「サクラ大戦」を編集中
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{{登場作品概要 | {{登場作品概要 | ||
| 読み = さくらたいせん | | 読み = さくらたいせん | ||
− | | 外国語表記 = Sakura Wars | + | | 外国語表記 = Sakura Wars<br/>Sakura Taisen<ref name="sakura2002">[https://dengekionline.com/data/news/2002/7/1/e49115e0d1ab8a3bda79b310137ae77e.html 花組も全員集合!「サクラ大戦ワールド・プロジェクト」で怒涛の発表ラッシュ]、電撃オンライン(2002年7月1日)、2021年4月23日閲覧。</ref> |
| 原作 = 広井王子 | | 原作 = 広井王子 | ||
− | | 原案 = 金子良馬<ref>[ | + | | 原案 = 金子良馬<ref>[http://www5a.biglobe.ne.jp/~RyomaK/other/history.htm 金子良馬 近況&経歴]、2021年4月23日閲覧。</ref><br/>森田直樹<ref>[https://www.famitsu.com/news/201705/26133913.html 『サクラ大戦』シリーズの世界設定を務めたレッド・エンタテインメントの森田直樹氏が贈る新作アドベンチャーゲーム『俺達の世界わ終っている。』公式サイトがオープン]、ファミ通.com(2017年5月26日)、2021年4月23日閲覧。</ref> |
| 脚本 = あかほりさとる | | 脚本 = あかほりさとる | ||
| キャラクターデザイン = [[スタッフ:藤島康介|藤島康介]](原案)<ref>藤島氏が担当した原案はメインキャラクターと一部のサブキャラクターのみであり、敵を含めたサブキャラクターの大半はレッドのスタッフが原案を手掛けている。『1』のエンドロールでは3人のスタッフ([https://twitter.com/TuzinoYositeru/status/1206853715157803008 柳沢美佐氏]、竹浪秀行氏、佐々木桃子氏)の名前が明記されており、各種設定資料集では原案となったラフ画の一部が掲載されているが、誰がどのサブキャラクターを担当したかまでは基本的に明らかにされていない。</ref><br/>[[スタッフ:松原秀典|松原秀典]] | | キャラクターデザイン = [[スタッフ:藤島康介|藤島康介]](原案)<ref>藤島氏が担当した原案はメインキャラクターと一部のサブキャラクターのみであり、敵を含めたサブキャラクターの大半はレッドのスタッフが原案を手掛けている。『1』のエンドロールでは3人のスタッフ([https://twitter.com/TuzinoYositeru/status/1206853715157803008 柳沢美佐氏]、竹浪秀行氏、佐々木桃子氏)の名前が明記されており、各種設定資料集では原案となったラフ画の一部が掲載されているが、誰がどのサブキャラクターを担当したかまでは基本的に明らかにされていない。</ref><br/>[[スタッフ:松原秀典|松原秀典]] | ||
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| 制作 = セガ<br/>レッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント) | | 制作 = セガ<br/>レッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント) | ||
| 発売元 = セガ | | 発売元 = セガ | ||
− | | | + | | 発売日 = '''セガサターン'''<br/>1996年9月27日 |
− | | | + | | 話数 = 全10話 |
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X-Ω]] | | 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ||
− | | 備考 = | + | | 備考 = 原作、脚本、キャラクターデザイン、音楽は『V』まで続投。 |
| その他 = | | その他 = | ||
}} | }} | ||
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ジャンルは美少女恋愛SLGとSRPGを融合させた「ドラマチックアドベンチャー」。[[真宮寺さくら]]をはじめとする個性的な女性たちとの交流を楽しむアドベンチャーパートと、[[霊子甲冑]]に搭乗した部隊を率いて敵を殲滅し街の平和を守るターン制SRPGのバトルパートで構成され、それらを交互に繰り返しながら進行する。対応プラットフォームはセガサターンより始まり、その後[[パソコン|PC]]や[[ドリームキャスト]]、[[プレイステーション2]]に移植・リメイクされた。 | ジャンルは美少女恋愛SLGとSRPGを融合させた「ドラマチックアドベンチャー」。[[真宮寺さくら]]をはじめとする個性的な女性たちとの交流を楽しむアドベンチャーパートと、[[霊子甲冑]]に搭乗した部隊を率いて敵を殲滅し街の平和を守るターン制SRPGのバトルパートで構成され、それらを交互に繰り返しながら進行する。対応プラットフォームはセガサターンより始まり、その後[[パソコン|PC]]や[[ドリームキャスト]]、[[プレイステーション2]]に移植・リメイクされた。 | ||
− | ゲームのみならず、アニメ、舞台、[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]、[[小説#サクラ大戦|小説]]や[[漫画#サクラ大戦|漫画]] | + | ゲームのみならず、アニメ、舞台、[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]、[[小説#サクラ大戦|小説]]や[[漫画#サクラ大戦|漫画]]など幅広く展開している。ナンバリングタイトル及びアニメ、霊子甲冑が描かれている外伝ゲームは下記のリストを参照。 |
