「シュウイチロウ・ユキムラ」を編集中
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− | + | == シュウイチロウ・ユキムラ(Shuichirou Yukimura) == | |
− | + | *登場作品:[[バンプレストオリジナル]] | |
− | * | + | **[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]] |
− | + | *声優:西村朋紘 | |
− | + | *本名:'''シュウイチロウ・ソガ''' | |
− | + | *種族:地球人 | |
+ | *性別:男 | ||
+ | *年齢:不詳(28歳前後?) | ||
+ | *所属:[[地球連邦軍]]⇒[[ロゴス]]⇒独自行動 | ||
− | + | ネメシスシリーズの製作者である科学者。元々は[[地球連邦軍]]の軍医だった。ちなみに本名は「'''シュウイチロウ・ソガ'''」であり、「ユキムラ」は死んだ母親方の姓である。 | |
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幼い頃に父の[[セイジュウロウ・ソガ|セイジュウロウ]]によってオリジン・ユニットに接続されたことで人格が豹変し、「より強いものを破壊する事」「敵対する者を滅ぼす事」を行動原理とするようになった。 | 幼い頃に父の[[セイジュウロウ・ソガ|セイジュウロウ]]によってオリジン・ユニットに接続されたことで人格が豹変し、「より強いものを破壊する事」「敵対する者を滅ぼす事」を行動原理とするようになった。 | ||
− | [[ロゴス]] | + | [[ロゴス]]を利用して父と共にネメシスシリーズを開発し、地球圏の戦乱の影で諸勢力を利用しつつ暗躍。ネメシスシリーズ『[[アスカロン]]』を駆り、地球圏最強の部隊である[[Aフォース]]に何度も戦いを仕掛ける。 |
終盤には[[鳥の人]]の頭部に搭載されていたオリジン・ユニットを入手し、このオリジン・ユニットを組み込んだ最後のネメシス『[[アゾエーブ]]』を完成させ、そのままアゾエーブと共にソガの前から姿を消し、海底に身を潜めていた。その後、全ての敵勢力が[[Aフォース]]と[[真聖ラーゼフォン]]となった[[神名綾人|綾人]]によって消滅した事をうけ、最終話にて彼らの前に姿を現し、自身の破壊本能によってオリジン・ユニットが生成した負の[[無限力]]『破滅の波導』を放ち『ゼロポイント・ブレイク』を引き起こし、[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]の世界はおろか'''全ての[[平行世界]]を滅亡させる'''というスパロボ史上類を見ない大破局を引き起こした。 | 終盤には[[鳥の人]]の頭部に搭載されていたオリジン・ユニットを入手し、このオリジン・ユニットを組み込んだ最後のネメシス『[[アゾエーブ]]』を完成させ、そのままアゾエーブと共にソガの前から姿を消し、海底に身を潜めていた。その後、全ての敵勢力が[[Aフォース]]と[[真聖ラーゼフォン]]となった[[神名綾人|綾人]]によって消滅した事をうけ、最終話にて彼らの前に姿を現し、自身の破壊本能によってオリジン・ユニットが生成した負の[[無限力]]『破滅の波導』を放ち『ゼロポイント・ブレイク』を引き起こし、[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]の世界はおろか'''全ての[[平行世界]]を滅亡させる'''というスパロボ史上類を見ない大破局を引き起こした。 | ||
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所謂マッドサイエンティストであるが、他の[[バンプレストオリジナル]]のマッドサイエンティストキャラと比べると、明らかに毛色の違う人物である。 | 所謂マッドサイエンティストであるが、他の[[バンプレストオリジナル]]のマッドサイエンティストキャラと比べると、明らかに毛色の違う人物である。 | ||
