「脱走イベント」を編集中
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− | + | == 脱走イベント(Desertion Event) == | |
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+ | 軍人軍属が正規の除隊手続きを踏まずに所属を離れる事。<br /> | ||
+ | 規律を乱すため軍法で処罰される。戦闘中の脱走は特に敵前逃亡と呼ばれ、平時における脱走よりも重罪で死刑など重刑に処されたり、過酷な懲罰部隊に堕とされることが多い。<br /> | ||
人間、誰しも死にたくはないので死地から逃げ出したくなる気持ちはあろうが、一度脱走が起こると軍内の規律や秩序に乱れが生じて味方の士気に悪影響を及ぼすばかりか、脱走兵の捜索(あるいは処刑)で余計な人員を割かねばならず、また一人が脱走すると「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の心理で周囲もつられて脱走しはじめ、最悪の場合戦線の崩壊を招く(=負ける)ことにもつながりかねず、また仕えるべき主君や守るべき民を見捨てる行為でもある上、脱走した兵士が敵に[[裏切りイベント|寝返ったり情報を売ったりする]]などで副次的な被害も発生しかねないため、一般的にほとんどの軍隊で重罪とされている。 | 人間、誰しも死にたくはないので死地から逃げ出したくなる気持ちはあろうが、一度脱走が起こると軍内の規律や秩序に乱れが生じて味方の士気に悪影響を及ぼすばかりか、脱走兵の捜索(あるいは処刑)で余計な人員を割かねばならず、また一人が脱走すると「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の心理で周囲もつられて脱走しはじめ、最悪の場合戦線の崩壊を招く(=負ける)ことにもつながりかねず、また仕えるべき主君や守るべき民を見捨てる行為でもある上、脱走した兵士が敵に[[裏切りイベント|寝返ったり情報を売ったりする]]などで副次的な被害も発生しかねないため、一般的にほとんどの軍隊で重罪とされている。 | ||
− | 当然ながら本人の意思に反して徴兵される場合や所属している組織の正当性に問題がある場合に起こりやすい。 | + | 当然ながら本人の意思に反して徴兵される場合や所属している組織の正当性に問題がある場合に起こりやすい。<br /> |
− | + | 現実世界でよく知られた例として、ベトナム戦争では米軍だけで3万人を超える脱走兵が出た。これはあまりにも過酷な戦場生活や多発する虐待・虐殺といった自軍の非人道的行為への反発、戦争の長期化に伴う反戦・厭戦ムードの高まりなどが大きな要因であるとされる。<br /> | |
− | + | このほか、旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンは敵前逃亡防止のために突撃する徴用兵の後ろに機関銃を据えた監視部隊(督戦隊)を設け、逃げ出そうとしたり降伏しようとした味方を後ろから蜂の巣にするという非道な行為をたびたび行っていたとされる。 | |
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== 主要な人物 == | == 主要な人物 == | ||
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;[[アムロ・レイ]] | ;[[アムロ・レイ]] | ||
:度重なる戦闘のストレスに加え、自分が[[ガンダム]]のパイロットの任から外されるという話を聞いたため、脱走のついでにガンダムも持ち逃げした。 | :度重なる戦闘のストレスに加え、自分が[[ガンダム]]のパイロットの任から外されるという話を聞いたため、脱走のついでにガンダムも持ち逃げした。 | ||
− | + | :[[GC]]([[XO]])でもこの顛末が再現されている他、『[[リアルロボット戦線]]』でもルート次第ではハヤトの戦死に耐え切れず脱走する。 | |
− | :[[GC]]([[XO]] | ||
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;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]]) | ;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]]) | ||
:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]との戦いで大破した[[百式]]を棄て脱出、表舞台からも姿を消す。 | :[[ハマーン・カーン|ハマーン]]との戦いで大破した[[百式]]を棄て脱出、表舞台からも姿を消す。 | ||
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:ガンダムを持ち出して脱走したにも関わらず、戻ってきたアムロに対する[[ブライト・ノア|ブライト]]の処置に不満を抱き、半ば当てつけのような形で[[ホワイトベース]]を脱走した。 | :ガンダムを持ち出して脱走したにも関わらず、戻ってきたアムロに対する[[ブライト・ノア|ブライト]]の処置に不満を抱き、半ば当てつけのような形で[[ホワイトベース]]を脱走した。 | ||
:結局[[リュウ・ホセイ|リュウ]]によって連れ戻され未遂に終わるも、独房入りのアムロと違ってその後特に大きな処罰を下された様子は無い。 | :結局[[リュウ・ホセイ|リュウ]]によって連れ戻され未遂に終わるも、独房入りのアムロと違ってその後特に大きな処罰を下された様子は無い。 | ||
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;[[ルー・ルカ]] | ;[[ルー・ルカ]] | ||
:自分を利用してグレミーを撃退したビーチャのやり方に憤慨し、アーガマを出て行ってしまった。 | :自分を利用してグレミーを撃退したビーチャのやり方に憤慨し、アーガマを出て行ってしまった。 | ||
;[[ビーチャ・オーレグ]]、[[モンド・アガケ]] | ;[[ビーチャ・オーレグ]]、[[モンド・アガケ]] | ||
:ブライトへの反感からアーガマをネオ・ジオンに売り飛ばす事を企むもその目論見は見事失敗、なし崩し的にアーガマを飛び出す羽目となり[[エンドラ]]に保護されるが、またもトラブルを起こしアクシズの捕虜となる。その後救出され、結局アーガマへと出戻った。 | :ブライトへの反感からアーガマをネオ・ジオンに売り飛ばす事を企むもその目論見は見事失敗、なし崩し的にアーガマを飛び出す羽目となり[[エンドラ]]に保護されるが、またもトラブルを起こしアクシズの捕虜となる。その後救出され、結局アーガマへと出戻った。 | ||
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;[[シロー・アマダ]] | ;[[シロー・アマダ]] | ||
:敵であった[[アイナ・サハリン|アイナ]]との触れ合いによりジオンとの共存の道を模索するようになるが、それにより軍上層部からスパイ容疑をかけられる事に。 | :敵であった[[アイナ・サハリン|アイナ]]との触れ合いによりジオンとの共存の道を模索するようになるが、それにより軍上層部からスパイ容疑をかけられる事に。 | ||
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;[[アスラン・ザラ]] | ;[[アスラン・ザラ]] | ||
:[[機動戦士ガンダムSEED|無印]]と[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|その続編]]とで2度も脱走している。いずれも[[パトリック・ザラ|上]][[ギルバート・デュランダル|官]]への不信や失望が大きな理由であるが…。 | :[[機動戦士ガンダムSEED|無印]]と[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|その続編]]とで2度も脱走している。いずれも[[パトリック・ザラ|上]][[ギルバート・デュランダル|官]]への不信や失望が大きな理由であるが…。 | ||
− | :ちなみに、2度目はよりにもよって'''サブタイトルにされた'''(『SEED DESTINY』PHASE- | + | :ちなみに、2度目はよりにもよって'''サブタイトルにされた'''(『SEED DESTINY』PHASE-36のサブタイトルは'''『アスラン脱走』'''である)。 |
;[[ラクス・クライン]] | ;[[ラクス・クライン]] | ||
:フリーダム強奪事件の手引きをした結果反逆者として指名手配を受け、父共々ザフトを追われる身となる。 | :フリーダム強奪事件の手引きをした結果反逆者として指名手配を受け、父共々ザフトを追われる身となる。 | ||
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;[[ラグ・ウラロ]] | ;[[ラグ・ウラロ]] | ||
:想い人であるエル・コンドルを失い、悲しみに暮れていたエルチを[[ジロン・アモス|ジロン]]が抱きしめ慰めていたのを見てショックを受け、衝動的にアイアン・ギアーを出て行ってしまった。 | :想い人であるエル・コンドルを失い、悲しみに暮れていたエルチを[[ジロン・アモス|ジロン]]が抱きしめ慰めていたのを見てショックを受け、衝動的にアイアン・ギアーを出て行ってしまった。 | ||
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;[[キリコ・キュービィー]] | ;[[キリコ・キュービィー]] | ||
:[[フィアナ|メルキア軍の最高機密]]を見たことを理由に[[ジャン・ポール・ロッチナ|ロッチナ]]より尋問(という名の拷問)を受けるが隙を付いて脱走、そのまま軍も抜ける。 | :[[フィアナ|メルキア軍の最高機密]]を見たことを理由に[[ジャン・ポール・ロッチナ|ロッチナ]]より尋問(という名の拷問)を受けるが隙を付いて脱走、そのまま軍も抜ける。 | ||
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;[[レントン・サーストン]] | ;[[レントン・サーストン]] | ||
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;[[真壁一騎]] | ;[[真壁一騎]] | ||
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:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略に嵌まり、[[黒の騎士団]]を追われる形で[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]とともに脱走。 | :[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略に嵌まり、[[黒の騎士団]]を追われる形で[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]とともに脱走。 | ||
:その際ロロは[[ギアス]]を限界まで酷使した末、命を落とすことに…… | :その際ロロは[[ギアス]]を限界まで酷使した末、命を落とすことに…… | ||
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==== スーパー系 ==== | ==== スーパー系 ==== | ||
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;[[神名綾人]] | ;[[神名綾人]] | ||
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;[[イクサー3]] | ;[[イクサー3]] | ||
:第3話で自分を独房に閉じ込めた野人に反発して、脱走。 | :第3話で自分を独房に閉じ込めた野人に反発して、脱走。 | ||
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=== バンプレストオリジナル === | === バンプレストオリジナル === | ||
;[[イルムガルト・カザハラ]] | ;[[イルムガルト・カザハラ]] | ||
− | : | + | :αでは[[イングラム・プリスケン|イングラム]]に対する不信感から副主人公を連れて連邦軍を脱走、[[SRX計画]]の機体を破壊するために行動する。 |
;[[セレーナ・レシタール]] | ;[[セレーナ・レシタール]] | ||
− | : | + | :第3次αでは目的のために、[[ベガリオン]]を撃墜してまで敢行している。その結果、[[αナンバーズ|部隊]]の信頼を失う結果になる。 |
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;[[アニエス・ベルジュ]] | ;[[アニエス・ベルジュ]] | ||
:様々な出来事が重なり正規の手続きを取らずに連邦軍を離れることになる…が、後に[[アンノウン・エクストライカーズ|所属している部隊]]自体が[[アルティメット・クロス|連邦軍の新たな独立遊撃部隊]]となるため結果的に連邦軍に戻ることになる。 | :様々な出来事が重なり正規の手続きを取らずに連邦軍を離れることになる…が、後に[[アンノウン・エクストライカーズ|所属している部隊]]自体が[[アルティメット・クロス|連邦軍の新たな独立遊撃部隊]]となるため結果的に連邦軍に戻ることになる。 | ||
;[[サキト・アサギ]] | ;[[サキト・アサギ]] | ||
:事情があったとはいえ、2回も脱走している。 | :事情があったとはいえ、2回も脱走している。 | ||
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− | + | ==関連項目== | |
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− | == 関連項目 == | ||
;[[裏切りイベント]] | ;[[裏切りイベント]] | ||
:上述の通り、脱走が裏切りのきっかけになることがある。 | :上述の通り、脱走が裏切りのきっかけになることがある。 | ||
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{{DEFAULTSORT:たっそういへんと}} | {{DEFAULTSORT:たっそういへんと}} | ||
[[Category:小辞典]] | [[Category:小辞典]] |