− | 2008年に発売された[[ニンテンドーDS]]ソフト『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 | + | 2008年に発売された[[ニンテンドーDS]]ソフト『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ~君あるがため~』から長らく新規タイトルのリリースが途絶えた状況が続いていたが、2019年にナンバリングタイトル第6作となる[[プレイステーション4]]用ゲームソフト『[[新サクラ大戦]]』が発売された。ただし、『新』はこれまでのナンバリングタイトルからメインスタッフが大幅に刷新されている。 |
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
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| サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ || 2005年7月7日 ||PS2 | | サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ || 2005年7月7日 ||PS2 | ||
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− | | rowspan="5" | | + | | rowspan="5" | 外伝ゲーム |
| 大神一郎奮闘記 ~サクラ大戦歌謡ショウ「紅蜥蜴」より~ || 2000年2月24日 ||ドリームキャスト | | 大神一郎奮闘記 ~サクラ大戦歌謡ショウ「紅蜥蜴」より~ || 2000年2月24日 ||ドリームキャスト | ||
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| サクラ大戦 || 2000年4月8日 ||TV | | サクラ大戦 || 2000年4月8日 ||TV | ||
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− | | サクラ大戦 活動写真 || 2001年12月22日 || | + | | サクラ大戦 活動写真 || 2001年12月22日 ||映画 |
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| サクラ大戦 神崎すみれ 引退記念 す・み・れ || 2002年12月18日 ||OVA | | サクラ大戦 神崎すみれ 引退記念 す・み・れ || 2002年12月18日 ||OVA | ||
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オオチP曰く、セガとの協議で『[[ボーダーブレイク]]』が参戦決定した際、本作の参戦も既に決まっていたのだが「サクラといえば春」という理由で翌年の春まで保留させていたとの事<ref>[https://dengekionline.com/elem/000/001/475/1475692/ 【スパロボ クロスオメガ】胸元がセクシーなカタリーナを初公開(オオチP情報局#8)]、電撃オンライン(2017年2月27日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。 | オオチP曰く、セガとの協議で『[[ボーダーブレイク]]』が参戦決定した際、本作の参戦も既に決まっていたのだが「サクラといえば春」という理由で翌年の春まで保留させていたとの事<ref>[https://dengekionline.com/elem/000/001/475/1475692/ 【スパロボ クロスオメガ】胸元がセクシーなカタリーナを初公開(オオチP情報局#8)]、電撃オンライン(2017年2月27日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。 | ||
− | 『サクラ』のシリーズプロデューサーである寺田'''貴治'''氏<ref> | + | 『サクラ』のシリーズプロデューサーである寺田'''貴治'''氏<ref>原作の広井氏は本作の総合プロデューサーとしても有名だが、広井氏がレッドの会長から顧問になり第一線を退きエグゼクティブプロデューサーだった大場規勝氏がセガを退社した現在では、開発現場でチーフディレクター等を務めていたセガの寺田氏がプロデューサーに昇格して事実上の責任者として活躍している。</ref>が以前から参戦を希望していたが、寺田貴信プロデューサーは「当時<ref>2002年3月29日発売の『ドリマガ』4月12日増刊号において、『サクラ大戦4』と『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』の発売日が近かった事、両方とも「ロボット」と「大戦」を題材にしたSRPGである事、そして寺田貴治氏と寺田貴信氏の名前が1文字違いである事などを理由に、特別企画として両者の対談が実現した。当時とはその対談の時期を指している。</ref>のスパロボでは難しかった」とインタビューで明かしている<ref>[https://app.famitsu.com/20170308_989310/ 『スパロボ』×『サクラ大戦』実現までの軌跡【『スパクロ』インタビュー】]、ファミ通App(2017年3月8日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。 |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
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=== サクラ大戦2 === | === サクラ大戦2 === | ||
− | + | 太正十四年、春。海軍での一年間の演習航海を終えた大神一郎は再び帝国華撃団・花組の隊長に復帰する。 | |
しかし、隊員の多くは各々の事情で一時的に不在、新たに加入した隊員との交流は難航する等、以前にも増して前途多難な帝劇での新たな日々が始まった。 | しかし、隊員の多くは各々の事情で一時的に不在、新たに加入した隊員との交流は難航する等、以前にも増して前途多難な帝劇での新たな日々が始まった。 | ||
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=== サクラ大戦3 === | === サクラ大戦3 === | ||
− | + | 太正十五年、春。2度の大戦で帝都を防衛した功績を認められた大神一郎は中尉に昇格、同時にフランス・[[パリ|巴里]]への留学を命じられる。 | |
遠い異国の地で大神は跋扈する怪人と新たに設立された「'''[[巴里華撃団]]'''」の存在を知る。 | 遠い異国の地で大神は跋扈する怪人と新たに設立された「'''[[巴里華撃団]]'''」の存在を知る。 | ||
