「アマンダラ・カマンダラ」を編集中
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ペンタゴナワールド]] | + | [[ペンタゴナワールド]]の中でも一番の資本力が有る「'''アマンダラ・コンツェルン'''」アマン商会の総帥。しかし、その正体は'''オリジナルの「オルドナ・ポセイダル」'''である。実は、現在のペンタゴナワールドを支配する存在と見なされている「[[オルドナ・ポセイダル]]」は自らの[[偽物|影武者]]で、かつての恋人「ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー」であった。 |
− | + | '''普段付けているヒゲとサングラスは変装'''であり、それらを取り去ったアマンダラの素顔は30代ほどの若い青年で、[[バイオリレーションシステム]]の力を受ける事によって、より若々しい美形に変貌する。 | |
− | + | == 生涯 == | |
− | + | === ヤーマン王朝時代 === | |
− | + | かつてヤーマンが栄えていた時代、まだ幼かったポセイダルは、ヤーマン一族によって家族を目の前で虐殺されてしまい、その復讐の為に反乱軍である「テンプルナイツ」を創設。自ら率いる形でヤーマン王朝を打倒したポセイダルは、ペンタゴナを統合。「ヤーマンの支配から世界を救った英雄」にまで上り詰めた。 | |
しかし、英雄として世界統一を果たした後のポセイダルの人生は堕落の一途を辿る事になる。バイオリレーションシステムによって[[不老不死|不老の身体]]を得たポセイダルは、自分以外の誰一人も信じず、また統治者としての責務を背負う事も嫌悪した結果、ミアンを言葉巧みに騙し、バイオリレーションの力で洗脳した彼女を自らの影武者「'''統治者ポセイダル'''」に仕立て上げる。更に彼女と同じく恋人であった[[フル・フラット]]には、同じくバイオリレーションによって永遠の若さを与えた上で、サートスターを自治領として提供。そして自らは「'''アマンダラ・カマンダラ'''」を名乗って、戦争の陰で暗躍する「[[企業|死の商人]]」として、何の責任も取らず自らの欲望のままにペンタゴナを支配する俗物へと成り下がってしまうのだった…。 | しかし、英雄として世界統一を果たした後のポセイダルの人生は堕落の一途を辿る事になる。バイオリレーションシステムによって[[不老不死|不老の身体]]を得たポセイダルは、自分以外の誰一人も信じず、また統治者としての責務を背負う事も嫌悪した結果、ミアンを言葉巧みに騙し、バイオリレーションの力で洗脳した彼女を自らの影武者「'''統治者ポセイダル'''」に仕立て上げる。更に彼女と同じく恋人であった[[フル・フラット]]には、同じくバイオリレーションによって永遠の若さを与えた上で、サートスターを自治領として提供。そして自らは「'''アマンダラ・カマンダラ'''」を名乗って、戦争の陰で暗躍する「[[企業|死の商人]]」として、何の責任も取らず自らの欲望のままにペンタゴナを支配する俗物へと成り下がってしまうのだった…。 | ||
− | + | === ポセイダル政権時代 === | |
− | + | '''「技術の喪失により次第に本来の力を失っていくHMの継承者」'''という役割も担っていたアマンダラであったが、ペンタゴナ全体で戦争が起こっているのもそっちのけで、実益と道楽を兼ねてHMの発掘・設計・開発に携わり、「死の商人」として武器密売を行っていた。そして、[[ポセイダル軍]]と反乱軍の双方に武器提供を行い(本人曰く「反乱軍から[[資金|金銭]]の類は受け取ってない」)、特にヤーマン王朝の末裔である[[ダバ・マイロード]]と、ポセイダル軍で頭角を現し始めた青年・[[ギャブレット・ギャブレー]]の二人には、「未来を切り開く若者」と見込み、いろいろと便宜を図ってきた<ref>なお、ヤーマン王朝によって家族を殺されたアマンダラにとってダバとは本来憎むべきヤーマン王朝の末裔である。また、アマンダラ自身もこの事実を知っているはずなのだが、彼を自身の後継者にまで据えるほど気に入っていた所を見ると、'''「アマンダラがヤーマン王朝への復讐など、もはや考えていなかった(あるいはダバにその責を負わせるつもりは無かった)」'''と解釈する事も可能である。</ref>。 | |
− | しかし、ミアンを[[バイオリレーションシステム]] | + | しかし、ミアンを[[バイオリレーションシステム]]で思うがままに操ってペンタゴナワールドを長年支配していた体制も、次第に綻びが見えるのと共に崩れてしまう。反乱軍の想定外といえる活性化、[[ギワザ・ロワウ]]率いる[[13人衆]]の反乱、更にはアマンダラやミアンおよびバイオリレーションの秘密を知るフラットがミアンを解放すべく暗躍を始め、ミアン自身までもがバイオリレーションの副作用によって「自分を本当のポセイダルと思うようになる」等々。アマンダラの仕組んでいたシナリオは、次々と狂っていく。そして、バイオリレーションを通じてミアンの異常を察知したアマンダラは、執事のエイマンと共に自らスヴェートに乗り込む形で、遂に表舞台に引きずり出された。 |
