「ペインキラー」を編集中

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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
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| 外国語表記 = [[外国語表記::PAINKILLER]]
 
| 登場作品 =  
 
| 登場作品 =  
 
*{{登場作品 (メカ)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}
 
*{{登場作品 (メカ)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}
 
*{{登場作品 (メカ)|鉄のラインバレル}}
 
*{{登場作品 (メカ)|鉄のラインバレル}}
| デザイン = {{メカニックデザイン|清水栄一}}(原作漫画版)<br />{{メカニックデザイン|鈴木勤}}(アニメ版)
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| デザイン = {{メカニックデザイン|清水栄一}}
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦L}}
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦L]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
}}
 
}}
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| 全高 = 18.6 m
 
| 全高 = 18.6 m
 
| 重量 = [[重量::48.7 t]]
 
| 重量 = [[重量::48.7 t]]
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| エネルギー = 電力
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| 装甲材質 = [[装甲材質::ニューロカーボン・ナノセラミック]]
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| MMI = [[MMI::電脳]]
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| ファクター = [[パイロット::九条美海]]
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}}
 +
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{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック<br />(有機統一体)
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| 分類 = [[分類::マキナ]]
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| 全長 = [[全長::118.9 m]]
 +
| 全高 = 43.2 m
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| 重量 = [[重量::1056.8 t]]
 
| エネルギー = 電力
 
| エネルギー = 電力
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::ニューロカーボン・ナノセラミック]]
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::ニューロカーボン・ナノセラミック]]
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'''ペインキラー'''は『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)|鉄のラインバレル]]』の[[登場メカ]]。
 
'''ペインキラー'''は『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)|鉄のラインバレル]]』の[[登場メカ]]。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[JUDA]]特務室所属・[[九条美海]]の搭乗機。機体名は[[英語]]で「鎮痛剤」を意味する「pain killer」から取られている。
+
[[JUDA]]特務室所属・[[九条美海]]の搭乗機。機体名は英語で「鎮痛剤」を意味する「painkiller」から取られている。
  
 
=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
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初期状態では増加装甲を纏っていた(この時はアニメ版同様の外見)が、鎌を武器とするなど細部に違いがある。また、増加装甲を排除すると紺を基調とした本体が現れる。なお、本体を露見してしまった場合、「敵の完全殲滅」を意味する事態となる。製造元を秘匿する目的もあったようであるが、「やり直された」世界ではその必要はなく、初陣にて美海の「演出」に使われた。
 
初期状態では増加装甲を纏っていた(この時はアニメ版同様の外見)が、鎌を武器とするなど細部に違いがある。また、増加装甲を排除すると紺を基調とした本体が現れる。なお、本体を露見してしまった場合、「敵の完全殲滅」を意味する事態となる。製造元を秘匿する目的もあったようであるが、「やり直された」世界ではその必要はなく、初陣にて美海の「演出」に使われた。
  
ラインバレルとは別の意味で他のマキナとは違う特徴が多いらしく、色々と『怪しい』マキナ。美海の戦い方もあって、アニメ版のタリスマンよろしく名前の由来とまったく噛み合ってない機体である。美海の戦い方を見るに、「精神的な痛みを麻痺させてブレーキがかからなくする」というマイナスの意味合いが強いようだ。第98話でのイズナによれば、これは美海の「正義に対する無理解への苛立ちや悲哀」を取り除くため=ファクターである美海を苦しみから守るために選択している最善策であるらしい(既存の作品で言うと、[[ゼロシステム]]がこれに近い)。言ってしまえば、アニメ版のペインキラーが他者の「鎮痛剤」であるのに対し、こちらは搭乗者の「鎮痛剤」と言える。イズナからは獰猛な戦い方はペインキラーの影響ではなく美海本人が力に飲まれた結果であると指摘されている。
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ラインバレルとは別の意味で他のマキナとは違う特徴が多いらしく、色々と『怪しい』マキナ。美海の戦い方もあって、アニメ版のタリスマンよろしく名前の由来とまったく噛み合ってない機体である。美海の戦い方を見るに、「精神的な痛みを麻痺させてブレーキがかからなくする」というマイナスの意味合いが強いようだ。98話でのイズナによれば、これは美海の「正義に対する無理解への苛立ちや悲哀」を取り除くため=ファクターである美海を苦しみから守るために選択している最善策であるらしい(既存の作品で言うと[[ゼロシステム]]が近い)。言ってしまえば、アニメ版のペインキラーが他者の「鎮痛剤」であるのに対し、こちらは搭乗者の「鎮痛剤」と言える。イズナからは獰猛な戦い方はペインキラーの影響ではなく美海本人が力に飲まれた結果であると指摘されている。
  
 
心神喪失状態で近くを彷徨っていた美海を誘導してファクターとしたが、これは森次の推測によると、「自身が動くため、近くにいた美海を『精神的な生命の危機にある=放っておくと死んでしまう=ファクターとして生かす必要がある』と判断した、『マキナの原則』を都合よく曲解した結果である」とのこと。この一件により、特務室の面々はマキナの存在に少しずつ疑問を抱き始めることになる。ただし、上記のようにこの機体はパイロットを暴走させる特性は無いようであり、ファクターの苦しみさえも死への接近と認識し和らげようとしているため、苦しみに対して敏感なだけである可能性もある。
 
心神喪失状態で近くを彷徨っていた美海を誘導してファクターとしたが、これは森次の推測によると、「自身が動くため、近くにいた美海を『精神的な生命の危機にある=放っておくと死んでしまう=ファクターとして生かす必要がある』と判断した、『マキナの原則』を都合よく曲解した結果である」とのこと。この一件により、特務室の面々はマキナの存在に少しずつ疑問を抱き始めることになる。ただし、上記のようにこの機体はパイロットを暴走させる特性は無いようであり、ファクターの苦しみさえも死への接近と認識し和らげようとしているため、苦しみに対して敏感なだけである可能性もある。
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遺されたパルドとロックはニューヨークにて中破したラインバレルの確保に向かったハインド・カインドに沢渡が襲わせているが逆にヴァーダント、タリスマン、ハインド・カインドによって破壊された。
 
遺されたパルドとロックはニューヨークにて中破したラインバレルの確保に向かったハインド・カインドに沢渡が襲わせているが逆にヴァーダント、タリスマン、ハインド・カインドによって破壊された。
  
==== [[ペインキラー有機統一体]](エニグマシステム) ====
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==== ペインキラー有機統一体(エニグマシステム) ====
ペインキラー本体と2体の随伴機と展開・接続した姿。
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ペインキラー本体と2体の随伴機と展開・接続した姿。上半身にパルド、下半身にロックを武装した巨大な四足獣という怪物然とした外見となる。この形態になれば途轍もない戦闘力を発揮するが、ペインキラー本体のみならずファクターである美海自身にも多大な負荷をかける両刃の剣である。上記の通り随伴機は合わせて'''1000t強'''。
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設定資料によると、主要基部を破壊しそれをナノマシンで再生させて有機的に結合しているとのこと。要はトンデモロボの代表格'''「[[グレンラガン]]」とほぼ同等の合体機構'''である。ただし、あちらは合体時に破壊・変形した部位は修復されるが、こちらは副作用でしばらく戦闘不可能になる。また、ある程度の機能拡張はあるものの「現実的とは言えない」「飛躍的な性能向上はない」などと語られるようにおよそそのデメリットに不相応であり、姿こそ判明したがその真価は未だ不明である。もっとも、1000tもの猛獣が襲いかかってきたらそれだけで凶悪ではある。しかし、その真価を発揮することなくペインキラーは退場となってしまった。
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合体要素は作者の片割れが本機のデザインをする時点でもう片割れの要求で加えられた物。デザインを担当した方は'''人型にはしない'''という条件を出して本形態が登場する事になった。
  
 
=== アニメ版 ===
 
=== アニメ版 ===
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}}
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;[[スーパーロボット大戦L]]
 
:初登場作品。アニメ版設定なので支援型。
 
:初登場作品。アニメ版設定なので支援型。
:バリアフィールドと[[修理装置]]持ちなので受けて耐える機体のサブとして優秀。本体も[[ファクター]]技能と修理装置の相乗効果によるHP回復があるためかなりタフだが、[[HP]]・[[装甲]]は普通程度なので、盾として前に出すならば改造は必須。
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:バリアフィールドと[[修理装置]]持ちなので受けて耐える機体のサブとして優秀。本体も[[ファクター]]技能と修理装置の相乗効果によるHP回復があるためかなりタフだが、HP・装甲は普通程度なので、盾として前に出すならば改造は必須。
:武装は充実しているとは言えないがそこそこ[[射程]]の長いレールガンに有射程P武器の短剣があるので、誰と組ませても仕事は無くならない。中盤過ぎに射程1の必殺技が加わるもののメイン火力にするには物足りないので、引き続きサポート役だろう。
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:武装は充実しているとは言えないがそこそこ射程の長いレールガンに有射程P武器の短剣があるので、誰と組ませても仕事は無くならない。中盤過ぎに射程1の必殺技が加わるもののメイン火力にするには物足りないので、引き続きサポート役だろう。
 
:防御面の脆さと燃費の悪さという欠点をカバーしやすく、武装の特性も似ている[[ラインバレル]]とは非常に相性がいいが、あまりバリアに頼りすぎて強化をおろそかにすると強制出撃ステージで困るためそこだけは注意。
 
:防御面の脆さと燃費の悪さという欠点をカバーしやすく、武装の特性も似ている[[ラインバレル]]とは非常に相性がいいが、あまりバリアに頼りすぎて強化をおろそかにすると強制出撃ステージで困るためそこだけは注意。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
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;[[スーパーロボット大戦UX]]
:原作漫画版設定であるため、真の姿である「増加装甲解除形態」で戦う。装甲装備状態はアイコンのみ。もちろん修理装置も無く、うって変わって完全に戦闘型。攻撃面では充実したP武器に長射程も備えバランスが良く、燃費も全体的に良好。ロック以外の武装にはスペック低下効果もついており、対ボスから雑魚狩りまで幅広く対応できる取り回しの良さを持つ。強いて欠点を挙げるならP武器の射程がやや短いことくらいか。
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:原作漫画版設定であるため、真の姿である「増加装甲解除形態」で戦う。装甲装備状態はアイコンのみ。もちろん修理装置も無く、うって変わって完全に戦闘型。攻撃面では充実したP武器に長射程も備えバランスが良く、燃費も非常に良好。さらにはロック以外の全てにスペック低下効果がついていると、とても使い勝手がいい。その代わり防御面はかなり手薄で、自己修復を加味してもかなり落とされやすい。運動性はマキナの中でも高い方なので回避能力はまあまあだが、特殊回避を持たないので[[連続ターゲット補正]]がかかると事故を起こすこともままある。幸いHPの高いユニットを先に狙う敵AIの性質上、突出しなければ集中攻撃を受ける危険性は少ない。
:その代わり防御面はかなり手薄で、自己修復を加味してもかなり落とされやすい。運動性はマキナの中でも高い方だが、[[切り払い]]以外に特殊回避の手段を持たず地形適応の補強も自前でできないので意外と被弾しがち。
+
:性能は大きく変わったが、飛べないので空適応ボーナスが欲しくPUにENボーナスを与えられるため、本作でもラインバレルとの相性は抜群。武装の傾向も似ている。今回は原作再現が20巻までであるため、合体形態は未登場。
:幸いHPの高いユニットを先に狙う敵AIの性質上、突出しなければ集中攻撃を受ける危険性は少ない。美海が[[カウンター]]持ちなので技量を強化するか先手必勝を習得させてやられる前にやるというのも手のひとつ。
+
:なお、サヤやアーニーは勘違いしているが、ペインキラーが眠っていた黄泉比良坂と地獄は宗教からして別物である。乗機のオルフェスは由来・武器などが地獄にまつわるので、そう間違えるのは仕方ない。マキナ達がいた世界は『UX』の世界の前世に当たることを考えると、黄泉比良坂の奥に眠っていたというのも何気に意味深である。
:性能は大きく変わったが、お互い長所である火力を伸ばしつつ、こちらは生存性と空適応と射程、向こうは移動力とENという欠点を補強できるため、本作でもラインバレルとの相性は抜群。武装の傾向も似ている。今回は原作再現が20巻までであるため、合体形態は未登場。
 