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=== サクラ大戦4 === | === サクラ大戦4 === | ||
− | + | 太正十六年。巴里から帰国した大神一郎の前には、以前にも増して発展した帝都の姿があった。だが、蒸気機関が度重なる暴走を引き起こし、その被害は拡大の一途をたどっていた。大神たちは一連の事故の原因が黄金の蒸気と正体不明の魔操機兵にある事を突き止める。 | |
謎の魔操機兵に苦戦を強いられる帝国華撃団だったが、そこに巴里華撃団が救援として駆けつける。そして帝国と巴里、二つの華撃団は「'''大神華撃団'''」として臨時編成され、謎の魔操機兵を生み出した怨念との帝都の存亡をかけた戦いに挑む。 | 謎の魔操機兵に苦戦を強いられる帝国華撃団だったが、そこに巴里華撃団が救援として駆けつける。そして帝国と巴里、二つの華撃団は「'''大神華撃団'''」として臨時編成され、謎の魔操機兵を生み出した怨念との帝都の存亡をかけた戦いに挑む。 | ||
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== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]] | *[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]] | ||
− | |||
=== [[帝国華撃団]] === | === [[帝国華撃団]] === | ||
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:ヒロインの1人。『V』のメインヒロイン。 | :ヒロインの1人。『V』のメインヒロイン。 | ||
;サジータ・ワインバーグ | ;サジータ・ワインバーグ | ||
− | : | + | :ヒロインの1人。 |
;リカリッタ・アリエス | ;リカリッタ・アリエス | ||
− | : | + | :ヒロインの1人。 |
;ダイアナ・カプリス | ;ダイアナ・カプリス | ||
− | : | + | :ヒロインの1人。 |
;九条昴 | ;九条昴 | ||
− | : | + | :ヒロインの1人。 |
;ラチェット・アルタイル | ;ラチェット・アルタイル | ||
− | : | + | : |
=== 黒之巣会 === | === 黒之巣会 === | ||
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:ヘビ型の怪人。高価な宝石を食べる事を生き甲斐とし、その為には殺人も厭わない。 | :ヘビ型の怪人。高価な宝石を食べる事を生き甲斐とし、その為には殺人も厭わない。 | ||
;レオン | ;レオン | ||
− | : | + | :ライオン型の怪人。自分こそが[[貴族]]の頂点に立つ存在と考え、あらゆる人間を見下している。 |
;ナーデル | ;ナーデル | ||
:サソリの意匠を取り込んだ怪人。既存の芸術品の価値を否定し、それらを破壊する事で「真の芸術品」に仕上げようと目論む。 | :サソリの意匠を取り込んだ怪人。既存の芸術品の価値を否定し、それらを破壊する事で「真の芸術品」に仕上げようと目論む。 | ||
;マスク・ド・コルボー | ;マスク・ド・コルボー | ||
− | : | + | :カラスの仮面を被った怪人。死に彩られた美しい姫君、「我が君」を探し求めている。 |
;カルマール | ;カルマール | ||
:イカ型の怪人。圧倒的な力で巴里を破壊しようとするが、それすらも彼にとっては単なる楽しみの1つに過ぎない。 | :イカ型の怪人。圧倒的な力で巴里を破壊しようとするが、それすらも彼にとっては単なる楽しみの1つに過ぎない。 | ||
226行目: | 218行目: | ||
『V』の敵。悪念機および悪念将機を駆使し、紐育の地で主である信長の復活を目論む。 | 『V』の敵。悪念機および悪念将機を駆使し、紐育の地で主である信長の復活を目論む。 | ||
+ | SRW未登場だが、蘭丸と髑髏坊のみ『PXZ2』に登場。 | ||
;織田信長 | ;織田信長 | ||
:「第六天魔王」の異名を持つ天下人。『サクラ』に登場した敵の中でも、圧倒的な力を誇る。 | :「第六天魔王」の異名を持つ天下人。『サクラ』に登場した敵の中でも、圧倒的な力を誇る。 | ||
− | |||
;蘭丸 | ;蘭丸 | ||
:信長の家臣として知られる森蘭丸その人。主の為ならばどんな手段も厭わない。 | :信長の家臣として知られる森蘭丸その人。主の為ならばどんな手段も厭わない。 | ||
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;黒龍姫 | ;黒龍姫 | ||
− | : | + | :雷撃を操る剣士。自身の定める法による支配を目論む。 |
;髑髏坊 | ;髑髏坊 | ||
:髑髏の仮面を被った大男。その巨体に相応しい怪力を誇るが、頭の方はからっきし。 | :髑髏の仮面を被った大男。その巨体に相応しい怪力を誇るが、頭の方はからっきし。 | ||
− | |||
;夢殿 | ;夢殿 | ||
− | : | + | :蟲使い。功名心が高く、その立ち振る舞いは傍若無人。 |
;東日流火 | ;東日流火 | ||
− | : | + | :この世の女性全てを憎悪する魔人。霊力を吸い取り相手を石化させる能力を持つ。 |
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== 登場メカ == | == 登場メカ == | ||
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | ||
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]] | *[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/期間限定]] | ||
− | |||
=== [[帝国華撃団]] === | === [[帝国華撃団]] === | ||
;[[光武二式]] | ;[[光武二式]] | ||
− | : | + | :虎型霊子甲冑「光武」が「光武・改」を経て更に発展を遂げた機体。『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~』に登場。 |
:;[[光武二式 (大神機)]] | :;[[光武二式 (大神機)]] | ||
:: | :: | ||
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=== [[巴里華撃団]] === | === [[巴里華撃団]] === | ||
;[[光武F2]] | ;[[光武F2]] | ||
− | : | + | :霊子甲冑「光武F」の発展型。『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』に登場。 |
:;[[光武F2 (エリカ機)]] | :;[[光武F2 (エリカ機)]] | ||
:: | :: | ||
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=== [[紐育華撃団]] === | === [[紐育華撃団]] === | ||
;[[スター]] | ;[[スター]] | ||
− | : | + | :「アイゼンクライト」の流れを汲む新型霊子甲冑。『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』に登場。 |
:;[[フジヤマスター]] | :;[[フジヤマスター]] | ||
::大河機。 | ::大河機。 | ||
311行目: | 287行目: | ||
::ジェミニ機。 | ::ジェミニ機。 | ||
;エイハブ | ;エイハブ | ||
− | : | + | :王行智とFENICS社が設計・開発した武装飛行船。普段はリトルリップ・シアターの地下に格納されており、巨大なスリングカタパルトで高速発進する。スターを輸送するだけでなく、霊子核機関を応用してスターに霊力を供給する役割を担う。 |
=== [[降魔]] === | === [[降魔]] === | ||
− | ;[[降魔 ( | + | ;[[降魔 (鈎爪)]] |
− | : | + | :「鉤爪」とも表記される。 |
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=== 黒之巣会 === | === 黒之巣会 === | ||
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;脇侍 | ;脇侍 | ||
:量産型の無人兵器。元々は天海が自らの妖力で操り関ヶ原の戦い等で戦力として用いていたものだが、葵叉丹がこれを復元、新たに怨霊子機関と簡易蒸気演算機を搭載し、自立式の魔操機兵として作り直した。接近戦型や遠距離戦型、ミロク配下の先鋭型等の様々なタイプが存在する。SRW未登場。 | :量産型の無人兵器。元々は天海が自らの妖力で操り関ヶ原の戦い等で戦力として用いていたものだが、葵叉丹がこれを復元、新たに怨霊子機関と簡易蒸気演算機を搭載し、自立式の魔操機兵として作り直した。接近戦型や遠距離戦型、ミロク配下の先鋭型等の様々なタイプが存在する。SRW未登場。 | ||
353行目: | 325行目: | ||
:カルマール専用のイカ型蒸気獣で名前の由来は「交響曲(シンフォニー)」。巨大な本体でありながら潜水行動が可能。装備は10本の触手と本体頭部の十門の機銃。SRW未登場。 | :カルマール専用のイカ型蒸気獣で名前の由来は「交響曲(シンフォニー)」。巨大な本体でありながら潜水行動が可能。装備は10本の触手と本体頭部の十門の機銃。SRW未登場。 | ||
− | ===信長一味 === | + | === 信長一味 === |
;SEKKO | ;SEKKO | ||
:量産型の無人兵器。日本語表記は「斥候」。分類は悪念機。その姿は日本の忍者をモチーフとしている。様々なタイプが存在し、強化型は「DOKOKU」(慟哭)と呼ばれる。SRW未登場。 | :量産型の無人兵器。日本語表記は「斥候」。分類は悪念機。その姿は日本の忍者をモチーフとしている。様々なタイプが存在し、強化型は「DOKOKU」(慟哭)と呼ばれる。SRW未登場。 | ||
359行目: | 331行目: | ||
:蘭丸専用の悪念将機。日本語表記は「伽藍」。巨大な鎌に全方位をカバーする連火砲等、フォルムだけでなく装備面でも蘭丸の性質を色濃く反映した機体。SRW未登場。 | :蘭丸専用の悪念将機。日本語表記は「伽藍」。巨大な鎌に全方位をカバーする連火砲等、フォルムだけでなく装備面でも蘭丸の性質を色濃く反映した機体。SRW未登場。 | ||
;KUSAKAGE | ;KUSAKAGE | ||
− | : | + | :黒龍姫専用の悪念将機。日本語表記は「草陰」。長い尻尾を携えた龍型の機体。装備は4本腕を活用した大剣と盾と2本の小刀。SRW未登場。 |
;IWATOOSHI | ;IWATOOSHI | ||
:髑髏坊専用の悪念将機。日本語表記は「岩融」。髑髏坊が頭から全身を覆う形で装着する、巨大な髑髏の鎧。装備は多数の大砲とロケット弾。 | :髑髏坊専用の悪念将機。日本語表記は「岩融」。髑髏坊が頭から全身を覆う形で装着する、巨大な髑髏の鎧。装備は多数の大砲とロケット弾。 | ||
− | : | + | :『PXZ2』に髑髏坊の複数技扱いで登場。 |
;UKIGUMO | ;UKIGUMO | ||
:夢殿専用の悪念将機。日本語表記は「浮雲」。「夢殿」と呼ばれる建物から頭と手足と蛾の羽が生えた異形の機体。装備は薙刀と機体内部に隠された大筒。SRW未登場。 | :夢殿専用の悪念将機。日本語表記は「浮雲」。「夢殿」と呼ばれる建物から頭と手足と蛾の羽が生えた異形の機体。装備は薙刀と機体内部に隠された大筒。SRW未登場。 | ||
373行目: | 345行目: | ||
== 用語 == | == 用語 == | ||
− | |||
;太正 | ;太正 | ||
:劇中世界の日本の[[暦・年号|元号]]。現実の'''大'''正とは異なる。劇中の横文字が右横書きなのはこの為。なお、太正の前の元号は明'''冶'''<ref>分かり辛いが部首が「さんずい」ではなく「にすい」の『冶』である。</ref>。改元に関わる天皇は、本編中では'''最も尊き御方'''と呼ばれる。劇中世界は霊力や[[魔法|魔術]]、発達した蒸気機関等の存在により史実とは微妙に異なる歴史を歩んでおり、太正は終わることなく元号が継続している。なお、日本だけが特殊な状況にあるという訳ではなく、本作の世界のあらゆる国がこれに当てはまる。 | :劇中世界の日本の[[暦・年号|元号]]。現実の'''大'''正とは異なる。劇中の横文字が右横書きなのはこの為。なお、太正の前の元号は明'''冶'''<ref>分かり辛いが部首が「さんずい」ではなく「にすい」の『冶』である。</ref>。改元に関わる天皇は、本編中では'''最も尊き御方'''と呼ばれる。劇中世界は霊力や[[魔法|魔術]]、発達した蒸気機関等の存在により史実とは微妙に異なる歴史を歩んでおり、太正は終わることなく元号が継続している。なお、日本だけが特殊な状況にあるという訳ではなく、本作の世界のあらゆる国がこれに当てはまる。 | ||