ミアンを使ってスヴェートの自爆システムを起動させる事で、反乱軍とギワザ軍の双方を全滅させようと目論むが、真実をフラットから聞かされた上に自分こそが本物のポセイダルであると思い込んだミアンからは悉く反発されてしまう。思うように事が進まず、ダバに追い詰められたアマンダラは、[[オージ]]に乗り込んでダバと対峙。バイオリレーションシステムの力で若返り、圧倒的な力でダバを追い詰めるが、正気に戻ったミアンがシステムを切ったため、身体が急速に老化して消滅。アマンダラ・カマンダラこと真のオルドナ・ポセイダルに支配された時代は、ようやく終焉を迎える事になるのだった。 | ミアンを使ってスヴェートの自爆システムを起動させる事で、反乱軍とギワザ軍の双方を全滅させようと目論むが、真実をフラットから聞かされた上に自分こそが本物のポセイダルであると思い込んだミアンからは悉く反発されてしまう。思うように事が進まず、ダバに追い詰められたアマンダラは、[[オージ]]に乗り込んでダバと対峙。バイオリレーションシステムの力で若返り、圧倒的な力でダバを追い詰めるが、正気に戻ったミアンがシステムを切ったため、身体が急速に老化して消滅。アマンダラ・カマンダラこと真のオルドナ・ポセイダルに支配された時代は、ようやく終焉を迎える事になるのだった。 | ||
− | + | === キャラクターの総評 === | |
− | 生い立ちに類似する部分がある事からも、'''アマンダラ・カマンダラは「英雄」としてペンタゴナの解放の為に戦ってきた本編の[[主人公]]ダバ・マイロードと対極の存在'''であったと言える。それ故に、アマンダラの様な「堕ちた英雄」になる事を望まなかったダバは、戦争終結後に新たなペンタゴナの指導者になろうとはせず、あくまでも一人の人間として、全てを捨てて精神を崩壊させてしまった[[クワサン・オリビー]]と共に、コアムへと帰り隠棲する道を選ぶ事になってしまった。二度と正気に戻らないオリビーを連れて去っていくダバを見届けた[[ガウ・ハ・レッシィ]] | + | 生い立ちに類似する部分がある事からも、'''アマンダラ・カマンダラは「英雄」としてペンタゴナの解放の為に戦ってきた本編の[[主人公]]ダバ・マイロードと対極の存在'''であったと言える。それ故に、アマンダラの様な「堕ちた英雄」になる事を望まなかったダバは、戦争終結後に新たなペンタゴナの指導者になろうとはせず、あくまでも一人の人間として、全てを捨てて精神を崩壊させてしまった[[クワサン・オリビー]]と共に、コアムへと帰り隠棲する道を選ぶ事になってしまった。二度と正気に戻らないオリビーを連れて去っていくダバを見届けた[[ガウ・ハ・レッシィ]]は、'''「ペンタゴナの歴史からヤーマン王朝が消滅する事が決定的となったことで、真のポセイダルによるヤーマン王朝への復讐は完遂された」'''と解釈している。ただ、見方を変えれば、'''ヤーマン王朝とポセイダル双方の滅亡が確定となった事で、ペンタゴナの未来は、ヤーマンでもポセイダルでもないペンタゴナの全ての人間達に委ねられた'''と見れなくもなく、全てにおいて悪い結果であるとも言えない。 |
− | 一方、『コミックボンボン』で連載された池原しげと氏の[[漫画|漫画版]] | + | 一方、『コミックボンボン』で連載された池原しげと氏の[[漫画|漫画版]]では'''「ダバがペンタゴナの新たな指導者になる」という別の道を選んでおり'''、結果的に真のポセイダルによるヤーマン王朝への復讐は失敗に終わっている(そもそも、コミックボンボン版ではそういった背景が描かれなかったが)。 |
+ | |||
+ | また、永野護氏が構想していた設定では'''「実はアマンダラ・カマンダラですら、真のオルドナ・ポセイダルの[[偽物|影武者]]であった」'''とされている。真のポセイダルは戦士として英雄的存在であったが、同時に自分が統治者の器でない事を自覚しており、アマンダラに後を託して隠棲する。その後アマンダラが暴走し、ペンタゴナが混乱に陥っても真のポセイダルが姿を現さなかった理由は、「たとえ自分が現れても状況を悪化させるだけだ」と判断した為で、ダバの勝利を見届けた後は外宇宙へ旅立っていったという(本頁の[[#余談|余談]]の欄も参照)。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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ただし、アマンダラが莫大な資金を所有し、搭乗している[[オージ]]の装甲が純金を素材にしていると言う設定等から、高額の資金を落としてくれると言うありがたさもある為、条件が揃わない限り何度も復活してしまう作品等では、可能なまで撃墜を繰り返される事も少なくない。 | ただし、アマンダラが莫大な資金を所有し、搭乗している[[オージ]]の装甲が純金を素材にしていると言う設定等から、高額の資金を落としてくれると言うありがたさもある為、条件が揃わない限り何度も復活してしまう作品等では、可能なまで撃墜を繰り返される事も少なくない。 | ||
