'''ザクII(ツー)'''」であり、主に「ザク」と呼ばれる機体は本機の事を指す。 | ジオニック社が開発した[[ジオン公国軍]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。正式名称は「'''ザクII(ツー)'''」であり、主に「ザク」と呼ばれる機体は本機の事を指す。 | ||
− | ジオン公国は[[地球連邦軍]]との開戦に備え、MS-05B「ザクI(いわゆる[[旧ザク]] | + | ジオン公国は[[地球連邦軍]]との開戦に備え、MS-05B「ザクI(いわゆる[[旧ザク]])」を開発したが、運動性や排熱効率、耐久性等に問題を残し、また局地戦を想定してオプション装備を施すことで様々な戦局に対応するためのベース機にするには拡張性に乏しいという欠点があった。また諜報機関より連邦側もMSの研究に着手している可能性があるという情報を得ており、連邦がMSあるいはそれに類する兵器を投入した際に起こりうる近接戦闘用の武器が乏しいという指摘もなされていた。そのためまず動力パイプを機体外へ露出させ、その事により運動性を向上させ、同時に稼働時間の延長なども実現した。それに伴い装甲も強化され、モノアイカバーの前面にあった支柱を取り除くことができ、結果的に視野の拡大にもつながった。また近接専用装備としてヒートホークの他、ショルダースパイクやシールドも装備され、接近戦にも対応できるようになった。 |
− | + | こうして開発されたのがザクIIの初期型であるC型である。C型は1年戦争初期の1週間戦争~ルウム戦役において旧態依然とした大鑑巨砲主義に陥っていた連邦に対し圧倒的な戦果を挙げるものの、直後に締結された[[南極条約]]にて[[核ミサイル|核兵器]]の使用が禁止された事により、新たに耐核用の装備を外したF型が開発されることとなった。この改良により機動性が大幅に向上するとともにある程度の地上戦闘も行えるようになり、更にさまざまなバリエーション機のベースとなった。その後戦場の中心が[[地球]]上に移ると共に、現場から更なる地上用に特化した機体が要求されるようになり、宙間戦闘用の装備を完全に取り外して地上戦用にしたJ型が開発された。 | |
− | + | ザクの装甲はガンダムの60mmバルカン砲で貫通させられる描写があるため「バルカンのような弱い武器でも余裕で貫通できてしまうほど貧弱」と勘違いされることが多いが、これは正確には「ガンダムのバルカンが弱い武器である」ということの方が間違い。ゲーム作品ではゲームバランスの都合上バルカンが弱武器扱いされることが多いことから広がった思い込みである。実際「ザクの装甲は連邦軍の装甲車両のバルカン砲程度なら弾き返せる」とする資料もあり、ガンダムのバルカンがそれより強かったというだけなのだ。 | |
− | + | === バリエーション === | |
+ | 『[[機動戦士ガンダム]]』の劇中においては宇宙・地上を問わず活躍を見せているが、前述のとおり(後付けではあるが)「C型」「F型」と「J型」の3種類がある設定になっている。 | ||
− | + | C型は[[南極条約]]締結以前の、核装備を前提とした耐放射線装備がなされた初期生産型、F型は核使用に必要な装備を外して軽量化を図った、最も生産されたタイプ、J型は主戦場が地上に移ったことによりF型より地上戦向きに調整が施されたタイプとなっている。一応、F型でもコロニー内の戦闘も考慮されているため重力下の運用は可能ではあるが、性能が環境によって左右されやすくなってしまっている。 | |
− | + | この為、ザクは汎用性が高いものの万能MSとは言い難く、その点に関しては[[ガンダム]]や[[ジム]]に一歩劣る機体である<ref>地球方面軍総司令として北米戦線で戦っていた[[ガルマ・ザビ]]はザクの地上運用に関しても「所詮は陸戦兵器の一つ」と慎重な姿勢であり、ガウやドップの航空戦力やマゼラアタック等の射程と安定性を重視した兵器構成を行っている。</ref>。 | |
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− | + | その他にもザクIIは様々な環境に適応するために多数のバリエーション機体が開発されており、特にF型は全てのバリエーションの基となっている。 | |
− | + | [[一年戦争]]終結後も[[ジオン軍]]の残党や連邦軍などによって運用されているものも多い。 | |
− | + | [[機動戦士ガンダムΖΖ]]で[[アクシズ]]周辺に配備されている機体は全天周囲モニターとリニアシートになっているなど、近代化改修が行われている。 | |
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=== ジオンにとってのザク === | === ジオンにとってのザク === | ||