− | バンプレストオリジナルキャラの悪役にはマッドサイエンティストが多いが、彼らの目的は割と単純なものが多く(例を挙げると、世界征服の野望に燃える[[アードラー・コッホ|アードラー]]や、自分を認めなかった[[神聖ラングラン王国]]への復讐に燃える[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ | + | バンプレストオリジナルキャラの悪役にはマッドサイエンティストが多いが、彼らの目的は割と単純なものが多く(例を挙げると、世界征服の野望に燃える[[アードラー・コッホ|アードラー]]や、自分を認めなかった[[神聖ラングラン王国]]への復讐に燃える[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]]等)、彼らにはどこか俗っぽさや人間臭さが感じられるが、ユキムラにはそれらが一切感じられない。 |
セレスチアル・リアクターと完全に同調した事で人間性が一切排除されたユキムラは'''人間でありながら人間味が一切無く、純粋な狂気と破壊本能のみで行動しており'''、それがまた彼の恐ろしさや不気味さを醸し出している(更に狂気に満ちた本性でありながら常に冷静、かつ理知的に思考し、行動しており、非常に奸知に長けているのだから余計に恐ろしく、始末が悪い)。その膨張した破壊本能は'''世界そのものの滅却を求めるまでに至っており'''、ユキムラは自身に関して「'''既に人間はやめている'''」と語っている。まさに'''人の皮を被った悪魔'''と呼ぶに相応しい人物と言える。 | セレスチアル・リアクターと完全に同調した事で人間性が一切排除されたユキムラは'''人間でありながら人間味が一切無く、純粋な狂気と破壊本能のみで行動しており'''、それがまた彼の恐ろしさや不気味さを醸し出している(更に狂気に満ちた本性でありながら常に冷静、かつ理知的に思考し、行動しており、非常に奸知に長けているのだから余計に恐ろしく、始末が悪い)。その膨張した破壊本能は'''世界そのものの滅却を求めるまでに至っており'''、ユキムラは自身に関して「'''既に人間はやめている'''」と語っている。まさに'''人の皮を被った悪魔'''と呼ぶに相応しい人物と言える。 | ||
− | また何よりも特筆すべきは(最終的に修復されたとはいえ)、彼が「'''自らの意志と力で全ての[[平行世界]]を滅亡させた''' | + | また何よりも特筆すべきは(最終的に修復されたとはいえ)、彼が「'''自らの意志と力で全ての[[平行世界]]を滅亡させた'''」点が挙げられる(ただし、彼の力すら超えた世界に対しては、その存在を完全には否定できない)。ここまでの事態はスパロボはおろか二次創作作品全体を見てもほとんど例がなく(暴挙と言えるような事態は大抵惑星上での世界征服、銀河消滅の危機、歴史改変、最悪でも全宇宙崩壊止まり)、あの[[イデ]]ですら'''一つの宇宙すべてを[[因果地平]]の彼方に飛ばしたレベル'''に留まったことを考慮すればいかに狂った力であるかがわかるだろうか。 |
これまでのスパロボシリーズのラスボスでも、[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]や[[ペルフェクティオ]]は劇中の舞台となっている宇宙を滅ぼそうとしたが、未然に[[αナンバーズ]]や[[ブルー・スウェア]]([[鋼龍戦隊]])によって防がれている(ペルフェクティオに関しては物語が開始する以前から数え切れないほどの宇宙を滅ぼしていると思われるが、少なくとも[[平行世界]]全てを滅亡させてはいない)。しかし、ユキムラは劇中の舞台となったSC2世界の宇宙はおろか、全ての平行宇宙の滅亡を一旦ではあるが成し遂げてしまっている。その為、彼はユーザーからはケイサル・エフェスやペルフェクティオと同格の存在として扱われることも多い(ペルフェクティオとは「最終決戦の最後の最後まで優勢を保ち、自軍部隊を絶望の底へと追いやりながらも、土壇場で[[トレーズ・クシュリナーダ|一人の]][[ウェントス|人物]]による[[特攻]]を受けて撃破された」という点も共通している)。 | これまでのスパロボシリーズのラスボスでも、[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]や[[ペルフェクティオ]]は劇中の舞台となっている宇宙を滅ぼそうとしたが、未然に[[αナンバーズ]]や[[ブルー・スウェア]]([[鋼龍戦隊]])によって防がれている(ペルフェクティオに関しては物語が開始する以前から数え切れないほどの宇宙を滅ぼしていると思われるが、少なくとも[[平行世界]]全てを滅亡させてはいない)。しかし、ユキムラは劇中の舞台となったSC2世界の宇宙はおろか、全ての平行宇宙の滅亡を一旦ではあるが成し遂げてしまっている。その為、彼はユーザーからはケイサル・エフェスやペルフェクティオと同格の存在として扱われることも多い(ペルフェクティオとは「最終決戦の最後の最後まで優勢を保ち、自軍部隊を絶望の底へと追いやりながらも、土壇場で[[トレーズ・クシュリナーダ|一人の]][[ウェントス|人物]]による[[特攻]]を受けて撃破された」という点も共通している)。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== Scramble Commanderシリーズ === | === Scramble Commanderシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]] |
− | : | + | :前述の通り、[[アスカロン]]を駆り、度々[[Aフォース]]に挑んでくる。[[ラストボス|ラスボス]]でもあり、最終決戦では[[アゾエーブ]]に搭乗。ちなみにHPは歴代最高の80万である。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
73行目: | 67行目: | ||
:学生時代の頃からの旧知の仲。 | :学生時代の頃からの旧知の仲。 | ||
;[[バーン・バニングス]] | ;[[バーン・バニングス]] | ||
− | : | + | :ドレイクやショットの戦死後に彼を拾い、彼をセレスチアル・リアクターに接続して強化し、手駒として利用した。 |
;[[ムゲ・ゾルバドス]] | ;[[ムゲ・ゾルバドス]] | ||
:小百合に憑依した彼に[[アスカロン]]を提供し、協力し合うも、実際はユキムラの方が彼を捨て駒扱いにしていた。 | :小百合に憑依した彼に[[アスカロン]]を提供し、協力し合うも、実際はユキムラの方が彼を捨て駒扱いにしていた。 | ||
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:ユキムラによって放たれた破滅の波導の第一射を食い止める綾人を援護すべく、歌エネルギーによって完全解放されたムートロンエネルギーの力で綾人と共に破滅の覇導から[[Aフォース]]を救ったが、その代償はあまりにも大きいものだった…。 | :ユキムラによって放たれた破滅の波導の第一射を食い止める綾人を援護すべく、歌エネルギーによって完全解放されたムートロンエネルギーの力で綾人と共に破滅の覇導から[[Aフォース]]を救ったが、その代償はあまりにも大きいものだった…。 | ||
;[[シーラ・ラパーナ]]、[[リン・ミンメイ]]、[[サラ・ノーム]]、[[ラクス・クライン]] | ;[[シーラ・ラパーナ]]、[[リン・ミンメイ]]、[[サラ・ノーム]]、[[ラクス・クライン]] | ||
− | :彼女達の力もあって破滅の波導の第一射から[[Aフォース]] | + | :彼女達の力もあって破滅の波導の第一射から[[Aフォース]]は守られた。しかし、その代償として彼女達と世界は… |
;[[紫東遙]] | ;[[紫東遙]] | ||
:綾人を救う為にバレンティナと共に[[特攻]]してきた彼女をゴミのように爆殺した。 | :綾人を救う為にバレンティナと共に[[特攻]]してきた彼女をゴミのように爆殺した。 | ||
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;「…ふざけた事を言わないでいただきたいものですな、教授。いくら人知を超えたオーパーツであれ、それが人の人生を直接狂わせることなどありえません…。すべては人の…人が選んだ行動の結果なのですよ…!あなたは自分で自分の人生を決めたのです。この研究に一生を捧げるという人生をね…そして、当然あなたも覚えておいでのはず。この私という人物を生み出したのも…他ならぬ、あなたなのだという事を…!」 | ;「…ふざけた事を言わないでいただきたいものですな、教授。いくら人知を超えたオーパーツであれ、それが人の人生を直接狂わせることなどありえません…。すべては人の…人が選んだ行動の結果なのですよ…!あなたは自分で自分の人生を決めたのです。この研究に一生を捧げるという人生をね…そして、当然あなたも覚えておいでのはず。この私という人物を生み出したのも…他ならぬ、あなたなのだという事を…!」 | ||