− | : | + | :この独特な世界観が本作がスパロボ参戦が困難であると言われていた理由の1つであり、『X-Ω』や『PXZ』シリーズでは本作の世界が主人公達のいる世界とは異なる[[平行世界|パラレルワールド]]という扱いになっている。 |
;欧州大戦 | ;欧州大戦 | ||
:本作の世界における第一次世界大戦の事。現実でも、第二次世界大戦が勃発するまではこの名称が使われていた。霊子甲冑の原型である人型蒸気の開発に技術革新をもたらした。 | :本作の世界における第一次世界大戦の事。現実でも、第二次世界大戦が勃発するまではこの名称が使われていた。霊子甲冑の原型である人型蒸気の開発に技術革新をもたらした。 | ||
:また、フランス出身のアイリスや欧州星組の元隊員、そしてベトナム出身のコクリコを含めその出自に巴里と浅からぬ関係がある巴里華撃団のメンバー等、様々な人間の人生に直接的あるいは間接的に大きな影響を及ぼした。 | :また、フランス出身のアイリスや欧州星組の元隊員、そしてベトナム出身のコクリコを含めその出自に巴里と浅からぬ関係がある巴里華撃団のメンバー等、様々な人間の人生に直接的あるいは間接的に大きな影響を及ぼした。 | ||
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;[[降魔]] | ;[[降魔]] | ||
:古来より日本に存在する魔物。 | :古来より日本に存在する魔物。 | ||
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:霊的脅威との実戦に赴く部隊の隊員は、霊子甲冑の搭乗適性がある高い霊力を持つ人間で構成されている。 | :霊的脅威との実戦に赴く部隊の隊員は、霊子甲冑の搭乗適性がある高い霊力を持つ人間で構成されている。 | ||
:古代には魔を鎮める為に歌舞音曲が使われていた事から、平時は歌劇団やキャバレーの催し物の演者として芸能活動を行っており、華撃団の存在を隠している。 | :古代には魔を鎮める為に歌舞音曲が使われていた事から、平時は歌劇団やキャバレーの催し物の演者として芸能活動を行っており、華撃団の存在を隠している。 | ||
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;[[霊子甲冑]] | ;[[霊子甲冑]] | ||
:対降魔戦に使用される人型機動兵器群の総称。 | :対降魔戦に使用される人型機動兵器群の総称。 | ||
;魔操機兵 | ;魔操機兵 | ||
:帝都を脅かさんとする勢力が使用する人型機動兵器群の総称。基本原理は霊子甲冑と同じであり、動力として用いる力が霊力か妖力かの違いくらいしかない。 | :帝都を脅かさんとする勢力が使用する人型機動兵器群の総称。基本原理は霊子甲冑と同じであり、動力として用いる力が霊力か妖力かの違いくらいしかない。 | ||
− | :『1』では黒之巣会の葵叉丹、『2』では黒鬼会の木喰が設計を担当している。『4』に登場する魔操機兵の正確な設計者は不明。『3』では'''蒸気獣'''、『V』では'''悪念機'''ならびに'''悪念将機''' | + | :『1』では黒之巣会の葵叉丹、『2』では黒鬼会の木喰が設計を担当している。『4』に登場する魔操機兵の正確な設計者は不明。『3』では'''蒸気獣'''、『V』では'''悪念機'''ならびに'''悪念将機'''が魔操機兵とほぼ同じポジションで登場する。 |
− | : | + | ;霊力 |
+ | :命ある存在が遍く宿す霊的な力又は精神[[エネルギー]]。しかし、その高さには個人差があり、女性の方が男性より高い傾向にある。普段は低くても、特定の行動を取る事で、その間だけ霊力が急激な高まりを見せる者もいる。 | ||
+ | :霊子甲冑を動かすにはこの霊力が極めて高い事が必要で、また、加齢により減少していく性質がある為、霊子甲冑の搭乗者は殆どが若い女性である。 | ||
+ | :'''妖力'''は平和を脅かす勢力が魔操機兵を動かす為に用いる力だが、本質的には霊力と違いは無い。ただし、霊力とは逆に男性の方が女性よりその力が高い傾向にある。 | ||
;反魂の術 | ;反魂の術 | ||
:遺体や毛髪などを用いて、死者をこの世に生き返らせる秘法。本作の世界には死者を蘇生する方法がいくつか存在するが、その中でも最も有名な術。 | :遺体や毛髪などを用いて、死者をこの世に生き返らせる秘法。本作の世界には死者を蘇生する方法がいくつか存在するが、その中でも最も有名な術。 | ||
:この術で生き返った者は生前より強い力を得るが、記憶の一部を失ったり自我が完全に消失するといった副作用がある。術の使用者はこの副作用を利用して、死者を自分の意のままに操る場合が多い。 | :この術で生き返った者は生前より強い力を得るが、記憶の一部を失ったり自我が完全に消失するといった副作用がある。術の使用者はこの副作用を利用して、死者を自分の意のままに操る場合が多い。 | ||
:なお、『PXZ』シリーズに登場する敵は複数の世界が繋がった影響による復活であり、生前の記憶や自我を完全に保っている。 | :なお、『PXZ』シリーズに登場する敵は複数の世界が繋がった影響による復活であり、生前の記憶や自我を完全に保っている。 | ||
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;信頼度 | ;信頼度 | ||
− | : | + | :LIPS(時間制限式選択肢)やバトルパートでの行動によって変動する、主人公に対する隊員の信頼の度合を表すステータス。 |
− | : | + | :この信頼度が高い程、バトルパートの隊員の能力に補正が加わり強くなる。信頼度は1話毎にリセットされるが、隠しステータスである恋愛度として蓄積され、この恋愛度が高い隊員が終盤の[[ヒロイン]]選択の候補になる。 |
:女性との恋愛を題材としたゲームでは一般的と言えるシステムだが、本作の場合は'''信頼度が変動する際に効果音が鳴る'''という独特の方法を採用している。これにより、プレイヤーはどの隊員の信頼度がどれだけ変動したのかを即座に判別することが出来る。 | :女性との恋愛を題材としたゲームでは一般的と言えるシステムだが、本作の場合は'''信頼度が変動する際に効果音が鳴る'''という独特の方法を採用している。これにより、プレイヤーはどの隊員の信頼度がどれだけ変動したのかを即座に判別することが出来る。 | ||
:本作を象徴する代表的な要素の1つであり、特に信頼度変動の効果音については『X-Ω』や『PXZ』シリーズでも他作品のキャラクターを巻き込んでバッチリ再現されている<ref>ただし、あくまでシナリオ上の演出としての再現であり、ステータスアップ等の効果は無い。</ref>。 | :本作を象徴する代表的な要素の1つであり、特に信頼度変動の効果音については『X-Ω』や『PXZ』シリーズでも他作品のキャラクターを巻き込んでバッチリ再現されている<ref>ただし、あくまでシナリオ上の演出としての再現であり、ステータスアップ等の効果は無い。</ref>。 | ||
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== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
− | + | [[歌]]だけでも数百の楽曲が存在するが、『新』以前は作詞を広井王子氏、作曲を田中公平氏が全ての歌曲を担当していた<ref>南青山少女歌劇団が中心となって上演された『ミュージカル サクラ大戦 ~花咲く乙女~』のオリジナル楽曲を除く。</ref>。なお、当時素人だった広井氏が作詞を担当する事になったのは、田中氏が「(この企画を)全部知ってるのは広井さんだから他の作詞家とやるの嫌だな。広井さん書きなよ」と説得したため<ref>白夜書房『ぱちんこCRサクラ大戦2 COMPLETE WORKS』P29より。</ref><ref>[https://www.famitsu.com/news/202102/10214151.html 作曲家歴40周年・田中公平氏ロングインタビュー。『サクラ大戦』&『グラビティデイズ』の裏話から、『ジョジョ』のあの名曲の秘話まで!]、ファミ通.com(2021年2月10日)、2021年5月25日閲覧。</ref>。 | |
; オープニングテーマ | ; オープニングテーマ | ||
: | : | ||
− | :; | + | :;「檄! 帝国華撃団」 |
:: 編曲:根岸貴幸、歌:横山智佐&帝国歌劇団 | :: 編曲:根岸貴幸、歌:横山智佐&帝国歌劇団 | ||
− | ::『3』、『V』以外で起用されている本作を代表する曲。[[俗語・俗称|通称]] | + | ::『3』、『V』以外で起用されている本作を代表する曲。[[俗語・俗称|通称]]「ゲキテイ」。様々なバージョンが存在する。 |
− | :: | + | ::『X-Ω』ではイベント「流れよ我が涙」にて原曲が初採用。 |
: | : | ||
:;「御旗のもとに」 | :;「御旗のもとに」 | ||
:: 編曲:根岸貴幸、歌:日高のり子、島津冴子、小桜エツコ、井上喜久子、鷹森淑乃 | :: 編曲:根岸貴幸、歌:日高のり子、島津冴子、小桜エツコ、井上喜久子、鷹森淑乃 | ||
::『3』の主題歌。 | ::『3』の主題歌。 | ||
− | ::『X- | + | ::『X-Ω』ではイベント「永遠の歌に花束を」にて原曲が初採用。 |
: | : | ||
:;「地上の戦士」 | :;「地上の戦士」 | ||
466行目: | 415行目: | ||
:: 編曲:岸村正実、歌:小林沙苗、皆川純子、齋藤彩夏、松谷彼哉、園崎未恵 | :: 編曲:岸村正実、歌:小林沙苗、皆川純子、齋藤彩夏、松谷彼哉、園崎未恵 | ||
::『V』のED曲。 | ::『V』のED曲。 | ||
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== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
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:2019年3月に復刻ガシャが開催。過去の参戦でパイロットパーツが用意されていた大神、さくら、エリカ以外のメンバーにもパイロットパーツが用意された<ref>これらはライブカットインやボイスは非対応となっている。</ref>。 | :2019年3月に復刻ガシャが開催。過去の参戦でパイロットパーツが用意されていた大神、さくら、エリカ以外のメンバーにもパイロットパーツが用意された<ref>これらはライブカットインやボイスは非対応となっている。</ref>。 | ||
;[[スーパーロボット大戦30]] | ;[[スーパーロボット大戦30]] | ||
− | : | + | :DLC第1弾として追加参戦。機体&パイロットのみ参戦。家庭用タイトル初参戦。 |
− | :「'''『サクラ大戦』シリーズ''' | + | :「'''『サクラ大戦』シリーズ'''」名義となり、三都の主人公とメインヒロインの搭乗機体が参戦。今回で『V』がSRW初参戦となる。なお、『新』以前のタイトル群のため、タイトルロゴは最新のものではなく、古い2つ目のタイトルロゴを使用している。 |
− | : | + | :PVでは敵として降魔が登場することも確認できる。 |
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=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
;[[PROJECT X ZONE]] | ;[[PROJECT X ZONE]] | ||
− | :セガ側のタイトルの1つとして「『サクラ大戦』シリーズ」名義で参戦。時系列は『V』と『君あるがため』の間にあたり<ref> | + | :セガ側のタイトルの1つとして「『サクラ大戦』シリーズ」名義で参戦。時系列は『V』と『君あるがため』の間にあたり<ref>『君あるがため』で出会った大神とジェミニが、『PXZ』ではこれ以前に面識が無かったという設定になっている。</ref>、大神一郎と真宮寺さくら、エリカ・フォンティーヌとジェミニ・サンライズがペアユニットとして登場。敵ユニットは、降魔、ポーン、殺女、シゾー(蒸気獣プレリュードに搭乗)。後述の続編を含め、『PXZ』シリーズでは霊子甲冑には搭乗せずに[[白兵戦|生身]]で戦う。 |
:『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の[[ゼンガー・ゾンボルト]]、『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]』の[[ハーケン・ブロウニング]]と[[楠舞神夜]]とはこの作品で出会っており、参戦前に外の作品でスパロボのキャラクターと共演するという非常に珍しいケースとなった。 | :『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』の[[ゼンガー・ゾンボルト]]、『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]』の[[ハーケン・ブロウニング]]と[[楠舞神夜]]とはこの作品で出会っており、参戦前に外の作品でスパロボのキャラクターと共演するという非常に珍しいケースとなった。 | ||
;PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD | ;PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD | ||
− | :セガ側のタイトルの1つとして引き続き「『サクラ大戦』シリーズ」名義で参戦。[[パリ|巴里]]と[[ニューヨーク|紐育]]に出現した金色の鎖の調査という流れで<ref>鎖による直接的な被害は無かったものの、光武やスターの攻撃も通用せず、巴里華撃団と紐育華撃団だけでは事態解決の目処が立たなかった。</ref> | + | :セガ側のタイトルの1つとして引き続き「『サクラ大戦』シリーズ」名義で参戦。[[パリ|巴里]]と[[ニューヨーク|紐育]]に出現した金色の鎖の調査という流れで<ref>鎖による直接的な被害は無かったものの、光武やスターの攻撃も通用せず、巴里華撃団と紐育華撃団だけでは事態解決の目処が立たなかった。</ref>、ペアユニットの組み合わせが大神一郎とエリカ・フォンティーヌ、真宮寺さくらとジェミニ・サンライズに変更となった。敵ユニットは、降魔、降魔兵器、ポーン、カラミテ、殺女、シゾー(蒸気獣プレリュードに搭乗)、蘭丸、髑髏坊。 |
:藤岡弘、が演じるせがた三四郎がサプライズ参戦しており、せがたとさくらが共演した『2』のCMがイベントとして再現され話題となった。 | :藤岡弘、が演じるせがた三四郎がサプライズ参戦しており、せがたとさくらが共演した『2』のCMがイベントとして再現され話題となった。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
+ | *本作の特色の1つとして、『歌謡ショウ』と呼ばれる舞台版の存在がある。アニメやゲームの舞台化は他作品でも行われているが、『歌謡ショウ』が特殊なのは'''舞台でキャラクターを演じるのが劇団の役者ではなくゲームで声を担当した声優本人'''<ref>サブキャラも含め、キャスティング段階で舞台を前提としており、オーディションにおいても歌唱力が重視されている。これは広井氏があるアニメ原作の舞台で、演じている舞台俳優を見ていた子供の「声が違う」という発言を聞き、「もしかしたらお客様を裏切っているかもしれない」と感じたことが理由(NHK衛星第2『山川静夫の新・華麗なる招待席』2007年3月4日放送分より)。ただし、巴里華撃団は当初舞台化を想定しておらず、原作ゲームを再現したディナーショウをイベント活動の主としていた。</ref>という事。当初は無謀と思われたこの試みは好評を博し、[[神崎すみれ#余談|『歌謡ショウ』への声優の去就がキャラクターそのものの引退という話にまで発展する]]等、シリーズに多大な影響を与えた。数百以上存在する歌も、半分以上はこの舞台版の為に作られた曲である。1997年から始まった帝都花組の『歌謡ショウ』は2006年のファイナル公演で1度終わりを迎えたが、その後も名前や形を変え、巴里花組や紐育星組を主体としながら行われている。2017年にはシリーズ初の男性キャストメインによる『歌謡ショウ』が開催された<ref>[https://www.famitsu.com/news/201707/07137140.html “サクラ大戦 歌謡ショウ”が約10年ぶりに復活! ダンディー商会主催公演は、男だらけの華やかさ!?]、ファミ通.com(2017年7月7日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。 | ||
+ | **2008年に『紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ』が開催されたが、本来はこの舞台を以て'''『サクラ大戦』の全てのコンテンツは終了するはずだった'''。詳しくは『[[新サクラ大戦]]』の余談の項目を参照。 | ||
*『サクラ大戦』のタイトルロゴは主に3種類のデザインが存在する。 | *『サクラ大戦』のタイトルロゴは主に3種類のデザインが存在する。 | ||
**最初のデザインはナンバリングタイトルでは『1』から『4』まで使用された。2つ目のデザインが発表されて以降はほぼ使われなくなるが、2002年から2021年にかけて発表された『漫画版』は『1』のコミカライズであったため、一貫して最初のデザインが使われた。 | **最初のデザインはナンバリングタイトルでは『1』から『4』まで使用された。2つ目のデザインが発表されて以降はほぼ使われなくなるが、2002年から2021年にかけて発表された『漫画版』は『1』のコミカライズであったため、一貫して最初のデザインが使われた。 | ||
**2つ目のデザインは2002年に発表され<ref name="sakura2002"/>、ナンバリングタイトルでは『1』のリメイクである『熱き血潮に』と『V』で使用された。3つ目のデザインが発表されて以降も広く使われている(後述)。 | **2つ目のデザインは2002年に発表され<ref name="sakura2002"/>、ナンバリングタイトルでは『1』のリメイクである『熱き血潮に』と『V』で使用された。3つ目のデザインが発表されて以降も広く使われている(後述)。 | ||
− | **3つ目のデザインは2019年に発表され<ref>[https://www.famitsu.com/news/201905/03174243.html 『新サクラ大戦』開発者に徹底的に訊く! 「シリーズのキャラは?」「主人公の神山はどんな男?」 など疑問に答えまくるロングインタビュー!(1/2)]、ファミ通.com(2019年5月3日)、2021年10月17日閲覧。</ref> | + | **3つ目のデザインは2019年に発表され<ref>[https://www.famitsu.com/news/201905/03174243.html 『新サクラ大戦』開発者に徹底的に訊く! 「シリーズのキャラは?」「主人公の神山はどんな男?」 など疑問に答えまくるロングインタビュー!(1/2)]、ファミ通.com(2019年5月3日)、2021年10月17日閲覧。</ref>、ナンバリングタイトルでは『新』で使用された。ただし、『1』から『V』までを扱ったグッズや他作品とのコラボレーションでは主に2つ目のデザインを使う形で区別されており、『30』でも同様の対応が取られている。 |
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*本作が[[スーパー系]]と[[リアル系]]のどちらに準ずるかについて、これまで公式は明確に定義を示した事はなく、ファンによって考え方も様々である。 | *本作が[[スーパー系]]と[[リアル系]]のどちらに準ずるかについて、これまで公式は明確に定義を示した事はなく、ファンによって考え方も様々である。 | ||
**広井氏は『1』発売時のインタビューにおいて、メカニックのコンセプトとして『[[聖戦士ダンバイン]]』の[[オーラバトラー]]を挙げている<ref>アスキー『週刊ファミ通』1996年10月4日号 P68より。</ref>。その具体的な影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。 | **広井氏は『1』発売時のインタビューにおいて、メカニックのコンセプトとして『[[聖戦士ダンバイン]]』の[[オーラバトラー]]を挙げている<ref>アスキー『週刊ファミ通』1996年10月4日号 P68より。</ref>。その具体的な影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。 | ||
**他方、コミカライズを担当していた政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[スーパー戦隊シリーズ|ゴレンジャー]]』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。 | **他方、コミカライズを担当していた政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[スーパー戦隊シリーズ|ゴレンジャー]]』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。 | ||
− | *概要の通り、本作は原作の広井氏が所属していたレッドが企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた<ref>[https://web.archive.org/web/20161128133541/http://sakura-taisen.com/ | + | *概要の通り、本作は原作の広井氏が所属していたレッドが企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた<ref>[https://web.archive.org/web/20161128133541/http://sakura-taisen.com/ サクラ大戦ドットコム(2016年11月28日のアーカイブ)]、2021年4月23日アーカイブ閲覧。</ref>。だが、2017年に入ってからこのREDの表記が消滅した<ref>[https://web.archive.org/web/20170318032319/http://sakura-taisen.com/ サクラ大戦ドットコム(2017年3月18日のアーカイブ)]、2021年4月23日アーカイブ閲覧。</ref>。『サクラ』におけるレッドと広井氏のその後の立ち位置については、『新サクラ大戦』の余談の項目を参照。 |
**セガがレッドから『サクラ』の権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは公表されていない。レッドの森田氏は2017年に自社ブランドによるアドベンチャーゲーム『俺達の世界わ終っている。』の発売時に、 '''「広井氏やセガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドのためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」'''という趣旨の発言をしている<ref>[https://goziline.com/archives/19517 【メイキング オブ『俺達の世界わ終っている。』】物語の名手レッド・エンタテインメントはなぜ「神ゲー」を作り出せたのか【森田直樹氏インタビュー】]、ゴジライン(2017年12月21日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。 | **セガがレッドから『サクラ』の権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは公表されていない。レッドの森田氏は2017年に自社ブランドによるアドベンチャーゲーム『俺達の世界わ終っている。』の発売時に、 '''「広井氏やセガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドのためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」'''という趣旨の発言をしている<ref>[https://goziline.com/archives/19517 【メイキング オブ『俺達の世界わ終っている。』】物語の名手レッド・エンタテインメントはなぜ「神ゲー」を作り出せたのか【森田直樹氏インタビュー】]、ゴジライン(2017年12月21日)、2021年4月23日閲覧。</ref>。 | ||
**なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)の「テイルズ オブ シリーズ」のキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。 | **なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)の「テイルズ オブ シリーズ」のキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。 | ||
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=== ゲーム === | === ゲーム === | ||
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=== アニメ === | === アニメ === | ||
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