そもそもにして[[モビルスーツ]]とは、[[ジオン公国]]が正面からの近代的物量戦争では[[地球連邦軍]]に勝てない事を悟り、造り出した兵器である。その思想の根幹は「優良種たる我々ならば、技術で持ってこれを克服できる」であり、この「物量で負けている分は技量で補えば良い」的思想は後の時代のジオン系[[MS]]にも連綿と受け継がれていく事になるのである。 | そもそもにして[[モビルスーツ]]とは、[[ジオン公国]]が正面からの近代的物量戦争では[[地球連邦軍]]に勝てない事を悟り、造り出した兵器である。その思想の根幹は「優良種たる我々ならば、技術で持ってこれを克服できる」であり、この「物量で負けている分は技量で補えば良い」的思想は後の時代のジオン系[[MS]]にも連綿と受け継がれていく事になるのである。 | ||
− | + | 「ザク」という機体は後のジオン系組織にとっては象徴的存在である(連邦に「ガンダム神話」があるように、ジオンにも「ザク[[神話]]」があると言える。メタフィクションな意味では尚更のこと)が、特に残党組織の傾向として見られる「過去の栄光」としてしがみつく対象であったり、[[ネオ・ジオン]]の[[ザクIII]]や[[ギラ・ドーガ]]あるいは[[ギラ・ズール]]のコンセプトである「汎用的な高性能兵器」という意味合いであったりと、組織の懐具合や勢いに応じて様々な思いの込められている機体として語り継がれている。 | |
− | + | === 劇中での様相 === | |
− | + | リギルド・センチュリー(『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gのレコンギスタ]]』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。 | |
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | + | [[ザク改]]が登場することが多いので、一般兵仕様のザクIIの参戦機会はそこまで多くない。 | |
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦]] |
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属の兵器として登場する。 | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属の兵器として登場する。 | ||
− | :; | + | :;[[第2次スーパーロボット大戦G]] |
::序盤ザコの役目を[[ゾロ]]に取られており、出番が減った。珍しくクラッカーを標準装備。 | ::序盤ザコの役目を[[ゾロ]]に取られており、出番が減った。珍しくクラッカーを標準装備。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
:DCの戦力として登場する。[[隠し要素/第3次|隠し要素]]で[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]を[[説得]]することで入手もできるが、中盤での加入になるのに第1話からいる[[ジム]]より弱いので戦力にはならない(原作通りではある)。 | :DCの戦力として登場する。[[隠し要素/第3次|隠し要素]]で[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]を[[説得]]することで入手もできるが、中盤での加入になるのに第1話からいる[[ジム]]より弱いので戦力にはならない(原作通りではある)。 | ||
:なおこの時の敵部隊は[[ガブスレイ]]やら[[ギャプラン]]やらの高性能機がわんさかいるのに、何故かバーニィのみザクに乗っているためやたらと浮いている。 | :なおこの時の敵部隊は[[ガブスレイ]]やら[[ギャプラン]]やらの高性能機がわんさかいるのに、何故かバーニィのみザクに乗っているためやたらと浮いている。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦EX]] |
− | :[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]] | + | :[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]が乗る。『第4次』以降は[[ザク改]]に出番を奪われるため、しばらく登場しなくなる。 |
− | |||
:後述のリメイク版では何故か『EX』のみザク改に差し替えられており、[[ラ・ギアス]]に召喚されていないことになった。 | :後述のリメイク版では何故か『EX』のみザク改に差し替えられており、[[ラ・ギアス]]に召喚されていないことになった。 | ||
− | ;[[第4次スーパーロボット大戦]]( | + | ;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])、[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]) |
:上記の通り、登場していない……が、ザク改のマップ上のアイコン及び戦闘アニメはどう見てもザクIIである。 | :上記の通り、登場していない……が、ザク改のマップ上のアイコン及び戦闘アニメはどう見てもザクIIである。 | ||