:オリジン・ユニットを通してのセイジュウロウとの会話。この言葉の真相は後々判明していくこととなる。 | :オリジン・ユニットを通してのセイジュウロウとの会話。この言葉の真相は後々判明していくこととなる。 | ||
− | ; | + | ;(ふ…覇道か…くだらんな)<br/>(破滅へ向けて突き進むこの世を支配したところで、意味など無い事がわからんとはね…) |
:ドレイク軍との通信を打ち切った直後。 | :ドレイク軍との通信を打ち切った直後。 | ||
;「ふふ…ええ、それが私の生きる道です。モノとヒトを壊し尽くすのがね…」 | ;「ふふ…ええ、それが私の生きる道です。モノとヒトを壊し尽くすのがね…」 | ||
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;「今なら私にもわかる…。マヤン島の伝承に残るという滅びの歌とは何だったのかを…。それはこの兵器の事ではない。この兵器を作り出した人類の憎しみや恐れ…恐怖そのものだ!それこそが滅びの歌なのだよ! 遥かな太古から、人類という種は滅びの歌を歌い続けてきたのだ。見たまえ!この私を! 見たまえ!このマシンを!! この私こそ…そしてこのマシン、アゾエーブこそが! 今なお残る、その歌の残響なのだ! 残るは貴様達…! 貴様達さえ片付けばこの宇宙の滅却は終わる!」 | ;「今なら私にもわかる…。マヤン島の伝承に残るという滅びの歌とは何だったのかを…。それはこの兵器の事ではない。この兵器を作り出した人類の憎しみや恐れ…恐怖そのものだ!それこそが滅びの歌なのだよ! 遥かな太古から、人類という種は滅びの歌を歌い続けてきたのだ。見たまえ!この私を! 見たまえ!このマシンを!! この私こそ…そしてこのマシン、アゾエーブこそが! 今なお残る、その歌の残響なのだ! 残るは貴様達…! 貴様達さえ片付けばこの宇宙の滅却は終わる!」 | ||
:最終決戦にて。そこにいたのは確かに人間だった。そして、そこに在ったのは全ての破壊のみを存在理由とする本物の悪魔だった……。 | :最終決戦にて。そこにいたのは確かに人間だった。そして、そこに在ったのは全ての破壊のみを存在理由とする本物の悪魔だった……。 | ||
− | ; | + | ;「貴様…こそ…!消えろぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 |
− | + | :[[ケイジ・タチバナ|ケイジ]]と相討ちになる寸前の最期の台詞。最期の瞬間まで、その狂気の力で全てを圧倒したユキムラだったが、彼も「死」の運命にだけは逆らう事が出来なかった。 | |
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− | :[[ケイジ・タチバナ|ケイジ]] | ||
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== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
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;[[アゾエーブ]] | ;[[アゾエーブ]] | ||
:ユキムラが最後に搭乗するネメシスシリーズの完成機。最後にして、最凶・最悪のドラゴンスレイヤー。[[オリジン・ユニット]]を搭載し、全てを破壊する可能性を秘めた悪魔の機体。 | :ユキムラが最後に搭乗するネメシスシリーズの完成機。最後にして、最凶・最悪のドラゴンスレイヤー。[[オリジン・ユニット]]を搭載し、全てを破壊する可能性を秘めた悪魔の機体。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == |