「エキドナ・イーサッキ」を編集中
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Echidna Isakki]] | | 外国語表記 = [[外国語表記::Echidna Isakki]] | ||
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | ||
− | *{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}} | + | *初登場:{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}} |
− | | 声優 = {{声優|鈴木麻里子 | + | | 声優 = {{声優|鈴木麻里子}} |
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| 種族 = [[Wシリーズ]](W16) | | 種族 = [[Wシリーズ]](W16) | ||
| 性別 = 女 | | 性別 = 女 | ||
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| 髪色 = ピンク | | 髪色 = ピンク | ||
| 所属 = [[シャドウミラー]] | | 所属 = [[シャドウミラー]] | ||
+ | | キャラクターデザイン = 河野さち子 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]](OG2)』より登場した[[シャドウミラー]]の一員で、「[[Wシリーズ]]」と呼ばれる[[人造人間]]。ナンバーリングは「W16」(ダブリュー・ワン・シックス)。 | |
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+ | OG2序盤から[[ノイエDC]]と行動を共にし、量産型Wシリーズのテストや[[シロガネ]]鹵獲などの任務を実行した。 | ||
[[ネビーイーム|ホワイトスター]]戦においては、創造主[[レモン・ブロウニング]]から[[アクセル・アルマー]]の副官として任に付き、レモンから「アクセルの護衛、及び自身の生還」を命令された。その後アクセルから「レモンの命令の撤回、及びホワイトスターの護衛」を命令されるが、アクセルが[[キョウスケ・ナンブ]]に命を奪われるその瞬間、命令を二重(見方によっては三重)にも無視しその身を呈してアクセルを守って散った。その最期の瞬間の行動は紛れも無く他者の命令でなく、自身の行動であり、それはエキドナのレモンとアクセルに対する愛情からくる「感情と自我」であった。しかし、どこまでも「人形」であろうとしたエキドナは、同じ存在のラミアにそのことを指摘されると、自らの自我を否定し、そして散って行った。 | [[ネビーイーム|ホワイトスター]]戦においては、創造主[[レモン・ブロウニング]]から[[アクセル・アルマー]]の副官として任に付き、レモンから「アクセルの護衛、及び自身の生還」を命令された。その後アクセルから「レモンの命令の撤回、及びホワイトスターの護衛」を命令されるが、アクセルが[[キョウスケ・ナンブ]]に命を奪われるその瞬間、命令を二重(見方によっては三重)にも無視しその身を呈してアクセルを守って散った。その最期の瞬間の行動は紛れも無く他者の命令でなく、自身の行動であり、それはエキドナのレモンとアクセルに対する愛情からくる「感情と自我」であった。しかし、どこまでも「人形」であろうとしたエキドナは、同じ存在のラミアにそのことを指摘されると、自らの自我を否定し、そして散って行った。 | ||
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なおエキドナとラミアはギリシャ神話に登場する蛇女の名から取られているが、本来ギリシャ神話ではエキドナが蛇女で、ラミアは人を誘惑する人物。 | なおエキドナとラミアはギリシャ神話に登場する蛇女の名から取られているが、本来ギリシャ神話ではエキドナが蛇女で、ラミアは人を誘惑する人物。 | ||
− | OGシリーズには登場しない、『[[スーパーロボット大戦A|A]] | + | OGシリーズには登場しない、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』における''「敵としてのラミア」''の役割を担ったキャラクターといえる。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
;[[スーパーロボット大戦A]] | ;[[スーパーロボット大戦A]] | ||
