「アンチ」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Anti]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Anti]] |
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|SSSS.GRIDMAN}} | | 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|SSSS.GRIDMAN}} | ||
| 声優 = {{声優|鈴村健一|SRW=Y}} | | 声優 = {{声優|鈴村健一|SRW=Y}} | ||
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第3回「敗・北」から登場。[[新条アカネ]]の手によって、打倒[[グリッドマン]]のために造られた[[怪獣]]の一体。謂わば「'''アンチグリッドマン'''」と呼べる存在。 | 第3回「敗・北」から登場。[[新条アカネ]]の手によって、打倒[[グリッドマン]]のために造られた[[怪獣]]の一体。謂わば「'''アンチグリッドマン'''」と呼べる存在。 | ||
− | + | 相手の能力をコピーする力があり、グリッドマンが仲間の力を受け強化されるほど、更にそれを学習して力を増していく。初登場時はアカネに可愛がられており、一度はグリッドマンに勝利するものの、敗北後は掌を返され、ずさんな扱いを受けるようになる。それでもなお自身はアカネの身を案じ、グリッドマンに憎悪を向けながら、彼と他の怪獣の戦闘中に幾度も乱入して戦いを挑むなど、明確な自我を持つようになる。 | |
− | + | 非戦闘時は白髪と赤い瞳、首に巻かれた長いマフラーが特徴の少年の姿を取る。人間態・怪獣態共に人間と意思疎通が可能だが、自身が製作された目的である打倒グリッドマン以外に興味を示さず、融通が利かない。なお、人間態でも丸鋸状の武器「アンチサーキュラー」を使用して戦うことができる。また、グリッドマンと同様に変身時間に制限があり、活動限界が迫ると額の発光体が明滅して人間態へと戻る。 | |
− | + | 人間態時では腹を空かせている描写が多く、[[宝多六花|六花]]や彼女の母から[[食べ物・料理|食べ物]]を奢られたこともある(ちなみに食事の際は箸やスプーン等の知識が無いため、そのままかぶりついている)。そのことや[[響裕太|裕太]]を襲撃した件などで六花や新世紀中学生達と顔見知りになり、関係を築いていく。 | |
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グリッドマンとの戦いに敗北し続けた末、アレクシスには用済みと見なされ襲撃され、グリッドマン同盟からも敵として見做されなくなり、アカネからも失敗作と断言され、自由に生きるよう告げられる。苦悩の果て、己の存在理由を再確認するために「グリッドマンを倒すためにグリッドマンと共に戦う」という結論の元、怪獣という規格から離れ、自身の持っていたコピー能力から新たなるグリッドマン「[[グリッドナイト]]」への変身能力を獲得。 | グリッドマンとの戦いに敗北し続けた末、アレクシスには用済みと見なされ襲撃され、グリッドマン同盟からも敵として見做されなくなり、アカネからも失敗作と断言され、自由に生きるよう告げられる。苦悩の果て、己の存在理由を再確認するために「グリッドマンを倒すためにグリッドマンと共に戦う」という結論の元、怪獣という規格から離れ、自身の持っていたコピー能力から新たなるグリッドマン「[[グリッドナイト]]」への変身能力を獲得。 | ||
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その後はグリッドマンと共に再生された怪獣軍団を倒し、[[ゼッガー]]からアカネを救出する。しかし、その際にアレクシスに刺されてしまい戦闘から離脱するが、最後の力を振り絞り「電光超人」へのアクセスフラッシュに加わった。なお、このアクセスフラッシュによって一時的に致命傷を負った肉体から解放されたことで、死亡を免れた。 | その後はグリッドマンと共に再生された怪獣軍団を倒し、[[ゼッガー]]からアカネを救出する。しかし、その際にアレクシスに刺されてしまい戦闘から離脱するが、最後の力を振り絞り「電光超人」へのアクセスフラッシュに加わった。なお、このアクセスフラッシュによって一時的に致命傷を負った肉体から解放されたことで、死亡を免れた。 | ||
− | 全てが終わった後、一命を取り留めた彼は公園のベンチで[[怪獣少女アノシラス (2代目)]] | + | 全てが終わった後、一命を取り留めた彼は公園のベンチで[[怪獣少女アノシラス (2代目)]]に介抱される。そして、成長したアンチは彼女と共に「グリッドナイト同盟」を結成。自ら「ナイト」と名乗り、様々な世界で怪獣と戦っていくが、それはまた別の物語である。 |
===各形態=== | ===各形態=== | ||
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:スカイグリッドマンをコピーした飛行形態。空中戦が可能になったグリッドマンに対抗して、脚部の巨大なスラスターで飛べるようになり、デコイを生み出すことができる。 | :スカイグリッドマンをコピーした飛行形態。空中戦が可能になったグリッドマンに対抗して、脚部の巨大なスラスターで飛べるようになり、デコイを生み出すことができる。 | ||
;[[グリッドナイト]] | ;[[グリッドナイト]] | ||
− | :「[[グリッドマン]] | + | :「[[グリッドマン]]を倒す為にグリッドマンを守る」という決意と共に変化した最終形態。カラーリングと頭部の形状を除けば、グリッドマンにそっくりな姿をしている。 |
==登場作品と操縦者== | ==登場作品と操縦者== | ||
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:3章Part15より登場するエネミーユニット。本作では[[デバダダン]]の立ち位置も兼ねて生み出されている。 | :3章Part15より登場するエネミーユニット。本作では[[デバダダン]]の立ち位置も兼ねて生み出されている。 | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}} | ||
− | : | + | :初登場作品。登場から暫くは原作通り敵怪獣として対峙。一時的に怪獣形態で[[スポット参戦]]し、[[グリッドナイト]]に変化後同名義で味方になる。 |
− | + | :最終盤の展開が異なっており、致命傷を負うことはないがそのせいでアクセスフラッシュに参加するという展開がなくなってしまった。 | |
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==装備・機能== | ==装備・機能== | ||
===武装・[[必殺武器]]=== | ===武装・[[必殺武器]]=== | ||
====武装==== | ====武装==== | ||
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;光弾 | ;光弾 | ||
− | : | + | :全身の発光器官から放つ光弾。弾幕のように連射できる。 |
:;破壊光線 | :;破壊光線 | ||
− | :: | + | ::光弾を巨大に収束させて放つ。 |
− | :: | + | ::『30』では光弾も光線も両方とも「破壊光線」名義で登録されている。光線版は気力制限がかかっている。 |
− | ; | + | ;爪 |
− | : | + | :グリッドマンキャリバーに敗北したことで、コピー能力によって得た刀状の鉤爪。 |
;アンチサーキュラー | ;アンチサーキュラー | ||
:人間態で使用する丸鋸のような武装。 | :人間態で使用する丸鋸のような武装。 | ||
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===移動タイプ=== | ===移動タイプ=== | ||
;[[陸]] | ;[[陸]] | ||
− | : | + | :飛行可能形態であるスカイアンチは技演出のみ採用のため、システムとしては飛べない。 |
===[[サイズ]]=== | ===[[サイズ]]=== | ||
;1L | ;1L | ||
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;[[スーパーロボット大戦30|30]] | ;[[スーパーロボット大戦30|30]] | ||
:'''[[底力]]L7、[[闘争心]]L3、[[援護攻撃]]L2、[[ガード]]L3、[[反骨心]]''' | :'''[[底力]]L7、[[闘争心]]L3、[[援護攻撃]]L2、[[ガード]]L3、[[反骨心]]''' | ||
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===[[エースボーナス]]=== | ===[[エースボーナス]]=== | ||
;自分よりもレベル、または技量の高い相手に対して与ダメージ1.1倍、被ダメージ0.9倍。 | ;自分よりもレベル、または技量の高い相手に対して与ダメージ1.1倍、被ダメージ0.9倍。 | ||
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。 | :『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。 | ||
− | : | + | :「反骨心」と条件が合致するため技量を育成したキャラで挑むと見た目以上にダメージがよく入り、よく耐える。 |
− | : | + | :味方加入時もこの能力が引き継がれるため、敵との技量差には気をつけたい。 |
− | : | + | :ver.1.22(Steamのみver.1.2.0.2表記)のアップデートでレベル上限が200に引き上げられたため、味方加入後は努力を使わずレベルを他の味方より低く保ちながら進行すれば終盤でも発動させやすくなる。 |
− | : | + | :ただ反骨心の条件は変動しないため、やはり技量育成はしないほうが無難。 |
==人間関係== | ==人間関係== | ||
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=== グリッドマン同盟 === | === グリッドマン同盟 === | ||
;[[グリッドマン]] | ;[[グリッドマン]] | ||
− | :自身の倒すべき[[ライバル|仇敵]] | + | :自身の倒すべき[[ライバル|仇敵]]。彼に敗北するたび、強化されていく彼をコピーし後追いを続けていたが、彼の側からは敵と見做されなくなってしまう。やがて苦悩の果てに彼を守ることを決意、以降は共闘関係となる。最終話では一時的に彼と融合した。 |
;[[響裕太]] | ;[[響裕太]] | ||
− | : | + | :人間態の時に一時的に彼の命を狙う。 |
;[[宝多六花]] | ;[[宝多六花]] | ||
:人間態の時によく会い、たびたび世話を焼かれる。 | :人間態の時によく会い、たびたび世話を焼かれる。 | ||
172行目: | 163行目: | ||
;「お前は怪獣じゃない!新条アカネだ!」 | ;「お前は怪獣じゃない!新条アカネだ!」 | ||
:同話より。アレクシスの手で出現したゼッガーへ向けての叫び。 | :同話より。アレクシスの手で出現したゼッガーへ向けての叫び。 | ||
− | ; | + | ;「アクセース……フラッーシュ……」 |
:同話より。アレクシスの攻撃で重症を負い戦えなくなりながらも、左腕に宿ったアクセプターで電光超人へのアクセスフラッシュに参加する。 | :同話より。アレクシスの攻撃で重症を負い戦えなくなりながらも、左腕に宿ったアクセプターで電光超人へのアクセスフラッシュに参加する。 | ||
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<!--== 迷台詞 == | <!--== 迷台詞 == | ||
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 == | == スパロボシリーズの名(迷)台詞 == | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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==余談== | ==余談== | ||
*別名の「臥薪嘗胆」は「復讐を成功させるために苦労に耐える」という故事成語の四字熟語。名前のアンチ(Anti)は「対抗」を表す[[英語|英単語]]であり、名前の全てがグリッドマンに対抗する怪獣としての在り方を示している。 | *別名の「臥薪嘗胆」は「復讐を成功させるために苦労に耐える」という故事成語の四字熟語。名前のアンチ(Anti)は「対抗」を表す[[英語|英単語]]であり、名前の全てがグリッドマンに対抗する怪獣としての在り方を示している。 | ||
*デザインの元となった怪獣は、原作『電光超人グリッドマン』に登場していた「忍者怪獣シノビラー」。オートインテリジェンス機能を持ち、倒されてはパワーアップして復活してくるという要素が共通している。 | *デザインの元となった怪獣は、原作『電光超人グリッドマン』に登場していた「忍者怪獣シノビラー」。オートインテリジェンス機能を持ち、倒されてはパワーアップして復活してくるという要素が共通している。 | ||
+ | **人間態のデザインモチーフはトランスフォーマーシリーズの創作作品『トランスフォーマー シャッタード・グラス<ref>いわゆる「'''善悪逆転もの'''」で自警団チーム「ディセプティコン(デストロン※本来は悪)」が残虐非道な「オートボット(サイバトロン※本来は正義)」と戦う。</ref>』(Transformers Shattered Glass)のロディマスであると言われている。 | ||
*「アンチ」という[[俗語・俗称|言葉]]には、作品や団体などを嫌っている層を貶めるマイナスの意味を持つ。そのため、誤解を防ぐという理由もあり、視聴者からは[[新条アカネ]]からの当初の呼び名である「'''アンチくん'''」で呼ばれることが多い。 | *「アンチ」という[[俗語・俗称|言葉]]には、作品や団体などを嫌っている層を貶めるマイナスの意味を持つ。そのため、誤解を防ぐという理由もあり、視聴者からは[[新条アカネ]]からの当初の呼び名である「'''アンチくん'''」で呼ばれることが多い。 | ||
**放送中、その名前にかけて視聴者から'''[[ポプ子|「さてはアンチだなオメー」]]'''というコメントが頻発したという。 | **放送中、その名前にかけて視聴者から'''[[ポプ子|「さてはアンチだなオメー」]]'''というコメントが頻発したという。 | ||
*本編完結後発売された[[小説]]『SSSS.GRIDMAN NOVELIZAIONS』において、このアンチと同系のインテリジェンス怪獣「'''黒アカネ'''」が登場する。 | *本編完結後発売された[[小説]]『SSSS.GRIDMAN NOVELIZAIONS』において、このアンチと同系のインテリジェンス怪獣「'''黒アカネ'''」が登場する。 | ||
*脚本担当の長谷川圭一氏曰く、「アンチはアカネの中のヒーロー願望の表れであり、もう一つの人格」でもあるとのこと。「グリッドマンに憧れを抱きつつ、世界を維持するために敵視しなければならない」という複雑な心境が反映され、人間態を持つ怪獣として具現化されている。 | *脚本担当の長谷川圭一氏曰く、「アンチはアカネの中のヒーロー願望の表れであり、もう一つの人格」でもあるとのこと。「グリッドマンに憧れを抱きつつ、世界を維持するために敵視しなければならない」という複雑な心境が反映され、人間態を持つ怪獣として具現化されている。 | ||
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==脚注== | ==脚注== |