「あちらの世界」を編集中
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− | + | 『[[スーパーロボット大戦A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])』及び『[[OGシリーズ]]』の設定で、端的には「[[平行世界|もう一つの世界]]」を指す。 | |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | ストーリーの主な舞台となる『'''こちらの世界'''』とは分岐された可能性に値する[[並行世界]]の事。その世界を通称する形で『'''あちらの世界'''』、または『'''向こう側'''』、『'''極めて近く、限りなく遠い世界'''』等と呼ばれている。 | |
「あちらの世界」と「こちらの世界」では、起きた事件や歴史等もかなり異なっている。作中に登場したバンプレストオリジナルの敵勢力である[[地球連邦軍]]特殊任務実行部隊「[[シャドウミラー]]」は、まさにこの世界から次元転移して現れた存在である。 | 「あちらの世界」と「こちらの世界」では、起きた事件や歴史等もかなり異なっている。作中に登場したバンプレストオリジナルの敵勢力である[[地球連邦軍]]特殊任務実行部隊「[[シャドウミラー]]」は、まさにこの世界から次元転移して現れた存在である。 | ||
− | + | なお、『[[スーパーロボット大戦L]]』の[[世界観/L|世界観]]には[[高蓋然性世界]]という似た設定がある(元ネタはアニメ版『[[鉄のラインバレル]]』)。 | |
− | == | + | == 「こちらの世界」との相違点 == |
− | + | === A === | |
+ | *異星人の襲来や地球人類の内紛が原因で、地球圏で大きな戦争が起こり、一時は侵略してきた異星人によって地球全体が占領されていた時期がある。主人公機のデザインも含め、この点に関しては『[[スーパーロボット大戦64]]』の[[世界観/64|世界観]]と非常に似ている。 | ||
+ | *連邦はジオンと手を取り合う形で異星人に打ち勝っており、この時のジオンの総帥は[[シャア・アズナブル]]で、永きに渡り彼の宿敵になるはずだった[[アムロ・レイ]]は、[[ア・バオア・クー]]で戦死している(最終階級は「曹長」)。 | ||
+ | *[[破嵐万丈]]が戻ってこなかった(死亡した)らしい。 | ||
+ | *[[ゲシュペンストシリーズ]]が正式採用されていたのに対し、「こちらの世界」ではゲシュペンストの拡張性を恐れたシャドウミラーの情報操作によって、[[メタルアーマー]]・試作D兵器の量産型である[[ドラグーン]]が正式採用されている。 | ||
+ | **ちなみに『あちらの世界』のD兵器は、パイロットが[[ケーン・ワカバ]]ら3人ではないのはまだしも、ろくな戦闘データも取れないまま、初陣で大破した挙句に完全廃棄という散々な結果に終わってしまった。 | ||
+ | **一方『こちらの世界』ではシャドウミラーの予想を遥かに上回る形でD兵器の戦闘データが取れた結果、ドラグーンはゲシュペンストに引けを取らない高性能な機体になってしまったという皮肉な結果になっている。 | ||
+ | *ゲシュペンストシリーズの正式採用によって[[ゲシュペンストMk-III]]が開発されている。 | ||
− | + | === OGシリーズ === | |
− | + | *[[新西暦]]160年代から盛んになったスペースコロニーの独立自治権獲得運動が原因で、連邦とコロニーの対立が悪化の一途を辿り、[[エルピス事件]]での毒ガスによる虐殺が発生。その結果、エルピスの大半の市民が死亡し、[[マイヤー・V・ブランシュタイン]]と[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の二人も死亡者の中に含まれている。この事から、コロニーの治安維持とID4の弾圧が強化され、結局コロニーが独立することはなかった。 | |
− | + | *[[メテオ3]]が落下していないにも関わらず、それに内包されていた[[トロニウム]]が地球に存在していた。[[ヴィレッタ・バディム]]は何者かが地球に持ち込んだと推測している。 | |
− | + | *「こちらの世界」では[[量産型ゲシュペンストMk-II]]の生産数は50機にも満たないのに対し、「あちらの世界」では約3000機という60倍の数が生産されている上に、[[テスラ・ドライブ]]が標準装備されている等によって、高性能と汎用性を両立させていた。 | |
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− | *「こちらの世界」では[[量産型ゲシュペンストMk-II]] | ||
**この事が後に、ゲシュペンストシリーズの近代化改修計画「[[ハロウィン・プラン]]」が考案されるきっかけにもなっている。 | **この事が後に、ゲシュペンストシリーズの近代化改修計画「[[ハロウィン・プラン]]」が考案されるきっかけにもなっている。 | ||
− | *[[ヒュッケバインシリーズ]]は[[ヒュッケバイン|008R]] | + | *[[ヒュッケバインシリーズ]]は[[ヒュッケバイン|008R]]の暴走事故により開発計画が見直され、試作機は製造されたが量産には至らなかった。暴走事故の際に[[ライディース・F・ブランシュタイン]]が死亡したことが[[ラミア・ラヴレス]]の台詞にて示唆されている。 |
− | + | *[[DC戦争]]の終結後、辛くも勝利した連邦は地球圏防衛の為に大幅な軍備増強を敢行。戦闘機から発展させた[[アサルト・ドラグーン]]、重戦車から発展させた[[ヴァルキュリアシリーズ]]、[[アースゲイン|EG型]]や[[ヴァイローズ|VR型]]といった兵器が開発されるに至った。 | |
− | + | *[[エアロゲイター]]が地球に襲来せず、[[インスペクター]]が最初の異星人勢力として地球に襲来した。 | |
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*時期は不明だが「[[アースクレイドル]]内乱」が勃発。[[ゼンガー・ゾンボルト]]が内乱終結後に行方不明になっている。 | *時期は不明だが「[[アースクレイドル]]内乱」が勃発。[[ゼンガー・ゾンボルト]]が内乱終結後に行方不明になっている。 | ||
*[[エクセレン・ブロウニング]]が[[アインスト]]によって蘇生されず、両親の意向によって特殊マテリアルを用いた結果、[[レモン・ブロウニング]]として生まれ変わった。 | *[[エクセレン・ブロウニング]]が[[アインスト]]によって蘇生されず、両親の意向によって特殊マテリアルを用いた結果、[[レモン・ブロウニング]]として生まれ変わった。 | ||
− | **代わりに[[キョウスケ・ナンブ]] | + | **代わりに[[キョウスケ・ナンブ]]がアインストの影響を受けてしまっていたらしく、『OGS』の『あちらの世界』では連邦軍特殊鎮圧部隊「[[ベーオウルブズ]]」隊長として、部隊共々に敵味方の見境無く殲滅する凶悪な存在「[[ベーオウルフ]]」と化していた(階級は大尉)。 |
− | *** | + | *[[アルトアイゼン]]が「ゲシュペンストMk-III」として正式採用されているが、キョウスケの機体だけはアインストの影響を受けてしまっていた模様。 |
− | + | **アニメ版では、「こちらの世界」に乗り込む形で直接干渉までしており、実際に[[アインストヴォルフ]]、[[ノイヴォルフ]]と異形な機体へ変貌を遂げ、パイロットのベーオウルフに至っては、面影が残らなくなるまでに豹変している。一方、[[ヴァイスリッター]]は「ゲシュペンストMk-IV」として設計されたが、採用には至らなかった。 | |
− | + | *スペースノア級こと[[シロガネ]]、[[ハガネ]]、[[クロガネ]]が連邦軍所属であり、シャドウミラーが決起した際に全艦投入された。この事で巻き返しを余儀無くされ、[[シャドウミラー#プランEF(エンドレス・フロンティア)|プランEF]]を実行に移すことになった。 | |
− | + | *『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』でベーオウルブズがシャドウミラーの反乱の最中に、本来は味方であるSRX、グルンガスト、ビルトラプターと交戦・破壊。ベーオウルフの手によって[[リュウセイ・ダテ]]が戦死している。 | |
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