− | : | + | :『第4次S』ではオープニングデモに3Dモデルが登場している。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]] |
:本作ではオリジナル版と異なり「ザクII」名義。 | :本作ではオリジナル版と異なり「ザクII」名義。 | ||
:DISK2のバーチャルスタジアム用のデフォルトチームの一つに、ガンダムシリーズの敵側パイロットたちが何故か全員ザクに乗っているという、その名もズバリ'''「ZAKU」'''というチームが存在する。パイロットの平均レベルは全チーム中最高なのだが、所詮はザクなので総合的な強さはいまいち。 | :DISK2のバーチャルスタジアム用のデフォルトチームの一つに、ガンダムシリーズの敵側パイロットたちが何故か全員ザクに乗っているという、その名もズバリ'''「ZAKU」'''というチームが存在する。パイロットの平均レベルは全チーム中最高なのだが、所詮はザクなので総合的な強さはいまいち。 | ||
− | :なお[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]は[[シャア専用ザク| | + | :なお[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]は[[シャア専用ザク|それぞれ]][[ガルマ専用ザク|の専用機]](どちらも名義は一般機と同じ「ザクII」)に乗っている他、[[ラカン・ダカラン|ラカン]]は[[ザクIII]]に、[[マシュマー・セロ|マシュマー]]は[[ザクIII改]]に乗る。出撃選択画面ではうんざりするほど「ザクII」が並ぶ中にしれっと紛れ込んでいるので、改の方はともかくザクIII及び専用機は見落としやすい。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]]) |
:毎度のやられ役かと思いきや、今作独自の[[シールド防御|シールド]]システム(HP方式)のおかげでかなり耐える。『A PORTABLE』へのリメイク時にスタッフから「肩にもう一機ザクが付いてる」と評される程。 | :毎度のやられ役かと思いきや、今作独自の[[シールド防御|シールド]]システム(HP方式)のおかげでかなり耐える。『A PORTABLE』へのリメイク時にスタッフから「肩にもう一機ザクが付いてる」と評される程。 | ||
:システムが現行のものになったPORTABLEでは並みの耐久度になっており、やられ役に逆戻りしてしまった。 | :システムが現行のものになったPORTABLEでは並みの耐久度になっており、やられ役に逆戻りしてしまった。 | ||
=== Scramble Commanderシリーズ === | === Scramble Commanderシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]] |
:マシンガン携行タイプとバズーカ携行タイプの2種類が登場。 | :マシンガン携行タイプとバズーカ携行タイプの2種類が登場。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :第1話などに登場。これといって特徴のない、ただのザコキャラ。HDリメイク版では[[ジーン (機動戦士ガンダム)|ジーン]]を元にしたキャラ付けになっているが、[[ジオング]]で説得すると[[シャア・アズナブル|原作の上下関係]]からか'''露骨に下手に出る'''。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦64]] |
:[[スペシャルズ]]やゲリラ兵が搭乗。'''ザクII'''表記だが、『F』『F完結編』のデータを流用しているのか、武装が[[ザク改]]のようにハンドグレネードとシュツルムファウストを装備している。 | :[[スペシャルズ]]やゲリラ兵が搭乗。'''ザクII'''表記だが、『F』『F完結編』のデータを流用しているのか、武装が[[ザク改]]のようにハンドグレネードとシュツルムファウストを装備している。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) |
:'''「ザクII」'''表記。[[一年戦争]](含『08小隊』『0080』)メインのシナリオのおかげで[[ザク改|ザクII改]]との競演が実現。また[[捕獲]]システムの説明イベントで[[アムロ]]に達磨にされる悲惨な出番も。非常食に変換できるのが何気においしい。 | :'''「ザクII」'''表記。[[一年戦争]](含『08小隊』『0080』)メインのシナリオのおかげで[[ザク改|ザクII改]]との競演が実現。また[[捕獲]]システムの説明イベントで[[アムロ]]に達磨にされる悲惨な出番も。非常食に変換できるのが何気においしい。 | ||
− | + | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] | |