− | : | + | :直接は登場しないが、ラミア主人公時の宇宙ルートでは、エキドナに相当するW16がバームとの会談を失敗させるために[[リオン大元帥]]を暗殺したことが語られる。 |
=== [[OGシリーズ]] === | === [[OGシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]] |
− | : | + | :プロフィールの通り、作品オリジナルの人物として登場。敵としてのラミアの役割通り、彼女自身はあまり目立った存在ではないが、スパロボ中でも屈指の難解な[[隠し要素/OG2#ヴァイサーガorアシュセイヴァー|隠し要素]]の初期条件を担う。 |
:人形から脱却したかのような最期に、ラミアは「最期に自分と同じようになった」と悟るが、守られた側はそれを認めようとせず、「自我が宿ったのに味方とは心が通わなかった」という悲劇に終わった。 | :人形から脱却したかのような最期に、ラミアは「最期に自分と同じようになった」と悟るが、守られた側はそれを認めようとせず、「自我が宿ったのに味方とは心が通わなかった」という悲劇に終わった。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]] |
− | : | + | :リメイクに伴い、ラミアと同様に初めて声が付いた。原作と基本的には同様だが、レモンが自我を獲得することを推奨しているものの、それを「兵器として不要」と皮肉にも自己判断している上に、最期の行動の理由を「レモンが悲しむため」と明言するなど、より自我が宿ったことが強調されている。 |
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:そしてアクセルの性格が変更されたことで、「我儘な兵士を助けたのに意に介されなかった」という展開から「殿として己の職務に殉じようとした兵士を助け、助けた相手にその死を惜しまれる」という展開となり、悲劇のベクトルが変化し悲壮感も大いに増した。 | :そしてアクセルの性格が変更されたことで、「我儘な兵士を助けたのに意に介されなかった」という展開から「殿として己の職務に殉じようとした兵士を助け、助けた相手にその死を惜しまれる」という展開となり、悲劇のベクトルが変化し悲壮感も大いに増した。 | ||
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:創造主であり、アクセルの副官に抜擢。レモンからアクセルを守るよう常々言われるが、その言動の奥に感じるレモンのアクセルへの愛情を感じ取ったことで、エキドナ自身に自我が芽生えてきた。 | :創造主であり、アクセルの副官に抜擢。レモンからアクセルを守るよう常々言われるが、その言動の奥に感じるレモンのアクセルへの愛情を感じ取ったことで、エキドナ自身に自我が芽生えてきた。 | ||
;[[ラミア・ラヴレス]] | ;[[ラミア・ラヴレス]] | ||
− | : | + | :OGにおいてのA敵対時のラミアの代役としての役割も果たしているものと思われる。ラミアが自我を手に入れたことで、Wシリーズ本来の「人形」としてでなく「人間」としての変わりように驚く。自身の最期の瞬間までラミアに指摘された「自我」を否定したのだが…。 |
;[[カルディア・バシリッサ]] | ;[[カルディア・バシリッサ]] | ||
:W06。プロトタイプに当たる。 | :W06。プロトタイプに当たる。 | ||
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;[[アーチボルド・グリムズ]] | ;[[アーチボルド・グリムズ]] | ||
:部下として行動していたが、己の快楽のために無駄に弾薬を消費していた彼を「非効率的」と評していた。 | :部下として行動していたが、己の快楽のために無駄に弾薬を消費していた彼を「非効率的」と評していた。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;(……任務より己の感情を優先したか。くだらん) | ;(……任務より己の感情を優先したか。くだらん) | ||
:「ワイズ・ドール」にて、自分の身を挺してカーラを庇ったユウキに対しての心情。全く感情を持たず、与えられた任務を遂行するだけの「人形」としてのエキドナの存在意義を表しており、時同じくして「感情」に戸惑っているラミアと好対照になっている。 | :「ワイズ・ドール」にて、自分の身を挺してカーラを庇ったユウキに対しての心情。全く感情を持たず、与えられた任務を遂行するだけの「人形」としてのエキドナの存在意義を表しており、時同じくして「感情」に戸惑っているラミアと好対照になっている。 | ||
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;「心などない。W17は機能不全に陥っただけだ」<br />「私をW17と同じにするな。私は、与えられた指令に疑いなど持たない……」<br />「壊れたW17とは違うのだ」 | ;「心などない。W17は機能不全に陥っただけだ」<br />「私をW17と同じにするな。私は、与えられた指令に疑いなど持たない……」<br />「壊れたW17とは違うのだ」 | ||
− | :「壊れた人形」にて、[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]] | + | :「壊れた人形」にて、[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]との戦闘前会話。この時は任務を放棄し自爆したラミアの「自我」を完全に否定してしまっていたのだが…。 |
;「『命に代えても』というやつだ。人間はこういうのが好きなようだからな」 | ;「『命に代えても』というやつだ。人間はこういうのが好きなようだからな」 | ||
:OGクロニクル「雲霞割り立つ三矢の訓」で、特攻したエルアインスを見ての発言。相当な皮肉混じりの台詞だが、よもや自分が後に「こういうの」を実行するとは思いもよらなかったであろう。 | :OGクロニクル「雲霞割り立つ三矢の訓」で、特攻したエルアインスを見ての発言。相当な皮肉混じりの台詞だが、よもや自分が後に「こういうの」を実行するとは思いもよらなかったであろう。 | ||
;「目的の達成のためだけに造られながらそれがさも自分の意志のように自覚し行動する」<br/>「それはWシリーズのコンセプトではない」<BR/>「Wシリーズの……Wナンバーの機能不全は Wナンバー自身によって修正する」 | ;「目的の達成のためだけに造られながらそれがさも自分の意志のように自覚し行動する」<br/>「それはWシリーズのコンセプトではない」<BR/>「Wシリーズの……Wナンバーの機能不全は Wナンバー自身によって修正する」 | ||
− | : | + | :RoAにて、プランタジネットの最中にラミアと対峙して。 |
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;「レモン様が……悲しみます……それが……この場での、臨機応変な……私の判断です……」<br />「アクセル隊長……すぐに……撤退なさって……下さい。我々の作戦を成功させる……ためにも」<br />「レモン……様の……ためにも……」<br/>~中略~<br/>「申し訳……ありません……」<br />「……ああ、隊長……ありがとう……ございます……」 | ;「レモン様が……悲しみます……それが……この場での、臨機応変な……私の判断です……」<br />「アクセル隊長……すぐに……撤退なさって……下さい。我々の作戦を成功させる……ためにも」<br />「レモン……様の……ためにも……」<br/>~中略~<br/>「申し訳……ありません……」<br />「……ああ、隊長……ありがとう……ございます……」 | ||
:OGSでのエキドナがアクセルを身を挺して守った瞬間。この時の行為にアクセルは「人形の貴様のほうが人間らしい…か。戦争に向いてない、な」と苦言しつつも彼女の言うとおりに撤退する事を告げる。その後エキドナを「仲間」として認めた。この時エキドナのアクセルへの感情は隊長と部下の絆に溢れている。 | :OGSでのエキドナがアクセルを身を挺して守った瞬間。この時の行為にアクセルは「人形の貴様のほうが人間らしい…か。戦争に向いてない、な」と苦言しつつも彼女の言うとおりに撤退する事を告げる。その後エキドナを「仲間」として認めた。この時エキドナのアクセルへの感情は隊長と部下の絆に溢れている。 | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
;[[ランドグリーズ]] | ;[[ランドグリーズ]] | ||
− | :最初に[[超機人]] | + | :最初に[[超機人]]発掘現場を襲撃した際に搭乗したが、すぐに撤退してしまう搭乗期間は短い。 |
;[[エルアインス]] | ;[[エルアインス]] | ||
:普段はこの機体に搭乗。 | :普段はこの機体に搭乗。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *[[声優]] | + | *[[声優]]の鈴木麻里子氏は、[[無限のフロンティア]]からのゲストキャラクター、『[[ゼノサーガ]]』の「[[KOS-MOS]]」というアンドロイドを演じていた。なお、無限のフロンティアとOG2のキャラクター素案を担当したのが現在モノリスソフト所属の森住惣一郎氏である。 |
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