− | |||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}) | ;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}) | ||
− | : | + | :[[企業|死の商人]]として[[ロンド・ベル隊]]に接触し、[[エルガイムMk-II]]、[[ヌーベルディザード]]、[[資金]]1万をくれる。 |
:終盤のマップ「オルドナ=ポセイダル」において本性を現し[[ブラッドテンプル]]に乗って登場。顔グラフィックはアマン商会時のもののみ。 | :終盤のマップ「オルドナ=ポセイダル」において本性を現し[[ブラッドテンプル]]に乗って登場。顔グラフィックはアマン商会時のもののみ。 | ||
:若返らなかったせいなのか、本作では[[切り払い]]・[[シールド防御]]といった特殊能力を持っていない。ブラッドテンプルはどちらも可能なのにパイロットのせいで発動しない為、宝の持ち腐れと化している。 | :若返らなかったせいなのか、本作では[[切り払い]]・[[シールド防御]]といった特殊能力を持っていない。ブラッドテンプルはどちらも可能なのにパイロットのせいで発動しない為、宝の持ち腐れと化している。 | ||
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:2020年7月のイベント「希望はいつもその胸に」にて登場。 | :2020年7月のイベント「希望はいつもその胸に」にて登場。 | ||
:原作終了後設定だが、バイオリレーションシステムに緊急用の予備を用意していたという設定で復活して登場。あくまで予備による不完全な復活のため、今回はヒゲの姿。 | :原作終了後設定だが、バイオリレーションシステムに緊急用の予備を用意していたという設定で復活して登場。あくまで予備による不完全な復活のため、今回はヒゲの姿。 | ||
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=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
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:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]・ロシュルートでは、この姿で中盤に[[オージェ]]、[[オージ]]に乗りボスとして登場。 | :[[ハマーン・カーン|ハマーン]]・ロシュルートでは、この姿で中盤に[[オージェ]]、[[オージ]]に乗りボスとして登場。 | ||
:ポセイダルルートでのみ真の姿を現し、大ボスとなる。 | :ポセイダルルートでのみ真の姿を現し、大ボスとなる。 | ||
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== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
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;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ||
:'''[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[挑発]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[覚醒]]''' | :'''[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[挑発]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[覚醒]]''' | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ||
:'''[[シールド防御]]L8、[[切り払い]]L6''' | :'''[[シールド防御]]L8、[[切り払い]]L6''' | ||
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;[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ;[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) | ||
:'''[[底力]]L8、[[援護|援護(攻撃のみ)]]L4、[[指揮官|指揮]]L4、[[シールド防御]]、[[カウンター]]、[[ヒット&アウェイ]]''' | :'''[[底力]]L8、[[援護|援護(攻撃のみ)]]L4、[[指揮官|指揮]]L4、[[シールド防御]]、[[カウンター]]、[[ヒット&アウェイ]]''' | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にてホエールで宇宙を巡航していた所を襲われていた。 | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にてホエールで宇宙を巡航していた所を襲われていた。 | ||
;[[パプテマス・シロッコ]] | ;[[パプテマス・シロッコ]] | ||
− | : | + | :女性を指導者に擁立し自らはその陰で暗躍を重ねる等、その思想面は非常に似通っており、一部のファンからは、シロッコの最終的な行動はアマンダラと同様だったのではないかとさえ評されている。 |
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;[[木戸丈太郎]]、[[ケーン・ワカバ]] | ;[[木戸丈太郎]]、[[ケーン・ワカバ]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦XO|XO]] | + | :『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』にて彼らから'''「女たらし」'''と罵られる。 |
;[[白鳥マリア]]他[[地球防衛組]]の女性陣 | ;[[白鳥マリア]]他[[地球防衛組]]の女性陣 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]] | + | :『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』にて'''「女の敵」'''と激しく非難される。 |
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=== バンプレストオリジナル === | === バンプレストオリジナル === | ||
;ラズロ・ファーエデン | ;ラズロ・ファーエデン | ||
:『[[リアルロボット戦線]]』に登場したオリジナルキャラ。武器商人として支援し、クーデターに協力した。 | :『[[リアルロボット戦線]]』に登場したオリジナルキャラ。武器商人として支援し、クーデターに協力した。 | ||
:しかしルートによってはアマンダラ自らの手で暗殺する。 | :しかしルートによってはアマンダラ自らの手で暗殺する。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;「ホエールがポセイダル軍に捕獲されたら、私の全てが知られてしまう。その方が危険だ」<br />「私の迂闊さだ……」 | ;「ホエールがポセイダル軍に捕獲されたら、私の全てが知られてしまう。その方が危険だ」<br />「私の迂闊さだ……」 | ||
:第10話より。 | :第10話より。 | ||
− | ;アマンダラ「このままでは、私の意思の届かぬ者が力を握る事になる。そうなっては、我々の楽しみが無くなるぞ!」<br />エイマン「しかし、命が無くなっては…」<br />アマンダラ「我々がポセイダルを操っていたのだ! それを放棄するのか!? | + | ;アマンダラ「このままでは、私の意思の届かぬ者が力を握る事になる。そうなっては、我々の楽しみが無くなるぞ!」<br />エイマン「しかし、命が無くなっては…」<br />アマンダラ「我々がポセイダルを操っていたのだ! それを放棄するのか!? お楽しみを捨てられるのか…!」 |
:[[オルドナ・ポセイダル|ミアン]]の異常を把握すべくチェックに向かおうとする自身に、混戦中のスヴェートから脱出する様進言するエイマンに対して。自分の執事の襟首を掴み眉を震わせながら、自らの度の過ぎる享楽への執着を声に出すその姿は、自身の堕落振りを現すに十分な程醜い物である。エイマンも結局気圧された挙句付き合わされて、命を落としてしまう。なお、SRWにも快楽目的で似たような事をしていた[[ジ・エーデル・ベルナル|人物]]はいるが、さすがにあそこまで享楽に耽ってはいない。 | :[[オルドナ・ポセイダル|ミアン]]の異常を把握すべくチェックに向かおうとする自身に、混戦中のスヴェートから脱出する様進言するエイマンに対して。自分の執事の襟首を掴み眉を震わせながら、自らの度の過ぎる享楽への執着を声に出すその姿は、自身の堕落振りを現すに十分な程醜い物である。エイマンも結局気圧された挙句付き合わされて、命を落としてしまう。なお、SRWにも快楽目的で似たような事をしていた[[ジ・エーデル・ベルナル|人物]]はいるが、さすがにあそこまで享楽に耽ってはいない。 | ||
;「賢しい女が…。男の支配の手から…逃れられるなどと思うなよ…!!」 | ;「賢しい女が…。男の支配の手から…逃れられるなどと思うなよ…!!」 | ||
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;「甘いな。所詮戦いは結果だよ…」 | ;「甘いな。所詮戦いは結果だよ…」 | ||
:ダバに追い詰められた際、自らがかつて愛し影武者に仕立てていたミアンを盾にして言い放った台詞。 | :ダバに追い詰められた際、自らがかつて愛し影武者に仕立てていたミアンを盾にして言い放った台詞。 | ||
− | :もはや、アマンダラにはかつて[[ペンタゴナワールド|ペンタゴナ]] | + | :もはや、アマンダラにはかつて[[ペンタゴナワールド|ペンタゴナ]]を解放した英雄の面影など欠片も無く、ダバからも'''「そこまで腐っていたのか!」'''と唾棄されている。 |
− | ;アマンダラ「私が予定した以上の行動をしなければ、良い生活ができたものをな」<br />ダバ「他人に人生の枠を組まれて、何が面白いものか!」<br /> | + | ;アマンダラ「私が予定した以上の行動をしなければ、良い生活ができたものをな」<br />ダバ「他人に人生の枠を組まれて、何が面白いものか!」<br />アマンダラ「ならば、つまらなくしてやる!」 |
:最終話「ドリーマーズ・アゲン」におけるダバとの対決時のやりとり。他人の人生までも自分の思い通りにしようとするアマンダラの傲慢さを象徴する台詞である。 | :最終話「ドリーマーズ・アゲン」におけるダバとの対決時のやりとり。他人の人生までも自分の思い通りにしようとするアマンダラの傲慢さを象徴する台詞である。 | ||
;「私の両親は、これ以上にむごいやり方でヤーマンになぶり殺しにされた!」<br />「それに比べたら、私は優しい男だと思って欲しいな!」 | ;「私の両親は、これ以上にむごいやり方でヤーマンになぶり殺しにされた!」<br />「それに比べたら、私は優しい男だと思って欲しいな!」 | ||
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;「私の選んだ若者が…そろって私に刃向かうと言うのか!?」 | ;「私の選んだ若者が…そろって私に刃向かうと言うのか!?」 | ||
:後継者として[[ダバ・マイロード|ダバ]]と[[ギャブレット・ギャブレー|ギャブレー]]を選んだアマンダラだったが、逆にその二人によって自身の野望を打ち砕かれるという因果応報な結末を迎えてしまう。 | :後継者として[[ダバ・マイロード|ダバ]]と[[ギャブレット・ギャブレー|ギャブレー]]を選んだアマンダラだったが、逆にその二人によって自身の野望を打ち砕かれるという因果応報な結末を迎えてしまう。 | ||
− | :上記のダバからの反撃を受けつつもエルガイムMk- | + | :上記のダバからの反撃を受けつつもエルガイムMk-IIの頭部を切り落としたが、それとほぼ同じくしてミアンにバイオセンサーを切られてしまい、アマンダラは急速に老化し始める。それでも「許さんぞ小僧!」とトドメを刺そうとしたのだが、割って入ったギャブレーがそれを阻止。そしてギャブレーに「お前の時代は終わった!」と告げられたアマンダラは'''「若僧が!!」'''と叫び、そのまま堕ちた英雄は身体が一気に老化、消滅した。 |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
;「‥‥やむをえんな。できればあれは使いたくないのだが‥‥」 | ;「‥‥やむをえんな。できればあれは使いたくないのだが‥‥」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』「アマンダラ・カマンダラ」にて[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]達[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]軍に襲撃され、通信も救難信号も当てにできない事を知って。恐らくオージで出撃して迎撃に出ようとしたものと思われる。 | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』「アマンダラ・カマンダラ」にて[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]達[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]軍に襲撃され、通信も救難信号も当てにできない事を知って。恐らくオージで出撃して迎撃に出ようとしたものと思われる。 | ||
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== スパロボシリーズの迷台詞 == | == スパロボシリーズの迷台詞 == | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
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;[[ホエール]] | ;[[ホエール]] | ||
− | : | + | :アマンダラ商会所属のソーラーヨット。名目上は商船だが戦艦並の武装を持つ。SRWでは[[ポセイダル兵]]がパイロットを務める。 |
;[[オージ]] | ;[[オージ]] | ||
:真のポセイダルとして現した後に搭乗。 | :真のポセイダルとして現した後に搭乗。 | ||
− | + | ;[[ブラッドテンプル]] | |
− | + | :対ヤーマン戦争において搭乗していた機体。SRWでは『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]])』にて搭乗。 | |
;[[オージェ]] | ;[[オージェ]] | ||
:『サンライズ英雄譚2』での愛機で、同作に登場しないオリジナル(オージ)の代役という所。 | :『サンライズ英雄譚2』での愛機で、同作に登場しないオリジナル(オージ)の代役という所。 | ||
213行目: | 176行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *『角川書店ザ・テレビジョン別冊エルガイムII』の年表では'''「実はアマンダラ・カマンダラもまた、真のオルドナ・ポセイダルの[[偽物|影武者]]に過ぎない」'''事が明かされている。 |
− | + | **さらに、「真のオルドナ・ポセイダルは自身の影武者であるアマンダラ・カマンダラの築き上げた体制の崩壊を見届けた後、[[宇宙|外宇宙]]へ去った」とされている。 | |
− | ** | ||
**ちなみに、上記の設定は永野護氏の[[漫画]]『ファイブスター物語』の第二部に生かされている。 | **ちなみに、上記の設定は永野護氏の[[漫画]]『ファイブスター物語』の第二部に生かされている。 | ||
*担当声優の豊田真治氏が体調不良で降板した為、終盤以降は[[声優:堀部隆一|堀部隆一]]氏が担当している(堀部氏は本作では他に[[ワザン・ルーン]]を演じていた)。 | *担当声優の豊田真治氏が体調不良で降板した為、終盤以降は[[声優:堀部隆一|堀部隆一]]氏が担当している(堀部氏は本作では他に[[ワザン・ルーン]]を演じていた)。 | ||
** 豊田氏のキャスティングはアマンダラが真のポセイダルである事を意識してのものだったので、終盤で真のポセイダルとして姿を現してからは、若い姿と堀部氏の老人のような声が合わず視聴者に違和感を与えた(監督の富野氏も「若作りのアマンダラを演じる事ができなくて残念だった」とコメントしている)。 | ** 豊田氏のキャスティングはアマンダラが真のポセイダルである事を意識してのものだったので、終盤で真のポセイダルとして姿を現してからは、若い姿と堀部氏の老人のような声が合わず視聴者に違和感を与えた(監督の富野氏も「若作りのアマンダラを演じる事ができなくて残念だった」とコメントしている)。 | ||
***その事もあってか、OVAの本編編集パートではさらに仁内建之氏にキャスト変更されている。なお仁内氏没後に発表された『SUNRISE WORLD WAR』で声を担当している[[声優:中尾隆聖|中尾隆聖]]氏は仁内氏に声質が近い為、そちらを前提とした配役であると推定される(同[[コンピュータゲーム|ゲーム]]では仁内氏が『[[太陽の牙ダグラム]]』で演じたヘルムート・J・ラコックも担当)。 | ***その事もあってか、OVAの本編編集パートではさらに仁内建之氏にキャスト変更されている。なお仁内氏没後に発表された『SUNRISE WORLD WAR』で声を担当している[[声優:中尾隆聖|中尾隆聖]]氏は仁内氏に声質が近い為、そちらを前提とした配役であると推定される(同[[コンピュータゲーム|ゲーム]]では仁内氏が『[[太陽の牙ダグラム]]』で演じたヘルムート・J・ラコックも担当)。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |