「アイドルマスター XENOGLOSSIA」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
20行目: | 20行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | キャッチコピーは'''「あなたの、アイドルになりたい」'''。ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアイドルプロデュース体験ゲーム『[[アイドルマスターシリーズ|THE IDOLM@STER(アイドルマスター)]] | + | キャッチコピーは'''「あなたの、アイドルになりたい」'''。ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)のアイドルプロデュース体験ゲーム『[[アイドルマスターシリーズ|THE IDOLM@STER(アイドルマスター)]]』を原案とするアニメ作品。だが、ストーリーは全く異なり、意思を持つロボット「iDOL(アイドル)」と、そのパイロットである少女「アイドルマスター」の関係を描くものとなっている。また、原案とはキャラクターの[[声優]]のキャスティングをはじめとした諸々の設定が大きく異なる点も特徴である<ref>ただし、『XENOGLOSSIA』に登場するキャラクターの[[誕生日]]および血液型は、本家の『THE IDOLM@STER』における同名のキャラクターのものと同じ設定になっている。</ref>。 |
制作はサンライズの第8スタジオが担当。このためスタッフやキャスティングなどは同スタジオが手掛けた『[[舞-HiME]]』シリーズの流れを汲んだものとなっている。 | 制作はサンライズの第8スタジオが担当。このためスタッフやキャスティングなどは同スタジオが手掛けた『[[舞-HiME]]』シリーズの流れを汲んだものとなっている。 | ||
29行目: | 29行目: | ||
=== 制作経緯 === | === 制作経緯 === | ||
− | + | 企画そのものは2005年の時点で決定していた(そのため、それ以後に発売された[[Xbox360]]版に登場する星井美希などのキャラクターは登場しない)。 | |
『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]』第467回にてアイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏は、「アニメ製作の話はアーケード版が正式稼動する以前より始まっていて、当時はバンダイとナムコが経営統合した時期でもあり両者のコラボレーション的作品を作ろうという話が持ち上がっていた。その結果、(ナムコの)『アイドルマスター』という言葉をキーワードに、サンライズ・バンダイビジュアルでロボットアニメを作ろう、といった経緯でこの作品が製作された。当時は『アイドルマスター』という言葉をキーワードに他の色々な展開も行う予定だったが、結果として『XENOGLOSSIA』のみが残った」と語っている。 | 『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]』第467回にてアイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏は、「アニメ製作の話はアーケード版が正式稼動する以前より始まっていて、当時はバンダイとナムコが経営統合した時期でもあり両者のコラボレーション的作品を作ろうという話が持ち上がっていた。その結果、(ナムコの)『アイドルマスター』という言葉をキーワードに、サンライズ・バンダイビジュアルでロボットアニメを作ろう、といった経緯でこの作品が製作された。当時は『アイドルマスター』という言葉をキーワードに他の色々な展開も行う予定だったが、結果として『XENOGLOSSIA』のみが残った」と語っている。 | ||
35行目: | 35行目: | ||
サンライズの古里尚丈プロデューサーは、『THE IDOLM@STER』のアニメ化企画を持ち込まれた際にロボットアニメになった理由として「『原作の魅力には勝てない、同じ土俵には立てない』から、『ゲームのキャラで[[舞-HiME]]を作ってくれという依頼』だと好意的に解釈した」と述べている<ref>アニメ雑誌『アニメージュ』2007年2月号より。</ref>。古里プロデューサーは公式ラジオで「サンライズにとっての『アイドル』とは何だろうと考えた結果、『ロボット』に行き着いた」「自分たち(サンライズ)が得意なロボット物の要素を加えることで、ゲームとはまた違う世界が広がると考えた」とも述べている<ref>なお、この時期を境としてサンライズは今まで手掛けなかった多様なジャンルの作品にも携わるようになった。その後、サンライズは『XENOGLOSSIA』の制作で得られた教訓等を踏まえて、『ラブライブ!』や『[[アイカツ!]]』といったメディアミックス系アイドルコンテンツのアニメ化をロボット等を無理に出さずに成功させている。特に、TVアニメ版『ラブライブ!』は『XENOGLOSSIA』の制作チーム(第8スタジオ)によるもので、シリーズ構成も花田十輝氏で共通している。</ref>。 | サンライズの古里尚丈プロデューサーは、『THE IDOLM@STER』のアニメ化企画を持ち込まれた際にロボットアニメになった理由として「『原作の魅力には勝てない、同じ土俵には立てない』から、『ゲームのキャラで[[舞-HiME]]を作ってくれという依頼』だと好意的に解釈した」と述べている<ref>アニメ雑誌『アニメージュ』2007年2月号より。</ref>。古里プロデューサーは公式ラジオで「サンライズにとっての『アイドル』とは何だろうと考えた結果、『ロボット』に行き着いた」「自分たち(サンライズ)が得意なロボット物の要素を加えることで、ゲームとはまた違う世界が広がると考えた」とも述べている<ref>なお、この時期を境としてサンライズは今まで手掛けなかった多様なジャンルの作品にも携わるようになった。その後、サンライズは『XENOGLOSSIA』の制作で得られた教訓等を踏まえて、『ラブライブ!』や『[[アイカツ!]]』といったメディアミックス系アイドルコンテンツのアニメ化をロボット等を無理に出さずに成功させている。特に、TVアニメ版『ラブライブ!』は『XENOGLOSSIA』の制作チーム(第8スタジオ)によるもので、シリーズ構成も花田十輝氏で共通している。</ref>。 | ||
− | + | 監督を務めた長井龍雪氏はサンライズからのオーダーが「ロボット物」と「恋愛物」であり、ストーリーや設定などもすべて預けられて途方に暮れたと当時の状況を述べている(オファー時は監督未経験であった)。製作中はそのような状況のため原作について気にかける余裕はなかったが、第1話の試写会で原作ゲームのスタッフ陣に挨拶した際には怖くて顔が見られなかったという<ref name="電撃1">[https://dengekionline.com/elem/000/001/589/1589936/ 『アイドルマスター XENOGLOSSIA』誕生秘話を長井龍雪監督&坂上陽三氏がトーク。『スパクロ』の情報も(電撃オンライン、2017年9月13日)]</ref>。 | |
=== スーパーロボット大戦への参戦の経緯 === | === スーパーロボット大戦への参戦の経緯 === | ||
153行目: | 153行目: | ||
;ドロップ | ;ドロップ | ||
:コンペイトウから外れ、地球へ降り注ぐ隕石。大きさによって8段階の区分<ref>危険度の低いものから順に、ミルク・ミント・メロン・レモン・ピーチ・オレンジ・チェリー・ストロベリーと呼称される。</ref>がなされており、地表へ被害を及ぼす恐れがあるものには破壊等の対処がなされる。 | :コンペイトウから外れ、地球へ降り注ぐ隕石。大きさによって8段階の区分<ref>危険度の低いものから順に、ミルク・ミント・メロン・レモン・ピーチ・オレンジ・チェリー・ストロベリーと呼称される。</ref>がなされており、地表へ被害を及ぼす恐れがあるものには破壊等の対処がなされる。 | ||
− | ; | + | ;iDOL(アイドル) |
:復興暦57年に地球へ落下した隕石から発見された膨大なエネルギーを内包する未知のシリコン構造体、およびそれをコアとして開発された「隕石除去人型重機」のこと。 | :復興暦57年に地球へ落下した隕石から発見された膨大なエネルギーを内包する未知のシリコン構造体、およびそれをコアとして開発された「隕石除去人型重機」のこと。 | ||
:iDOLという名は「遺産相続人の永遠の守護者('''i'''mmortal '''D'''efender '''O'''f '''L'''egatee)」の頭文字から取られており、個々の機体名は月の海(月における平原部)の[[地名]]に由来する。 | :iDOLという名は「遺産相続人の永遠の守護者('''i'''mmortal '''D'''efender '''O'''f '''L'''egatee)」の頭文字から取られており、個々の機体名は月の海(月における平原部)の[[地名]]に由来する。 | ||
228行目: | 228行目: | ||
!話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ | !話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ | ||
|- | |- | ||
− | |1||上京ペンギン|| | + | |1||上京ペンギン|| || || |
|- | |- | ||
|2||アイドルのマスター|| || || | |2||アイドルのマスター|| || || | ||
248行目: | 248行目: | ||
|10||不協和音【雑音】|| || || | |10||不協和音【雑音】|| || || | ||
|- | |- | ||
− | |11||ニヴルヘイム|| | + | |11||ニヴルヘイム|| || || |
|- | |- | ||
|12||ムスペルヘイム|| || || | |12||ムスペルヘイム|| || || | ||
262行目: | 262行目: | ||
|17||迷子の兎|| || || | |17||迷子の兎|| || || | ||
|- | |- | ||
− | |18||夜|| | + | |18||夜|| || || |
|- | |- | ||
− | |19||サヨナラ|| | + | |19||サヨナラ|| || || |
|- | |- | ||
|20||かえりみち|| || || | |20||かえりみち|| || || | ||
272行目: | 272行目: | ||
|22||鍵とバット|| || || | |22||鍵とバット|| || || | ||
|- | |- | ||
− | |23||RUN!|| | + | |23||RUN!|| || || |
|- | |- | ||
|24||復興暦百八年|| || || | |24||復興暦百八年|| || || | ||
289行目: | 289行目: | ||
**しかし、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』への参戦に当たり、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が公式ブログにて「10周年にあたってどこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」「スーパーロボット大戦への参戦が非常に嬉しい」と述べており、この通説は否定されている。 | **しかし、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』への参戦に当たり、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が公式ブログにて「10周年にあたってどこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」「スーパーロボット大戦への参戦が非常に嬉しい」と述べており、この通説は否定されている。 | ||
**本作の10周年記念上映イベントにおいて、坂上氏は「当時はゲーム側も家庭版の開発作業で忙しく、アニメに関してはおまかせ状態だった」「最初からロボットアニメと聞いていたため割と受け入れており、毎回白箱<ref>アニメ含む映像作品の完成時にスタッフなどに配布される確認用映像のこと。</ref>が届くのを楽しみにしていた」といった旨の事を語っており、世間一般が思うほど原案側は抵抗が無かったことが伺える<ref name="電撃1" />。 | **本作の10周年記念上映イベントにおいて、坂上氏は「当時はゲーム側も家庭版の開発作業で忙しく、アニメに関してはおまかせ状態だった」「最初からロボットアニメと聞いていたため割と受け入れており、毎回白箱<ref>アニメ含む映像作品の完成時にスタッフなどに配布される確認用映像のこと。</ref>が届くのを楽しみにしていた」といった旨の事を語っており、世間一般が思うほど原案側は抵抗が無かったことが伺える<ref name="電撃1" />。 | ||
− | |||
*本作では双海亜美・真美姉妹が、以降のシリーズ作品とは異なり亜美が'''姉'''で真美が'''妹'''となっているが、これはアーケード版の初代アイマスが原案だからである。Xbox 360版以降は姉と妹の設定が逆になったため、無尽合体キサラギのアミ・マミではアミが'''妹'''でマミが'''姉'''である。 | *本作では双海亜美・真美姉妹が、以降のシリーズ作品とは異なり亜美が'''姉'''で真美が'''妹'''となっているが、これはアーケード版の初代アイマスが原案だからである。Xbox 360版以降は姉と妹の設定が逆になったため、無尽合体キサラギのアミ・マミではアミが'''妹'''でマミが'''姉'''である。 | ||
*[[スタッフ:オオチヒロアキ|オオチP]]は本作を『X-Ω』の期間限定参戦第1弾に決めたことを「スパクロ5年6カ月のサービスの中で最も印象深かったこと」として挙げている。<ref name="30記念1">[https://dengekionline.com/articles/109232/ 『スパロボ』は“好き”を肯定してあげられる場。オオチPが今だから話せること【スパロボ30周年記念連載:1】] 2022年1月22日閲覧。</ref> | *[[スタッフ:オオチヒロアキ|オオチP]]は本作を『X-Ω』の期間限定参戦第1弾に決めたことを「スパクロ5年6カ月のサービスの中で最も印象深かったこと」として挙げている。<ref name="30記念1">[https://dengekionline.com/articles/109232/ 『スパロボ』は“好き”を肯定してあげられる場。オオチPが今だから話せること【スパロボ30周年記念連載:1】] 2022年1月22日閲覧。</ref> |