:なお、サヤやアーニーは勘違いしているが、ペインキラーが眠っていた[[日本神話|黄泉比良坂]]と地獄は[[宗教]]からして別物である。乗機のオルフェスは由来・武器などが地獄にまつわるので、そう間違えるのは仕方ない。マキナ達がいた世界は『UX』の世界の前世に当たるコトを考えると、黄泉比良坂の奥に眠っていたというのも何気に意味深である。
 
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
+
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:原作漫画版設定であるため、「増加装甲解除形態」で戦う他、「有機統一体」が初登場。
+
:原作漫画版設定であるため、「増加装甲解除形態」で戦う他、「有機統一体」が初登場。「有機統一体」形態では、[[グルル]]の繰り出した大量の[[獣士]]を一瞬で蹴散らした。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:本作では有機統一体のみが登場。
+
:原作漫画版設定で、2018年12月の期間限定参戦。本作では「有機統一体」形態で登場。SSRの大器型ディフェンダー。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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==== 原作漫画版 ====
 
==== 原作漫画版 ====
 
;小鎌
 
;小鎌
:増加装甲装着時に使用。装甲内に収められており、未使用時には刃の先端と石突を合わせる形になっている。増加装甲を[[分離|パージ]]した後は使われていない。
+
:増加装甲装着時に使用。装甲内に収められており、未使用時には刃の先端と石突を合わせる形になっている。増加装甲をパージした後は使われていない。
 
;ムチ
 
;ムチ
:基本武装。切断力を備えており、どちらかというと「[[ガリアン #装備・機能|蛇腹剣]]」とでも言うべき武器。
+
:基本武装。切断力を備えており、どちらかというと「[[ガリアン #装備・機能|蛇腹剣]]」とでも言うべき。
 
:本来はロックが保持しているのだが、『UX』では本体が備えている。移動力低下の[[特殊効果]]を持つ。
 
:本来はロックが保持しているのだが、『UX』では本体が備えている。移動力低下の[[特殊効果]]を持つ。
 
;パルド
 
;パルド
:随伴機の片割れで狼型。地上・接近戦を担当する。単体であっても[[アルマ]]を軽く蹴散らす程の戦闘力を持つ。
+
:随伴機の片割れで狼型。地上・接近戦を担当する。単体であってもアルマを軽く蹴散らすほどの戦闘力を持つ。
:『UX』では装甲値低下の[[特殊効果]]を持つ。
+
:装甲低下の[[特殊効果]]を持つ。
 
;ロック
 
;ロック
:随伴機の片割れで鳥型。下部にミサイルポッド、頭部にレールキャノンを搭載しており、空中・爆撃戦を担当する。またペインキラーの武装を搭載運送する輸送機の役割も持つ。
+
:随伴機の片割れで鳥型。下部にミサイルポッド、頭部にレールキャノンを搭載しており、空中・爆撃戦を担当する。
:機体名は、脚の爪で象を持ち上げる程の力を持つ、中東の伝説上の巨鳥「ロック」(ルフとも言う)に由来するものと思われる。
 
 
;パルド・ロック連続攻撃
 
;パルド・ロック連続攻撃
:随伴機2機を同時に呼び出し、ロックが爆撃⇒パルドが突撃⇒本体が追撃⇒パルドが突撃と続く。
+
:随伴機2機を同時に呼び出し、ロックが爆撃⇒バルドが突撃⇒本体が追撃⇒バルドが突撃と続く。フィニッシュデモではロックに乗って離脱する(これは19巻でシャングリラに佇んでいるロストバレルに接近するシーンが元になっている)。照準値低下の[[特殊効果]]を持つ。
:『UX』では照準値低下の[[特殊効果]]を持つ。[[トドメ演出]]ではロックが攻撃した後に乗って離脱する(これは第19巻でシャングリラに佇んでいるロストバレルに接近するシーンが元になっている)。
 
 
;大鎌
 
;大鎌
:ムチと同じくロックが保持している基本武装の一つだが、『UX』が発売された第20巻時点では最終章に向けたイメージ画像でのみ登場しており、実際に使用されたのが第22巻のディスィーブ戦であるため、SRW未実装。
+
:ムチと同じく随伴機が保持している基本武装の一つだが、20巻時点では最終章に向けたイメージ画像でのみ登場しており、実際に使用されたのが22巻のディスィーブ戦であるため、SRW未実装。
 +
 
 +
==== 有機統一体 ====
 +
;ヨモツヘグイ
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:『CC』での必殺技。
 +
;体当たり
 +
:『X-Ω』での通常攻撃。
 +
;嚙み付き
 +
:『X-Ω』での必殺スキル。
  
 
==== アニメ版 ====
 
==== アニメ版 ====
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:主武装。両腰にマウントしている。単射・速射を使い分けることができるが、スパロボでは単射のみ。
 
:主武装。両腰にマウントしている。単射・速射を使い分けることができるが、スパロボでは単射のみ。
 
;ペインキラーフルパワー
 
;ペインキラーフルパワー
:[[タリスマン]]に追いつめられる浩一を救うべく、美海がペインキラーのDソイルを意図的に暴走させて行った攻撃。アポトーシス(自死)臨界までエネルギー代謝率を高め、全身の装甲を展開させ、肩の装甲は展開後エネルギーを放出して翼を形成。猛スピードで突撃する。
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:[[タリスマン]]に追いつめられる浩一を救うべく、美海がペインキラーのDソイルを意図的に暴走させて行った攻撃。アポトーシス(自死)臨界までエネルギー代謝率を高め、全身の装甲を展開させ、肩の装甲は展開後エネルギーを放出して翼を形成。猛スピードで突撃する。原作では[[ラインバレル mode-B]]を発動させた浩一によって途中で止められて事なきを得たが、本来ならば[[自爆]]に等しい危険な技である。
:原作では[[ラインバレル mode-B]]を発動させた浩一によって途中で止められて事なきを得たが、本来ならば[[自爆]]に等しい危険な技である。
+
 
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』。[[飛行]]可能。
 
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』。[[飛行]]可能。
 
;[[陸]]
 
;[[陸]]
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』。原作漫画版準拠の『UX』では空を飛べない。
+
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』。原作漫画版準拠の『UX』では空は飛べない。
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
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:*'''第三段階:資金+20% EN+100 格闘武器+150'''
 
:*'''第三段階:資金+20% EN+100 格闘武器+150'''
 
:*'''最終段階:資金+30% EN+150 格闘武器+200 運動性+5'''
 
:*'''最終段階:資金+30% EN+150 格闘武器+200 運動性+5'''
:バリアの代わりに格闘武器強化のボーナスがつき、完全に攻撃型のボーナスに。
+
:バリアの代わりに格闘武器強化のボーナスがつき、より攻撃的になった。資金+を活かしやすくなった反面、空適応が雀の涙程度の運動性ボーナスに置き換わってしまったのは少々痛い。
:ただ原作再現なので致し方ないとはいえ、空適応が雀の涙程度の運動性ボーナスに取って代わられたのは惜しいところ。
 
:逆に考えれば無理に最終段階にしなくても十分、と言えなくはないが…
 
  
 
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
 
;「鬼帝の剣」:主題歌。
 
;「鬼帝の剣」:主題歌。
;「Linebarrel」:[[次回予告]]。『UX』ではこちらを採用。
+
;「Linebarrel」:次回予告。『UX』ではこちらを採用。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
161行目: 180行目:
 
;対[[ロストバレル]]
 
;対[[ロストバレル]]
 
:本編における最後の戦い。ロストバレルの一撃で両腕をもがれた挙句、猛攻を受けて手足を失い美海自身も首から下を破壊され、トドメに随伴機にも見限られて電脳を破壊される、という惨憺たる結末であった。
 
:本編における最後の戦い。ロストバレルの一撃で両腕をもがれた挙句、猛攻を受けて手足を失い美海自身も首から下を破壊され、トドメに随伴機にも見限られて電脳を破壊される、という惨憺たる結末であった。
 +
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== スパロボシリーズの名場面 ==
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;痛み消すモノ
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:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』「帝国の陰謀」にて、[[ズ・ザンバジル|ザンバジル]]に消されようとしていた[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]を救出するため、[[カイルス]]の前に立ちはだかる[[ルイ・ジャンギャル|ジャンギャル]]を説得するも失敗に終わってしまう。膠着状態となった場を動かしたのは美海だった。
 +
:彼女にとっての『正義』とは、許せない物事や人を正すための『力』だった。だが、[[ニア・テッペリン|かけがえのない親友]]と出会ったコトで、それだけではダメだと知った。「例え異なる考え方だとしても、例え敵として現れても!心が通じ合えるコトを、その子が教えてくれた!」親友が教えてくれたのは『対話』の道。
 +
:'''「…私は信じている。彼女の思いを守っていれば…私の想いがいつか彼女への道につながるコトを!だから、私は戦う!人の痛みをなくすために!」'''
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:自分を変えた者の思いを守り、『人の痛みをなくす』ために、その道を塞ぐ者と戦うと美海が決意したその瞬間―ペインキラーが輝き、随伴機と合体、新たなる力となった。真の力を覚醒させた巨獣は、機械の獣を一蹴。美海とペインキラーは『真の正義の味方』となった。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*原作者でメカデザイン担当である清水栄一氏はペインキラーの装甲解除形態があるコトを誰にも教えていなかったらしく、相方の下口智裕氏も登場直前まで知らされていなかった様子。
+
*原作者でメカデザイン担当である清水栄一氏はペインキラーの装甲解除形態がある事を誰にも教えていなかったらしく、相方の下口智裕氏も登場直前まで知らされていなかった様子。
*ファンの間では[[鉄のラインバレル (原作漫画版)|原作漫画版]]の方を「'''イタい女'''が操る'''殺人機械'''だから'''ペインキラー'''」などと[[俗語・俗称|揶揄]]されるコトも。
+
*ファンの間では原作漫画版の方を「'''イタい女'''が操る'''殺人機械'''だから'''ペインキラー'''」などと揶揄されることも。
*原作漫画版における、パルド、ロック、ペインキラーの三者の[[マキナ]]の組み合わせは、横山光輝氏の[[漫画]]『バビル2世』の[[主人公]]に付き従う「三つのしもべ」を彷彿とさせる。
 
**いわば、狼型のパルドがロデム(黒豹の姿になる不定形生命体)、鳥型のロックがロプロス(巨大怪鳥型ロボット)、人型のペインキラーがポセイドン(水陸両用巨大人型ロボット)の立ち位置に相当するか。
 
**ちなみに、『バビル2世』の主人公の名前は「[[早瀬浩一|浩一]]」である。
 
  
 
{{DEFAULTSORT:へいんきらあ}}
 
{{DEFAULTSORT:へいんきらあ}}
 
[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:鉄のラインバレル]]
 
[[Category:鉄のラインバレル]]

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