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:ザク・マシンガン装備タイプ、ザク・バズーカ装備タイプが登場する。能力が貧弱なうえ、ザク・マシンガンは非常に攻撃力が低いので脅威とはならない。 | :ザク・マシンガン装備タイプ、ザク・バズーカ装備タイプが登場する。能力が貧弱なうえ、ザク・マシンガンは非常に攻撃力が低いので脅威とはならない。 | ||
:ただ戦闘デモでは第1話の再現なのか、やたらと至近距離で撃ってくる([[ジーン (機動戦士ガンダム)|その時の]][[デニム|パイロット]]はいないのだが…)。[[シャア専用ザク|シャア]]も一緒になって撃つので妙に印象に残る。 | :ただ戦闘デモでは第1話の再現なのか、やたらと至近距離で撃ってくる([[ジーン (機動戦士ガンダム)|その時の]][[デニム|パイロット]]はいないのだが…)。[[シャア専用ザク|シャア]]も一緒になって撃つので妙に印象に残る。 | ||
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=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
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==== 基本装備 ==== | ==== 基本装備 ==== | ||
;シールド | ;シールド | ||
− | : | + | :右肩の固定装備である実体盾。耐久性は高くなく、流れ弾対策程度のもの。スパイク付きのものも存在する。 |
− | : | + | ;ヒートホーク |
− | + | :接近戦用の手斧(トマホーク)。刃の部分から高温を発し、敵機の装甲を焼き切る。対モビルスーツ戦を意識して、[[キシリア・ザビ]]が提案した事がきっかけで装備される事となった。 | |
− | + | :威力は折り紙つきで、'''[[ガンダリウム合金|ルナ・チタニウム合金]]でできたガンダムのシールドをも溶断して見せた'''。横腰部にマウント可能。 | |
− | : | ||
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− | |||
:MSの装備としては最も原始的な物だが、ビーム兵器の普及後もコストや燃費面での優位は揺るがなかったため、後世の機体にも採用された例がある。 | :MSの装備としては最も原始的な物だが、ビーム兵器の普及後もコストや燃費面での優位は揺るがなかったため、後世の機体にも採用された例がある。 | ||
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;120mmマシンガン | ;120mmマシンガン | ||
− | : | + | :通称「ザク・マシンガン」。上部にドラムマガジンを装備し、そこから給弾する。本機の主兵装。 |
:実は「口径だけなら[[ガンタンク]]の主砲と同スケール」という、機関砲系武装としては破格の大口径砲である。TV版ではガンダムの装甲にかすり傷一つ負わす事ができなかった(同じ部位に何度も直撃を受ければさすがに危ないらしい)が、後発の作品では口径に見あった威力となっており、特に『THE ORIGIN』では、ガンダムと言えども直撃すれば只では済まない威力となっている。 | :実は「口径だけなら[[ガンタンク]]の主砲と同スケール」という、機関砲系武装としては破格の大口径砲である。TV版ではガンダムの装甲にかすり傷一つ負わす事ができなかった(同じ部位に何度も直撃を受ければさすがに危ないらしい)が、後発の作品では口径に見あった威力となっており、特に『THE ORIGIN』では、ガンダムと言えども直撃すれば只では済まない威力となっている。 | ||
:また、この武器自体の汎用性も高く、[[グフ]]や[[ドム]]なども装備している。 | :また、この武器自体の汎用性も高く、[[グフ]]や[[ドム]]なども装備している。 | ||
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;クラッカー | ;クラッカー | ||
:複数の突起が特徴的な球形手榴弾。この突起は本体が爆発した際に[[分離]]・射出されて着弾地点に更なる連鎖爆発を引き起こす子爆弾(クラスター方式)となっており、見た目よりもかなり広い効果範囲を持つほか、目眩まし武器にもなる。 | :複数の突起が特徴的な球形手榴弾。この突起は本体が爆発した際に[[分離]]・射出されて着弾地点に更なる連鎖爆発を引き起こす子爆弾(クラスター方式)となっており、見た目よりもかなり広い効果範囲を持つほか、目眩まし武器にもなる。 | ||
− | : | + | :腰部にマウントしており、マニピュレーターで投げて使う。主に陸戦で使用される。 |
− | ; | + | ;3連装ミサイルポッド |
:両脚に装着して使用する。こちらも主に陸戦に使用されるが、宇宙でも使用可能。 | :両脚に装着して使用する。こちらも主に陸戦に使用されるが、宇宙でも使用可能。 | ||
:また、装着方式がベルト型なので、構造が類似する[[グフ]]などに装備される事もあった。 | :また、装着方式がベルト型なので、構造が類似する[[グフ]]などに装備される事もあった。 | ||
;[[マゼラトップ]]砲 | ;[[マゼラトップ]]砲 | ||
:マゼラトップの主砲を取り外し、[[モビルスーツ]]用の携行兵装に改良したもの。劇中では[[タチ]]が使用した。 | :マゼラトップの主砲を取り外し、[[モビルスーツ]]用の携行兵装に改良したもの。劇中では[[タチ]]が使用した。 | ||
− | ; | + | ;シュツルムファウスト |
− | : | + | :対[[MS]]用のロケットランチャー。命中精度は低いが無反動で撃てて、かつ広範囲に爆風を起こす牽制用の武装。 |
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=== [[合体攻撃]] === | === [[合体攻撃]] === | ||
200行目: | 168行目: | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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;対[[ガンダム]] | ;対[[ガンダム]] | ||
− | : | + | :公式記録上での初の[[モビルスーツ]]同士の戦闘になった<ref>これ以前に連邦軍が鹵獲したザクで友軍を装ってジオン軍を騙し討ちしていたが、その性質上公式記録に残っていない。</ref>。 |
;ザク対ザク | ;ザク対ザク | ||
:無人島で孤児達と暮らすジオン脱走兵ククルス・ドアンは追撃してきたザクに自らのザクで挑む。 | :無人島で孤児達と暮らすジオン脱走兵ククルス・ドアンは追撃してきたザクに自らのザクで挑む。 | ||
:ドアンはヒート・ホークすら装備していない中で果敢に立ち向かい、相手のザク・マシンガンで小破するものの最後は正拳突きで見事に勝利を収める。 | :ドアンはヒート・ホークすら装備していない中で果敢に立ち向かい、相手のザク・マシンガンで小破するものの最後は正拳突きで見事に勝利を収める。 | ||
:なお、ドアンはSRW未登場だが、『[[リアルロボット戦線]]』に登場している。 | :なお、ドアンはSRW未登場だが、『[[リアルロボット戦線]]』に登場している。 | ||
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== 主な関連機体 == | == 主な関連機体 == | ||
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;[[ハイザック]] | ;[[ハイザック]] | ||
:[[地球連邦軍]]([[ティターンズ]])が開発したザク系列。ジェネレーター等は連邦系、駆動系はジオン系の技術が使われているハイブリット機。 | :[[地球連邦軍]]([[ティターンズ]])が開発したザク系列。ジェネレーター等は連邦系、駆動系はジオン系の技術が使われているハイブリット機。 | ||
− | : | + | :ティターンズ所属機は威圧目的で敢えてジオンカラーと同一になっており、残党勢力からは憎悪を買っている。 |
;[[ザクIII]] | ;[[ザクIII]] | ||
:連邦のザクであるハイザックに憤った[[ネオ・ジオン]]([[アクシズ]])によって開発された後継機。 | :連邦のザクであるハイザックに憤った[[ネオ・ジオン]]([[アクシズ]])によって開発された後継機。 | ||
272行目: | 232行目: | ||
=== フィギュア === | === フィギュア === | ||
<amazon>B003BXBGBK</amazon><amazon>B0009UCBBC</amazon><amazon>B000B9O7FY</amazon><amazon>B000YRYCOO</amazon><amazon>B0002U3GF4</amazon><amazon>B000FAO998</amazon><amazon>B000Q6GUIE</amazon><amazon>B004UPIN6O</amazon><amazon>B001NVVKTK</amazon><amazon>B001NVVKTU</amazon><amazon>B00347D32I</amazon> | <amazon>B003BXBGBK</amazon><amazon>B0009UCBBC</amazon><amazon>B000B9O7FY</amazon><amazon>B000YRYCOO</amazon><amazon>B0002U3GF4</amazon><amazon>B000FAO998</amazon><amazon>B000Q6GUIE</amazon><amazon>B004UPIN6O</amazon><amazon>B001NVVKTK</amazon><amazon>B001NVVKTU</amazon><amazon>B00347D32I</amazon> | ||
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=== 書籍 === | === 書籍 === |